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BMW・R1200RTの電制ショックをオーバーホール

 BMWのR1200RTに用いられる電制ショックをメンテナンス致しました。

 電制と言ってもオイルシールの交換は普通のダンパーと何ら変わりないため、特段難しくは有りませんが、エンジンを停止すると一番硬い所でロックするのか、手で押すには硬すぎて雰囲気がつかめませんでした。

 内部のユニットを分解してみたいので、中古を購入して遊んでみようかと思案しています。

 

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データ採取に行ってきました。56レーシング、KISSレーシング

 KISSレーシングに所属する櫻井芽依さんの今シーズン初走行に、データ採取と手伝いを兼ね行ってきました。モーテック担当の梅山が行きデータエンジニアとして初仕事です。

 ライダーのコメントとロガーの波形も符合し、もう少しメリハリのある車体へ仕上げたいと要望があり、次回走行ではその辺りを改善する調整を行います。その変更が波形となって現れるか?それも楽しみな点です。私はロガーの線を波形と捉え、波高、波長の分析により(ライダーの)狙い通りの波形(車体、又はサスセット)を作り出せれば結果として速く走ることが出来ると考えます。

 今季は56レーシングの二人もCBR250RRでレースを走るので、JPで得られたデータも直結させられるのはとても助かります。

 今年は私を除けば、ライダーと年齢の近いスタッフが現場を担当します。ライダーとも普段の会話から打ち解けることができ、それが好循環を作り出せれば望外の喜びです。

 桜井芽依さんに宣伝用の写真を快く撮影させてもらえました。

 

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自社開発プログラムで何がしたいのか

 昨年、アルバイトで数カ月間働いてくれた長井君から引きつぎ、坂本が自社開発プログラムを継続してい居ります。

 これまでは土台となる書き込み用紙があり、それをグーグルドライブを用いてアイパッド上で書き込みプリンタで印刷してたのですが、考えている事の1割にも満たないデジタル化でした。そこで、全てをデジタル作業に置き換え、最後に保証書や請求書など必要最低限の印刷物に抑えた上に、工程管理をアプリ上で確認可能にし、出張の際でも作業の進行状況が24時間リアルタイムで可能なシステムを実現すべく、現在も阪本がプログラムを組んでいます。

 納品請求書、月極のお客様別請求書、月の売り上げ、年間売り上げに加えて在庫管理から発注までを一括管理できる可能性があります。全てを自動にするのかは別として、人間がしなければならない作業を極力減らし、生産性を高めて参ります。

 

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CB1000Rが仕上がり納車に至りました。

 今年に入り預かっていたCB1000Rですが、とうとう完成し納車に至りました。

 基本路線は昨年預かり試乗を行った際に決めておりました。具体的にはリアの車高が高すぎる点を解消し、フロントの動きをライダーに感じさせる。この二点に絞りフロントフォークとリアショックを製作して行きました。

 フロントフォークはシングルレートで硬さも悪くなさそうだったため、減衰の組み替えに焦点を絞り、インナーチューブの研磨とグリス、オイルの種類を厳選し、更には組み立て作業を綿密に行う事により滑らかな作動性を実現できました。

 リアショックはFGのFQE11(リザーブタンクが無く一番シンプルな形状)のほうが、長さや空間効率の面で楽が出来るのは百も承知なのですが、格好も追い求め最高峰のFFX11を選び、何とか隙間に収めました。

 フロントフォークやリアショックの設定よりも、お客様から期待を持って依頼された「アヴァンギャルドPKG」と銘打ったセッティングの仕上げにかなり悩みました。お客様には私の好きにさせて頂くのが同セッティングの指針だとは伝えてありましたが、CB1000Rの乗り味を新たにデザインし直したうえで、それがお客様の満足感や楽しさに直結しなければ単に私の自己満足になってしまうからです。

 基本セッティングは「プログレッシブPKG」とし、運動の三軸を私の考える理想のポイントに置き、そこから前衛的と呼べるまで崩しに入りました。ただ崩しただけでは何の価値もありませんから、崩した先にある楽しさを求め走り込みを行い、あるセットから方向性が確認できたため、そこから小変更でまとめ上げました。

 技術面よりもお客様が感じる楽しさをどのように仕上げるかが、今回感じた一番の難しさでしたが概ね満足の行く内容に仕上がり、安心しました。

 

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楽しいバイクに仕上がりました。

 モトラッド様の依頼でBMWのG310GSを、前後のスプリング交換となりました。

 リアにはオーリンズの150Nmを用いましたが、上下にスプリングカラーを製作して使っています。フロントの車種は秘密にしておきますが、純正流用により、スプリング交換。これで、驚く程楽しい車両に仕上げられました。ここまでの予算は約8万円ですが、余裕があるならばリアの減衰特性を変更し、フロントのオイル交換を行えば更に楽しさが増します。

 G310GSはとても楽しいバイクでした。

 

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ブレーキディスクの研磨

 アルバイト坂本が自身の所有する33Zのブレーキディスクを削りたいというので、旋盤で作業を行いました。

 X軸の自動送りを使いガンガン削りました。鉄粉巻きちらし、体に悪そうでした。

 

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PC業務

 若者たちがPCを軸にした業務を行う姿が新鮮で、ついつい撮影しました。

 自分のデスクがあるとプログラムや管理がはかどるというので、そのうち事務所にPC業務を行う場を用意しようかと考えています。

 

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CB1000Rのリアショック(大変でした)

 CB1000RのリアショックはFGのFFX11にしました。

 格好も良く何より新感覚の滑らかな作動性は同製品の持つ、特筆すべき点でもあります。そのため狭い空間を巧みに使い、何とか納める事が出来ました。一人乗り専用の乗り味は抜群の楽しさを演出します。

 ワンオフのため、製作には30万円程度かかりますが驚く程良い動きを見せます。CB1000Rにより高い満足度を欲する方へは最善の選択だと思います。

 

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NSR250、MC28用のフロントフォークを改造

 お客様から相談を頂き、フロントフォークのインナーチューブをコーティングすることになりました。

 コーティングの種類は何が効果的か?と話を頂きました。その中で、経験的に問題を感じる施工を避け、実績がある物を推薦し了承のうえで、コーティング作業を進めました。

 コーティングと同時に圧の減衰調整を可能にするSGCFkit4Pへの改造も進めました。話をしてゆくとより良い仕様を望まれていたために、ピストンはFGのキットに交換するとともに、スプリングも私が考える良い物を受け入れてもらえました。

 スプリングは0.675Kと硬いわけではありませんが、イニシャルの使い方次第でとても気持ちの良い動きを出せる値を選んでいます。インナーチューブと擦れる事で摩擦抵抗と共に金属の削れカスが発生するのを抑制したいがために、かなり細身のバネを選んでいます。更に仮に擦れたとしても問題を最小限にするべく、スプリング表面も研磨を行ってあります。

 NSRというよりもV型2気筒のレーサーレプリカに合う動きを求め、心血を注いでシム組を考えました。ダイアルを最強にしてもダンパーが止まらないような、美味しいポイントを軸にして精緻な変更が可能な演出を行ってあります。

 到着して早々に車両へ取り付け試乗を行ったお客様から「かなり良い変化を感じられ、ここまで良くなるとは考えていなかった」とお褒めの言葉を頂きました。別で所有されているMC21のフォークも同仕様へのモディファイを依頼下さると、即決してもらえました。

 今回はインナーチューブのコーティングに約9.3万円、SGCFへの改造約12万円、スプリング、FGのピストンキット、消耗品、組み直しを4回まで行えるSGCFモディフィケーションPKGを含め40万円以上かかりましたが、満足度はとても高い仕上がりを提供できたことで、製作者の我々も高い満足を得られました。

 

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Ducati1199パニガーレ

 1199パニガーレの前後オーリンズを、プレミアムラインのオーバーホールで依頼頂きました。

 プレミアムラインは手を入れられる個所は全て作業を行う、非常に意欲的なオーバーホールです。今回もフロントフォークはスライドメタルやガイドブッシュ、ピストンリング、トップキャップのOリングなど非常に高価なオーリンズの部品を全て交換してあります。

 プレミアムラインではリアのシムは全交換となりますが、この度は減衰特性の変更を行う事でシム交換とは違ったメニューとしています。特別だったのはTTxのインナーシリンダの交換です。パニガーレはリアショックの取り付けが奇抜な形をしているため、シリンダーの摩耗が著しく進んでおり、ピストンリングと併せシリンダーも交換しました。

 リアのスプリングは90Nmから80Nmへと交換する事で、街乗りでも動きやすくしてみました。狙い通り良い感触を得られ所有者の方にも喜んで下さり、嬉しく思います。

 セッティングはオーバーホールに付帯するエントリーPKGで行い、均整の取れた乗り味となり楽しく走れ疲れづらいバイクに出来たと思います。

 

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