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ムルティストラーダで新たな挑戦

 戦略的受注

 ドカティのムルティストラーダ。ローダウンとオーバーホール、インナーチューブのコーティングに関して受注しました。10月頃の予約ですが、当社は秋が一番の閑散期であり、この時期は短納期が可能な利点があり、お客様とのタイミングも良く、時期が決定しました。

 大阪の方ですが、引取から納車まで一貫して当社が担当します。今風に言うならワンストップと言う手法ですね。

 具体的な内容は?

 前後ショックのローダウンに追加で、インナーチューブのコーティング、前後のスプリング交換、実際に乗ってのセッティングを行います。全て含めて40万円以上の内容ですが、価格に見合った満足いただける内容を提供してゆきます。

 昨年からの潮流

 昨年から広告の手法を変える事で、受注の内容も変わってきました。サスペンションのオーバーホールを主とするのではなく、車両ごと預かりセッティングを行った上で、その乗り味を提供すると言う独自性です。

 これまでも同様の受注はありましたが、自社の品質と独自性に自身を得て、全面的に押し出す様にしたところ、喜んで頂けています。

 私が見る限り、二輪車のサスペンションに関しては、中・低価格帯のサービスはありました。しかし、ハイエンドを臨む層にとっては、その受け皿がなく選択肢は非常に限られていました。
 そこで当社がその受け皿としてハイエンドを多く提案し、ご自分の特別仕様を作りたい方に対して、解決策となりうる存在になれたのです。

 これからが面白い

 上記の事情から、多様な仕様を作ってきました。創業当初から変わらぬのは、全く同じ仕様を作らない。と言う事です。使い方も乗る人も違うので、その時に考えられる最善の仕様を作っています。

 今後もさらに高い質感を求め、最良の仕様を考えてゆきます。

フロントフォークのオーバーホール

 バイク屋さんの個人所有の車両に関して、前後ショックのオーバーホールを受注しました。

 フロントフォークのオーバーホール

 フロントフォークはどのバイク屋さんでも「基本的には」オーバーホールが可能です。しかし、勿論ですがその仕上がり具合は千差万別、だいぶ変わってきます。
先日のXJR1300においては、組み間違いを発見しそれを題材とした動画を上げました。

 https://youtu.be/1A38339UC0U

 上のリンクからその動画へ行けますので、どうぞご覧ください。

 その様な事情もあり、ご自分で作業は可能ですが、仕上がりに期待を持って依頼があった訳です。インナーチューブも再メッキの要望があり施工しました。

 フロントフォークで厄介な事例

 たくさん作業をすれば、沢山の事例を目撃します。その中で多いのはドレンボルトの銅ワッシャーが広がり、ケース側に喰い込んで外れなくなる症例です。これは下手に工具をかけると、部品に傷が入りオイル漏れの原因となります。ですから極力傷が入らない様、丁寧な作業を必要とします。

 分解で重要な点は?

 とにかく洗浄につきます。丁寧に掃除を進めていると問題の箇所を発見する事ができるからです。メンテナンスの基本は洗車と申しますが、ここでも同様だと思います。

 当社は超音波洗浄機はもちろんですが、ウェットブラストや目視、触診で極力問題を発見する様に気をつけています。

 組み立てにおける注意点

 これも丁寧さが重要ではありますが、しかしながら整備書には載っていない独自の組み立て工程を採用する事で、滑らかな作動性を得られる様になりました。手法の詳細は明かしませんが、機械に関して真面目に考えれば自ずと行き着く結論程度の内容です。
 

 リアショックと同様にエア抜きも重要

 フロントフォークにおいても、エア抜きは重要となります。昔からある構造のフォークでも、エア抜きをしっかり行わなければ油面が揃わなくなります。これは左右の不均衡を生むため問題となります。写真の様にアダプタを使い、真空引きで細かな空気も許さない手法を用います。

 

 フロントフォークはご自分でも作業可能ですが、もし一段も二段も上の仕上がりを望むのであれば、ぜひ当社に依頼いただければ、専業の腕を振るって仕上げます。

 

 

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最近の傾向

 どんな仕事が多いのか?

 最近は車両ごと預かり、改造したり乗り味を変える仕事が多くなってきました。それに加え、ダンパー単体でも色々と改造したり、さらにはサスペンションとは無関係な部品の旋盤加工も依頼があります。

 水面下で色々と画策しています

 今はまだ表には出せないのですが、数年先の仕事や秋に向けた準備も進めています。

 全く公表予定はありませんが、ダンパーに関する仕事を受託する可能性もあり、今年も面白くなりそうです。 

XJR1300のフォークスプリング交換

 お久しぶりです。

 今週は作業が忙しく、ブログが疎かになっていました。

 XJR1300のフォークスプリング交換 オリジナル部品も開発

 XJRのフォークスプリングは数多く販売されている様です。ただ、どれを選べば良いのかがわからない。
「それが問題だ」とハムレットも言ったとか言わなかったとか。

 依頼くださったお客様は、当社の動画において一番人気の「CB1300とXJR1300の違い」https://youtu.be/a6mq5n3jNn0

この動画を見て、依頼してくださいました。今回はオーリンズの汎用フォークスプリングを使います。

 オリジナル部品でフォークスプリングを自由に選べる

 そのスプリングは専用品ではないために、長さが合いません。そこでスプリングカラーを自作しました。純正のカラーとスプリングの間に入れて使います。
 今回は9Nm(0.9K強)のバネです。このカラーを使えば、7〜11Nmまで好きに選べます。乗り味を追求するたかや、特に競技に使う方には有益だと思います。

 売価は未定ですが、写真よりも単純化し量産することで価格を抑えようと思います。オーリンズのスプリングはセットで2万円強なので、スプリングカラーは1万円以下に抑えるつもりです。

 喜びのメールが!!

 フォークスプリングの交換に関する顛末は、動画にして細部を報告しますのでここでは細部を論じませんが、乗って帰られたお客様からメールが届きました。

 曰く、会社から道路に出る段差を乗り越える段階ですぐにその良さを理解でき、帰路の国道でその違いを十分に堪能しとても満足できたそうです。

 実車を前に今回のフォークスプリング交換の狙い、リアショックもイニシャルを変更、空気圧も調整。他色々と話をさせていただきました。その効果もあってどの様な変化が起きたのか、理解の助けになったと思います。

 もしXJRやCBのフォークスプリングを交換したいけれど、何を選べば良いのかわからない。という方は是非、一度相談ください。

 

 

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CB400SFの純正ショック、とことん追求してみます

 どこまでできるのか?

 昨年から明確に打ち出しておりますが、当社の方向性は高付加高価格路線です。

 普通のSHOWAのツインショック(CB400SFなど)も、お客様が許容される上限価格の範囲内で、高価格を狙いそれに見合った高品質は一体どの水準なのかを同時に追求しています。

 ロッドの表面処理、部品、オイル、組み立て精度、梱包、伝票、接客対応などそれら全てを最大限へと高めたいと考えています。

 大きな課題と変更点

 これまで当社は納期を最大の売りにしていました。それは今でも大切にしていますが、少数精鋭を押し進める当社にとっては、短納期は無理が生じてきました。

 今後は品質と技術力、開発力、セッティングなどを柱に、見合った納期を提案して参ります。

 価格

 現状はCB400SFを完全に作業すると7万円弱の価格です。他社比較では高額な部類ではありますが、さらなる高品質を提供できる様に考えて行きます。

 

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ステンレスナット製作

急場を凌ぐ

 必要純正部品が破損しており、メーカーの供給もないので作ることにしました。

 対角19mmの六角棒に穴を開け、タップを通して終わりです。角の面取りを行い穴を開け、タップを立ててネジ山をこさえ、そこから切り落として反対の面を仕上げる。

 簡単ですが、実際に作ってみると時間のかかる物です。

 

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BMW S1000RRの前後ショックが進化

 大幅な進化に驚く

 見出しの通り、BMWのS1000RR・2019年以降から前後ショックの進化が凄いのです。

 それ以前のモデルも数多く作業を行いましたが、大雑把な作りに正直呆れていました。しかし2019年方からこっち、急激にまともな、言うならば社外品のようなメンテナンス性の高さと高性能を併せ持つ、素晴らしい作りへと変貌しました。

 こういった変化は喜ばしく思います。

 車両価格に見合った仕上がり

https://youtu.be/q6NljQ5jwfQ

 動画の中でも話しておりますが、以前の前後ショックは車両価格に見合っているとは言えない、質の低い作り込みでした。それが大幅な進化によりやっと購入価格なりのサスペンションに仕上がったと言えます。詳細は動画で話していますので、そちらをご覧ください。

 今後は・・・

 作り込みは十分、仕様変更も行えるので社外品のショックユニットはお役御免なのでしょうか?ダンパーの動きだけを取り上げるなら、社外品は不要と思います。しかし消耗品の交換、車高調整の有無など細部の使い勝手にまだまだ問題があり、社外品への交換も現状では有意義だと思います。

 今後はこの電子制御の部分を変更できるようなソフト開発が望まれます。例えばそれはインジェクションコントローラーのように、ダンパーのストローク量に応じた可変制御や姿勢制御を後天的に行える仕組みです。

 当社でもできることなら、この可変制御ソフトの開発を手がけてゆきたいのですが、そこまでの資源を持っていません。どうにかしてそこに入り込みたいと夢想しています。

RG500ガンマの動画

 二週間ぶりの動画アップ

 先月からのコロナ騒動により、営業時間の短縮があり仕事が溜まってしまい、加えて入荷量はほぼ変動がない上に、入った仕事が大変な修正を必要としたりと、進行が思うままにならず、動画も撮影できませんでした。

 言い訳ですね。

  https://youtu.be/JKF7y9nFMxI

 動画撮影での悩み

 動画で悩ましいのは、題材や編集作業ではなく「撮影」です。理解しやすい言葉を選び言葉を繋げてゆくのは、なかなか難しい作業です。これまでの数年はブログにおいて「書く」作業が主であり、書くのであれば直し作業や熟考は容易です。しかしながら動画となると、瞬発力が必要とされその場での対応が重要となり、撮影で話しながら軌道修正をする必要があります。


 話し方、表情等を日々修正し少しでも質を上げてゆきたいと考えています。

中野真矢さんがお越しくださいました。

 盟友?

 昨日は、元GPライダーの中野真矢さんがお越しくださいました。

 今年はレースが少なく、若いライダーの走りを観察できませんが、それでも着々と地ならしと言いますか準備を進めています。

 中野真矢さんは年に数度、当社へ尋ねてくださいます。56レーシング初年度から手伝いをしていますが、もう少しで10年に届きそうな位に時間が過ぎました。二輪レースを最初に観戦したのは全日本の筑波で、その年は中野さんが連戦連勝し翌年GPへと旅立った年でした。

 その当時、新宿通を走っていると麹町にBPカラーのYZRが飾ってありました。ガラス越しにサックスるを眺める黒人少年のように、憧れたものです。

 疑問をぶつける

 全日本からGP250、GP500、MotoGP、WBSと世界選手権を走り続けた中野さんに、私は数々の疑問をぶつけました。雑誌やTVの論評、噂、画面を通しての考察の正否を知り得たのは、普通の方ではなかなか叶わない、暁光というべき、道標とも言えます。

 疑問を持ったなら、直接質問するのが良いと考えます。知る機会があるのを逃すのは人生を台無しにします。私はGPやライディング、自分では知り得ない世界を開いてもらえ、その知識が今の仕事へ大いに役立っています。

 

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BMW1000RR 2020年モデルの大幅な進化 シート高50mm下げ

 まるで社外品のよう

 BMWのS1000RR,2020年モデルのローダウンが二台分、同時に入荷しました。

 サスペンションメーカーはイタリアのマルゾッキです。同じ製造会社なれど、昨年までの機構とは大幅に変わっており、驚くと同時に喜ばしい変化が見られます。

 フロントフォークの変更点

 昨年までと同様に片側のフォークは電子制御ダンパーで、片側はスプリング調整は従来と同様です。

 減衰を発生させるカートリッジはガスが封入されています。大がかりな特殊工具がなければガスを入れられませんが、これは特別な解決策を用意して作業を可能にしていました。2020年型はここを普通の社外ショックのようにガスを入れられるようになっています。

 リアショックの変更点

 リアに関してはフロントと同様にガスの封入方式が変わり、シリンダー径、ロッド径、ピストン形状(これはフロントも同じですが)まで変わっていました。

 いいね〜

 マルゾッキというメーカーは、正直作りが雑です。ザックスその他、多くのメーカーが雑な作りをしていますが、このS1000RRは大幅な進化を遂げています。車両純正ショックと社外ショックの中間くらいの出来です。これらは一般の作業者たる我々市井のサスペンション業者には喜ばしい変化であり、ついつい「いいね〜」とにやけた次第です。

 今回の依頼はシート高を50mm下げる、ローダウンの依頼でした。総額はおおよそ20万円弱。サイドスタンドの加工費用も含みます。足つきに悩まれている方は、一度相談ください。

 

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