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メンテナンス

インナーチューブの曲がり修正と再メッキ

 スズキ・インパルス400のフロントフォークのインナーチューブに曲がり修正と再メッキを行いました。

 正立フォークは倒立と比較してインナーの肉厚があるので、曲がり修正に対する耐性が高いのですが、それでも曲がりが大きいと歪みが発生し表面にシワが寄ります。

 軽微なれば研磨修正でごまかせる場合もあります。ただ今回は曲がりが大きかったため、修正後に再メッキも行い表面を整えました。

 2本で送料、税抜き53,600円です。

 

 

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リアショックのリンク部品を整備しよう。

 車両で預かったRM-Z450ですが、中古で購入した車両ということでした。

 リアショックを改造する際にリンク関連の部品を外したところで、盛大に錆びているベアリングとスリーブを確認しました。

 私自身も20年ほど前にモトクロッサーで練習をしていた経験があります。少しの経験ですが、そこからわかるのは走行後、高圧洗浄機などで泥を落とす方が多いために、ベアリング部分に水が侵入しやすく錆びやすい。

 ベアリングの数と荷重分散の観点から、ショックユニットの上下部分が得に傷みやすいように思います。

 とりあえず言えるのは、かなり短い期間で定期的にグリスアップなどの整備を怠らないように気をつければ、長持ちしますし問題が発生しても早期発見可能です。

 

 

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オーリンズ、オーバーホール価格改定

 4月からオーリンズのO/H価格を正式に改定いたします。

 今年に入ってから試験的に価格を変更させていただいておりました。それを正式採用いたします。

 これまでO/H料金は基本的な消耗品を含んだ価格でした。

 今後のO/H料金は消耗品を除く価格となり、部品代は別途請求いたします。これまでよりも概ね10〜20%の価格上昇となりますが、社内体制の見直しにより納期の安定化、高品質化などを進めて、価格に見合ったサービスを提供してまいります。

 価格改定の要因ですが、オーリンズ部品代の値上げが今年に入りありました。それに加え企業として利益の安定化をはかり、今後も継続してお客様にサービスを提供できるようにと考えております。

 今後も対応や品質の向上を目指し進んで行きますので、ご愛顧願いますよう願い申し上げます。

 

TZR250/1KTのリアショック改造

 依頼を頂いた1KTのリアショックが作業を終えました。

 依頼時の不手際でお店とお客様に迷惑を掛けましたが、心の広い方で理解を示していただけたので無事に納品を終えました。

 実は1KTの減衰発生機構はシムがないド・カルボン型です。現在主流の形状ではありますが、現行型においては最も原始的とも言えます。

 これを改良して欲しいとの希望でしたが、減衰設定を位置から作るのであれば社外品を購入するほうが安価で早い。そこで減衰設定は純正をそのままにサスペンションにおいて一番重要なバネの値を見直し、基本的な動きを現代のタイアに合わせて見直す。

 ダンパー(減衰)に関しては各部の改質により滑らかに作動するようにして、路面追従性をスプリングと共に向上させる方向で注力しました。
その手法はピストンリングとガイドブッシュを現代的な物に替える。オイルとガスを分離するフリーピストンを背が高くOリングとピストンリングを備えた物に替え、それによる倒れがなくなり安定した動作が可能になる。

 ガスも微調整可能にできるよう、バルブを新造する。とうにより手で押したときにもダンパーロッドが真っ直ぐに動く感覚を得られます。もちろん乗っても良いだろうと直感しました。

 スプリングはそのままでは社外品は取り付けられないので、樹脂でカラーを造りました。当然長さはイニシャル量を計算して純正とはあえて違う値にしてあります。これも路面追従性を向上させる目的(と同時に乗り心地と操舵性)の一環です。

 価格は令和4年3月現在で概ね10万円でした。

 

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チタンコートやアルマイト

 VFR800のフロントフォーク改造。リアショックO/Hの依頼が有りました。

 フロントはわざわざ新品を購入して、全ての部品を新品状態から改質します。
 まずアウターチューブのアルマイトを一番に希望されていました。そこでオーリンズの様な金色に改めました。もちろん質の高いアルマイトは動きが担保されます。メーカー純正アルマイトは十分上質ですが、それに劣らない十分な高品質業者さんに依頼しました。

 インナーチューブはチタンコートです。いつもの黒や金でなく青系のグラデーションなので、見栄えがなかなか良い感じに仕上がりました。
 価格はO/H、税金を含め25万円程です。

 GSX-1400も依頼があり、インナー、アウターともに黒系で仕上げてあります。
 インナーはやはりチタンコート(イオンプレーティング)でアウターはカシマコートの黒です。
 こちらの価格もO/Hを含め26万円ほどです。

 CRM250ARのインナーもコーティング依頼があり、やはりこちらも黒で仕上げました。
 価格はインナー単体の依頼で、ブラケットの分解組付けを含め15万円でした。

 価格は令和4年3月現在なので、依頼の際はお問い合わせください。 

 

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Z1やZ2の純正ショックをKONIのように改造する。

 Z1やZ2、又はカワサキのWシリーズの依頼が多いので、なんとかO/Hの回数制限をなくせないかと思案して、その打開策を見つけました。

 わかりやすく言えば、KYB純正をKONIのように改造します。基本構造はKYB純正もKONIも同じツインチューブ(複筒)式です。違いは組み立て方がKONIはネジによる締結。KYB純正はカシメです。カシメは金属を折り曲げる塑性変形を利用しているため、再利用ができません。

 そのためO/Hは2~3回のまでの回数制限がありました。それを打開するための手段を模索していましたが今回、それが可能になりました。外観はKONIに似ています。まだ試作段階なのでもう少し部品の寸法を見直す必要はありますが、写真の品でも十分実用に耐える水準です。

 再利用可能なO/Hとロッド再メッキにガイドブッシュ加工など、贅を尽くした内容のため価格は高額になります。
 令和4年3月現在の予価は、ロッドの再メッキを含め税抜で19万円です。

 スプリングやシリンダーなどの再メッキを行う場合は総額で税抜31.6万円ほどとなりそうです。

 Z1やZ2の純正ショックを使い続けたい方には朗報となるはずです。

 

 

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依頼をお断りするメーカーの種類

 やや否定的にならざるを得ない題名ですが、ここに当社でお断りさせてもらうメーカーの代表を記しておきますので、参考にされてください。

 受け付けていないメーカー一覧

 ナイトロン ナイトロンジャパン様でO/H可能です。

 ハイパープロ アクティブ様でO/H可能。

 マトリス 松本エンジニアリング様でO/H可能

 YSS 主にPMC様などでO/H可能。他にもあるようです。

 WP KTM純正などの一部は当社で対応しております。社外品の場合は基本的にはMCインターナショナル様でO/H可能です。

 ビチューボ サインハウス様で部品販売を行っている機種のみO/Hの受付しております。基本的にはサインハウス様へ問い合わせ願います。

 ここでは取り上げていないメーカーもありますので、不明な点はメールやLINE@等で質問いただければ回答いたします。

 

現在の受注状況

 おはようございます。

 令和4年3月20日現在の状況ですが、私、新保の担当している車体や四輪、旧車の受注はすでに埋まっており、依頼いただいた場合は4月の作業になります。

 それ以外の一般的なリアショックやフロントフォークは、まだ若干の余裕がありますので通常納期で進められます。

 細かい質問等は @llv7594i のLINE@から連絡いただければ、一番迅速に回答できますので、ぜひ活用ください。

 sacredgroundfacendo@gmail.com のメールからも問い合わせいただけます。

KONIのリアショック、内部が酷いことに

 KONIのリアショックに限った話では有りませんが、古いだけ有り高い確率でみかける事例を紹介します。

 内部のオイルが完全に乾き、多くの部品に錆が発生しそれらが固着しております。オイル、プラスティックの破片が変形しこびり付きそれらを取り除くのが一日がかりになる場合も珍しく有りません。

 あまりにひどい場合は、新しいショックを用意して、内部を移植する事も可能ですが現在販売されているiKONとKONIでは仕組みに若干の違いがあるため、極力古いものを再利用したいと考えます。最悪の場合はそれら傷んだ部品を作り直して再生もできますが、価格が高くなるので極力再利用を心がけます。

 KONIの純正部品が入手できるようになり、上下の焼付ゴムブッシュが手配できるのはとても助かります。

 当社でO/Hする場合はロッドガイドと呼ばれる部品にスライドメタルを使いすることで、耐久性と作動性を同時に向上させています。

 

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旧車のリアショック

 Z400FXの純正ショックですが、昨年から依頼数が増えました。

 当該車両のリアショックは私の知る限り2種類あり、減衰調整機構の有無で判断できます。

 今回の依頼は調整なしでした。何れにせよSHOWAのカシメ型ツインショックです。手慣れた作業なのでどんどん分解を進めました。ロッドは再メッキ。スプリングアジャスターなどは装飾メッキ。
ボディーやスプリングは塗装により綺麗に仕上げます。

 O/Hのみならずレストアの様に全ての部品を塗装、メッキなど施すと最低で20万円から。高い場合は30万円に届く場合もありますが、Z400FXは令和4年3月現在で500万円~700万円の値がついており、数十万円のレストアをリアショックに行うのも納得です。

 純正のカシメを残したままO/Hしたい方は一度相談ください。

 

 

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