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メンテナンス

ブレーキディスクが格好良い。

 先日、BMWのE46の整備をしていましたら、ブレーキディスクが非常に格好良いことに気付きました。

 リアは錆止めに白っぽい塗装がされており、いかにも四輪用だな思わせる見た目でしたが、写真のフロントはバイクのステンレスローターの様で、気に入りました。使っているうちにすぐに錆びるとは思いますが、一時はその外観に浸ることにします。

 この車両は18万Km走った中古を買いましたが、なかなかしっかりと整備されている車両で、前後のスタビも取り付け位置を変更できる社外品に変わっていました。この様に持ち主に大切にされていた車両は、私も大事にしたいと思います。

 

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フロントフォークが忙しい。

 あるバイク屋の社長さんは「バイク屋潰しには刃物はいらない、雨が降れば良い」と話していました。

 前述の言葉を適正化するなら「天候」と言うべきでしょう。暑い寒いはバイク業界の景気には非常に大きく影響します。

 昨年の夏から秋にかけ暑かった夏から、急に台風で10月の週末は全て雨となり、この時は殆どのバイク屋さんが大変だったようです。

 しかし、悪い事もあれば良い事もある。暖冬のおかげで今年に入りすでに春の様な陽気は、バイク業界にとっては追い風で、当社も忙しい状況です。その中で近年、営業活動を進めていたフロントフォークの依頼が徐々に増えています。

 純正改造のプレミアムライン・プラスと言うメニュー化されていない(美味しんぼ的に言えば)究極の改造(または至高の改造)。スタンダードラインの基本部品交換を前提としてO/Hなど様々な内容です。

 昨日はドカティのモンスター821用KYB、茨城県守谷市のK2プロジェクト様からはオーリンズの正立フォークを数セット、ローダウン用で車体預かりのショート加工用フロントフォークなど、様々なメーカーと仕様を作業しています。
 モトラッド店様からはBMWのS1000RRの電子制御フロントフォークの作業も依頼がありました。このフロントはかなり特別な形状の特殊工具が必要で、自作しましたが上手に仕上がりました。

 フロントフォークは作業、仕様変更で全分解した場合は非常に手間がかかります。しかし大幅に性能が向上するのが面白く、お客様に色々と提案しています。リアに限らずフロントフォークの改善を考えられている方は、相談いただければ良い改善策が見つかると思いますので、連絡頂ければ幸いです。

 

 

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Maserati 222SR試乗

 お久しぶりです。

 このところYouTubeばかりで、ブログが疎かになりつつありますが、なるべく書き連ねたいと思います。

 先週の木曜日に Maseratiの試乗を行いました。お客様の言葉通り、前後のダンパーともにかなり動きが渋く感じます。前後ショックの連動がなく、それぞれ個別に好き勝手しており、まとまりがありません。

 カチカチの硬さではなく、場面によってその硬さが現れるのはバネよりも減衰がきついのではないかと思います。近所の試乗路と定めている通りを走行し、最終確認を行おうと考えておりますが、ほぼ間違いないはずです。
 これにより変更プランが定まりお客様へ提案できます。

 しっとりとした穏やかでありながら、運動性能を落とさない大人の足に仕上げたいと思います。

 

 

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BMWが進んでおります。

 金岡がBMWを精力的に進めてくれています。

 昨日はリア周りを進め、オーバーホールを終えたキャリパとエンドレスのパッド、新品ブレーキローターが取り付けられました。ダンパーも完成しており、来週にはリア周りが完成するとの報告です。

 ブッシュやハブベアリングは一度動き出してから、再度必要に応じてメンテするつもりです(部品は購入済み)。一度動かさなければ精神的な持続力が持たないので、とにかく車検を通すことを優先します。

 来週以降は、ディーラー整備士となり車検整備やリコール対応に大車輪の活躍をしているらしい、昔のアルバイト矢作君が手伝ってくれるので、フロント周りは急ピッチで仕上がりそう(な予感)です。

 今から走り出すのが楽しみです。

 

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ベアリングのレースも削れました。

 近所のバイク屋さんから、ベアリングのレースが削れるかと質問を投げかけられました。

 当社の自社製ロッドは焼入れよりも硬いハードクロームの表層を削り、硬い焼入れ層を削り製作しています。そのため焼入れで硬化させ耐摩耗性を向上させているベアリングレースは削れるであろうと読みましたが、まさしくその通りでした。

 旋盤を回し削り取る際のキリコ、熱の入り方、仕上がり具合は焼入れ部品そのものでした。ただし、焼入れにより硬化した部品を削り取るにはチップは超硬でなければなりません。完成バイトでは全く歯が立ちません。

 回転数、切り込み量、送り速度は経験がありすんなりと作業を終えることができました。

 

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暖冬はいいですね

 バイク業界にとって、暖冬ほど有難いことはございません。

 この仕事を始めてから十五年が経とうとしていますが、明らかな暖冬を一度経験しています。7〜8年前だったと記憶していますが、とても暖かく大寒を過ぎても晩秋か早春かと思うような気温でした。

 その時は仕事量が多かったのを記憶しています。今年も年が明け大寒を過ぎても暖かいのが酷似しています。そのおかげか年明けから仕事を多く依頼いただいています。

 車両ごとの入荷、ローダウンの依頼、フロントフォークも数多く入荷しています。なんと有難いことでしょう。

 

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AdobeのPremiere Pro 2020を試す

 先週の話ですが、イラストレーターを使う関係でAdobeのフルセットを入手しました。ついでにフォトショップや動画編集ソフトのPremierePro2020など多様な機能が使えます。

 ソフトだドライバだなんだかよくわかりませんが、しかしながら他人に任せられる領域ではないため自身で少しづつ触って覚えています。これまで使っていたiMovieは初心者向けなのか、とても簡単に色々と編集が可能で楽でした。
 正直プレミアムプロは細かく触れる分だけ、覚える事も多く面倒だと感じています。逆に微調整はこちらの方が簡単そうです。使用方法の違いによりそれぞれに向き不向きがある様に思います。

 現代の良いところは、編集しながらわからない部分をYoutube等で検索し、説明動画を観ながら即座にその場の作業に活かせる事です。文明の恩恵に浸りつつも思うのは、文明のせいで困っているわけで恩恵なのか迷惑を被っているのだか?訳がわかりません。
 ただ時代に即した行為を選択すれば、その渦中に飛び込まざるを得ないわけで、文明社会に遅れを取らない様にするせいで遅れるというパラドックスに巻き込まれております。

 昨年からの電子化を推進する中でPCの利便性が格段に向上している事を強く実感し、十年前では考えられない様な事が起きていると思いました。

 

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Maserati 222

 柏にお住まいの方からMaseratiの222という車両の前後ショックがどうにかならないかと、相談がありました。

 初めて耳にする車種でしたが、調べてみたらショックアブソーバーはオーバーホールできそうな形状でしたので、喜び勇んで依頼を受ける事ができました。Ferrariの456GTでお馴染み、(株)ハシモトの吉川さんに確認したところ「ラグジュアリーカーだからそんなに硬くないはずですよ」との情報を教えてもらいましたが、お客様はかなりガチガチでとても乗っていられないと感じているそうです。

 何か問題が発生しているのか、仕様変更が施されているのか?試乗を行い細部を確認してみます。

 

 余談ですが、Maseratiはイタリア語の発音で「マゼラーティ」となります。マセラティと発音するのが気恥ずかしい私です。日本でも英語教育以上にイタリア語が浸透すれば良いなー、と夢を見ている私です。

 

 

自社製ロッド製作、問題解決

 本日の朝は、久しぶりに完全自作で自社製ロッドを作りました。SGSA14です。

 作り始めた頃は一本作るのにかなりの時間を要しましたが、今はバイト、チップ、作業工程、段取りなどが向上して時間短縮が叶いました。一番気を使うのはピストンが嵌る部分の寸法で、±2/100mmです。

 ねじ切りはそれほど難しくはありませんが、何せ汎用機では時間がかかります。これも工程を見直し半分以下の時間で作れる様になりました。

 

 SAHCSのリアショックはDucatiの初期型Monster900用です。他社で一度O/Hしたそうですが、伸び減衰の調整が固着したため、その修理に入ってきました。これも問題点を確認して、修正を終えました。
 四輪では有名で一級品と呼ばれる製造会社のザックスですが、二輪ではかなりマイナーです。ただここ数年はわからない範囲でザックスの技術が浸透している場合もある様で、特に電子制御の分野では名前は別の会社でも、実はザックスといった事例はある様です。

 

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完成へ一歩近づく、ニンマリ

 E46のリアダンパーをエア抜きしました。

 各部を研磨により滑らかな作動を狙いましたが、ダンパーにオイルを入れてエア抜きを行いましたところ、なんとも言えぬ良い動きをしています。

 本来はリザーブタンクのないモデルで、減衰調整ダイアルで変更すると伸びと圧の減衰は両方変化します。これを嫌いリザーブタンクをつけその辺りに幅を持たせたつもりですが、もう少し変更を行うべきだったような気もしています。ですが乗ってみなければ分からない部分も大いにあるため、今後の仕様変更のお題として取っておくことにします。

 リザーブタンクをつける、エア抜きを完璧に行えるようにする。これは一体何のためかと申しますれば、一義に性能を安定させるためですが、副産物としてガス圧を下げられるというのもあります。エアがしっかり抜けていればキャビテーション(エアレーション)が起こりづらいので、低いガス圧でも成立します。それは路面からの入力をしなやかに受け止める(受け流す)事ができます。

 本日もラリーに参戦する当社の金岡と話をしていました。彼のシビック・タイプR用のオーリンズを改造しグラベルを走り、先日は茂原ツインサーキットにおいてアスファルトを走ったそうですが、縁石を超えて着地した際の安定感はかなり向上したそうです。

 友人たちが横乗りで同乗したそうですが、スタビリティの高さをみなさん感じ取れたようです。正しい方向性の地道な努力は、必ず実を結ぶと嬉しくなりました。

 

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