バイク修理
FZ1フェザーの試乗記
昨日は日中の天気も良く、試乗を行うには絶好の日和でした。
前後サスペンション、タイア、ブレーキパッド、エンジンオイル、スプロケットを整備した車両は別格の乗り味でした。
一番驚いたのはサスペンションの懐の深さです。セットを取り切れていない状態にも関わらず、狙ったスプリングレート、減衰のボリュームがかなり良い所にあり、オーリンズのFGKカートリッジキットは良い摩擦抵抗を生み出し(低摩擦という意味ではない)、大径化されたピストンは十分な容量がありNIXと呼ばれる構造でも十分な減衰を上品に生み出します。
リアにはトップアウトスプリングの採用は見送りましたが、ばね定数をオーリンズの出荷状態120Nmから110Nmへと交換した上で、イニシャルも少し抜きました。
今後に動画であげる予定ですが、サイドスタンドをかけた状態からお越しあげると、自重でサスが沈み込みます。これにより、フワッとした柔ながらしっかり踏ん張る車体に仕上げられます。
税抜きで79万円掛かりました。格別な質感を持ち、かつ高級車と呼んでも差し支え無仕上に、私自身も非常に大きな満足を覚えました。
試乗頂いたお客様も大幅に変化した乗り味に喜んで頂けました。
ZRX1200S、進む
ZRX1200Sの作業が少しづつ進んでいます。
フロントフォークも外しました。スウィングアームピボットシャフトとベアリングはグリスアップを行ってあります。ステムベアリングのグリスアップも進め、滑らかにハンドルが切れるようにします。
フロントフォークとリアショックは何もせずに、消耗品のみ交換し純正を活かすようにするか、純正の部品を使いつつ大幅に改造するかで堂々巡りをしています。純正そのままではつまらないので、少しでも楽しくなるような改造を考えています。どうなるかは年明け早々に決めるつもりです。
タイアは昔から好きなパイロットパワー2CTです。チェーンとスプロケの交換は予算の都合により、数か月先を予定します。
問題はブレーキキャリパーです。パッドはプロジェクトミューを選ぶつもりで、マスターは純正流用です。しかしキャリパーは4ポットが欲しいので、見合った品を探してみます。
プラグは交換しましたが、少し乗ったらヘッドカバーガスケットなど、細かい部分の整備も必要かと思います。しなければならない事は多いですが、新人研修には最適な一台です。新入社員の小野寺君には良い教材となりそうです。
秋のキャンペーン企画第二段
8月のキャンペーン、「前後サスのオーバーホールにセッティングを無料サービス」がとても好評でした。
そっくりそのまま継続すれば、8月に依頼頂いたお客様に申し訳ないため、違う形で提案して行こうと考えました。
9月は前後サスのオーバーホールに、セッティングを追加料金1万円で行います。通常はオーバーホールに別途2万円ほど頂いておりますので、大幅にお得です。セッティングを行うかは、お客様に判断頂けますので選択ください。
セッティング依頼を下さったお客様にはそれに加え、簡単なメンテナンスパッケージを付帯します。これを思いついたのは、先月入庫頂きブレーキレバーが渋い車両があり、せっかくの仕上がりが、ブレーキレバーの動き一つで台無しになっていたからです。このメンテナンスパッケージはブレーキ、クラッチレバーを外しグリスアップ、シフトペダルとブレーキペダル、スタンド関連はワコーズのメンテナンスルーブを注油します。
その他、納車時に簡単な掃除は行っていましたが、今月はワコーズのバリアスコートで拭き掃除を行います。以下要件をまとめます。
前後サスのオーバーホール依頼を頂いた方限定で、セッティング費用2万円を1万円に割引。それに簡単メンテナンスパッケージを付帯し、バリアスコートにて仕上げ、納車となります。
9月限定なので、興味ある方は問い合わせください。