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メンテナンス

フルオーバーホール、その定義は様々

 当社はどちらかといえば、高価格帯といえる立ち位置です。

 その理由は通常のO/Hでも写真の様にほぼ完全に分解するためです。「ほぼ」と付けたのは不要なシリンダーヘッドの分解等は省いてるからです。ここはオイル、ガス漏れが普通は起こりませんので、あえて手を出して余計な費用を発生させないようにしています。

 どこまで手を出すのか、省くのかは各会社の姿勢ですから善悪ではなく客様の層や、それぞれの会社の姿勢によると思います。 

 写真は当社が扱うイタリアのFGです。車種はRG500ガンマ。ロッドの傷みが強く再メッキを施しました。減衰調整のダイアル部分も分解洗浄を行いグリスアップで操作感を気持ちよくしてあります。
減衰を発生するピストンに載るリーフバルブ(板バネ)は一枚一枚丁寧に磨きます。超音波洗浄機だけでは取り切れない汚れを綺麗にします。

 質の高い作業、質の高いオイルはダンパーの動きを明らかに良くします。もし少しでも上の何かを求めている方は、一度O/Hをしてみてはいかがでしょうか。
 今回のFGは税込みで概ね5万円でした。

 

 

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NSR250SE/SPの純正リアショック

 近所にお住まいの方から依頼があり、NSR250SE/SPの純正リアショックをO/Hを行いました。

 10年ほど前に他のお店を通して、当社でO/Hを行っており今回が2度めの作業となります。

 10年前はまだ技術も未熟な部分を散見できますが、概ね良い仕上がりに過去の自分の作業に納得できました。現在では特殊工具を制作し短時間で綺麗に、精度も高く仕上げることができます。

 NSRのリアショックにおいて特徴的な点は、リザーブタンクの内部にあります。ブラダと呼ばれる部品が一般的な使い方とは逆さまです。そのため、分解組付けがやや面倒です。コンプレッションアジャスターも気をつけて分解を行わなければ、ネジ山を傷めます。その辺りは1,000本単位の経験がありますので、綺麗に外せました。

 エア抜きもアダプタを制作して、機械で行います。交換可能な消耗品は極力替えてあります。

 改造を希望する方がいれば、スプリングレートの変更、ダンパーピストン、減衰設定の変更も可能です。純正の見た目のままで自分仕様に仕立てたい方は、そのままO/Hしたい方問わず、相談して下さい。

 消耗品、作業工賃、消費税を含め、概ね3~6万円の間で収まります。

 

 

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マルゾッキのO/H

 リザーブタンクのない古いマルゾッキをO/Hしました。

 オイルシールの部分が特徴的な取り付け手法になっており、この形状のマルゾッキはO/Hができないお店も多いと思います。これを解消する手法は既に開発済でしたから、難なく作業を行えました。
お客様にはいつも提案するのですが、ロッドを保持するロッドガイドという部品は、俗に言う当時物(現代のコピー品でも)の場合ガイドブッシュというドライベアリングが使われていません。そのため、硬質クロームメッキとアルミが直接に摩擦する状況にあり、長持ちしません。これを解消するために、旋盤加工でドライベアリングが使えるようにします。
 動きがなめらかになり乗り心地も良質になると同時に、ロッドへの攻撃性が著しく低減するため耐久性、詰まりO/Hサイクルも長期化します。

 しっかり作り直すと予想以上に良い動きをするダンパーなので、O/Hを希望する方はなるべく手を掛ける事を奨めます。
 今回のO/H金額は塗装等を除き、機能面をしっかり回復するために12万円程度でした。

 

 

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クアンタムのリアショック、ブッシュ製作も

 この数年で依頼が急増しているクアンタムの話題です。

 今回はO/Hと併せ、上下のブッシュも製作する運びとなりました。
 クアンタムの上下取り付け部分は、ゴム、プラスティック、ベアリングなど様々ですが、主にゴムの場合はひび割れを起こして本来の性能を損ないます。これは他社でも同様ですが、ゴムブッシュを採用しているダンパーは気をつけて下さい。

 そういう訳で、穴の内径とステインレスカラーの外径を測定し、制作するプラスティックカラーを圧入したあとの寸法を想定して作ります。
 圧入するとその歪でブッシュの内径も小さく変化します。この変化の割合は自分で造ったことの有る方なら実感していると思いますが、私も最近は上手になり寸法の調整が思う様に進められます。やはり加工は現物の寸法をしっかり確認しながら調整しなければなりません。怠けて手を省くと結局使えない品物となり、二度手間で余計に時間がかかります。

 プラスティックカラーは滑りの良さと耐衝撃性も悪くないので、ゴムと比較して若干鋭敏な印象になりますが、バネと減衰の調整を綿密に行えば、私見ではゴムブッシュよりもバイクを楽しむことが出来ます。

 一台分だと部品点数が8個となります。価格は概ね2万円ほどです。O/Hだけでなくこの部分のゴムブッシュ交換に頭を悩ませている方は相談して下さい。

 

 

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CBX400FやCBR400Fのリアショック

 この2ヶ月ほどはSHOWAのエア加圧型リアショックが多数入荷しています。

 何度も当ブログでは取り上げていますが、ショックが伸び切った際に衝撃を和らげるリバウンドストッパーが砕けてしまい、それがオイルの通路に詰まり過剰な減衰を発生し、動かなくなります。

 そこで完全に分解して粉々になったプラスティックのような部品を掃除して組み直します。部品点数は多くないので、分解さえ終われば手間ではないのですが、その分解が手間なのでなかなか一般のサスペンション屋さんでは手を出さない様です。内部にはカシメもあり、一度分解すると戻すことも儘なりません。
 カシメ型をかなりの本数手掛ける当社では、そこを解消できたのが大きな差になっています。

 価格は送料税込で6~8万円が相場となります。低価格では有りませんが、純正を再使用したい方には朗報だと思います。

 

 

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クアンタムを作業中

 クアンタムなど、少数派の依頼が増えています。

 当社は他でO/Hできない、し難い製品を好んで作業し、まるでランチェスター戦略のようにマイナーな品物に対し経験を増やしてきました。

 クアンタムはその筆頭です。数年前は作業するのが面倒に感じていましたが、特殊工具を増やし作業を楽にして効率を上げ、依頼に対して積極的になれる環境を構築しました。
経験が増せば、そのダンパーのもつ問題点も把握しやすくなり、シリンダーやロッドの制作にも着手し、困っている多くのお客様の助けになれたと感じています。

 クアンタムはモノショック、ツインショック、四輪用など多様な品がありますが、大抵はO/Hが可能です。作業工賃は4万円からと一概に価格を明示しずらいので、問い合わせ頂ければ過去履歴から細かい見積もりを提示いたしますので、問い合わせ下さい。

 

 

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スクリュー型のコンプレッサを導入

 4年前に旋盤を導入した際、世話になったホトヤマ機械さん https://www.instagram.com/hotoyamakikai/?hl=ja

 こちらに連絡してコンプレッサを仕入れました。アネスト岩田のスクリューコンプレッサです。これまでの日立ベビコンはピストン型なので、なかなかけたたましい騒音を奏でてくれました。スクリューコンプレッサは静音に優れているそうで、騒音らしい騒音はほとんど聞こえません。最高圧力がそれほど高まらないようなのですが、エアガンで汚れを吹き飛ばすのが主な使用方法の当社に取っては、特段困ることも有りません。

 オイルフリーなので整備も楽でとても助かります。ベビコンは中古で8万円ほどでした。今回も中古ですが、13万円以上なので私に取っては少し奮発した形です。

 新品で買わないのか?との疑問はもっともですが稲盛和夫さん著「実学」にも有るように、使える機械なら中古で十分という教えを忠実に守っております。

 

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MC18,NSR250のFGリアショックO/H

 当社で企画し制作したNSR250のFGですが、回り回ってO/Hに入ってきました。

 それほど沢山の数量を作ってはおりませんので、造ったときの状況や情景が思い浮かびます。

 この個体はFGとしては珍しくアルミシリンダーを用いました。車高調整機能はダンパー本体には有りませんが、車高調整リンクロッドを自作してそれと組み合わせる形で調整を可能にしてあります。
依頼があれば写真のようなNSR用リアショックは製作いたします。価格は仕様により変わりますが16~25万円程度となります。興味の有る方は問い合わせ下さい。

 

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GSX-R1000/K1のリアショックFG

 昔からの友人が小さな代理店を行っており、当社にO/H依頼を送ってくれます。

 今回の依頼はK1のFGです。

 FSM11と呼ばれるφ46シリンダーの油圧アジャスターを備えたモノショックで、ツインチューブが主流の現在では普通のリアショックですが、20年ほど前は最高峰の仕組みでした。FGはオイルシールとロッドが頑丈なのでオイル漏れが(イタリアの工場で組み間違えない限りは)少ない事が特徴に挙げられます。
 それだけでなく、オイル漏れが起こりづらいオイルシールはただ硬いだけでなく、ロッドのストロークも滑らかな動きを実現するなんとも不思議な感覚です。現在はその謎を解き明かしたのですが、その助けとなってくれたのはメーカー勤務の友人でした。

 話はそれましたが、FGの基本特性の良さは現在でもしっかり受け継がれています。今回はロッドの状態も良く研磨だけで再使用が可能となります。エア抜きの穴が開いておらず、旋盤で加工してバキュームポンプで簡単に作業が行えるようにしてあります。ダンパーの仕組み、精度、部品の質は前提条件として大切ですが、最終的にそれらを設計値の通りに動かすためにエア抜きが重要課題となります。
 そのためにも前述の加工を行った次第です。

 FGに限らずご自分のリアショックを精度高くO/Hを行いたい方は、ぜひ連絡下さい。

 今回のO/H料金は送料税込で5万円弱でした。

 

 

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シャークなる謎のリアショックをO/H

 SHARK FACTORYのKHL1なる謎のリアショックをO/Hいたしました。

 タイか台湾のメーカーと聞き及んでおります。

 構造は一般的ですが、これまで観てきた大陸アジアメーカーの品としてはかなり良質です。数年前から日本メーカーの立場も危ういとは感じていましたが、すぐ後ろまで迫っているのは間違いなさそうです。

 使われている部品や仕組みは特殊なこともなく、O/Hは無事に終わりました。片側だけの作業依頼でしたが、料金は税込みで概ね3.5万円です。

 

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