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思案の末

 ボルボに使うコニーのオーバーホールが完成しました。 

 非分解のカシメ型でした。よくあるカシメと違いかなり難しい部類に入る作業で、これまでのカシメ型修理の経験を元に新たな仕組みで対応しました。新しい着想を得て新規の手法を加発できたのは、何よりも良かった点です。

 ただ、納期が大幅に遅れた上に連絡も滞り、お客様からおしかりを受けました。今年からは新人の小野寺を納期、見積もりと連絡担当に据え、前記の点を解消するよう、心がけます。経営者の私の責任ですが、個人に責任を帰せず会社全体で解消する方法を考えています。

 このKONIのピストンはフェッラーリF40と同じ品でした。

 

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ボルボのビルシュタイン

 千葉市のバイク屋さんが自己所有する、ボルボ940のダンパーをオーバーホールです。

 フロントは36mmシリンダーのストラット型です。ロッドに傷みがあり、SGSA12とシールヘッドを交換し、純正の11mmロッドから少しの変更を加えました。純正シールヘッドはガイドブッシュが無く、アルミをコーティングしてベアリングの代わりにしています。これはコーティングがしっかりした初期では効果的なのですが、それが剥がれだすと加速度的に摩耗が進みロッドとシールヘッドが極端に傷みだします。

 そこで、ガイドブッシュを持つシールヘッドに交換し、ロッド径も太くして耐久性を確保しました。ロッド径を太くすれば減衰力に関しては少々不利になる面もあり、耐久性と減衰性を天秤にかけ判断します。現実的には造り得ないのですが、ロッドを持たないダンパーがあればどの様になるのかと、思考実験を重ね遊んでいます。

 このビルシュタインはスプリングの脱着もないダンパー単体での作業でした。価格は改造費用や仕様変更も含め大よそ10万円です。ビルシュタインの正規代理店に出した方が圧倒的に安く済むと思いますので、当社に依頼を検討される方は色々な要素を考え、ご自身が何を求めているのかがわかれば依頼する先を決定できると思います。そのための情報収集で話しを聴きたいと考えられる方が居りましたら、電話、メールに実際の来店で対応致しますので、遠慮なく連絡ください。

 

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社内研修制度、社内資格

 昨晩は、今年から開始した社内研修を開きました。

 参加者は講師役のチーフアルバイター矢作、新入社員の小野寺、アルバイト岡村さんです。

 社内研修は二つに分かれ、実技コースと座学コースがあります。昨年度から従業員の数が急激に増えた事を鑑みて、各々の思い込みで進めがちな作業を社内資格を持つ人間が講習を行い、技術の均一化を図り安定した品質を確保するのが目的です。今回講師役の矢作は3年弱の経験と、ダンパーを組む社内検定に合格して、チーフアルバイターの立ち位置に居ます。このチーフアルバイターは時給1200円以上を約束され、矢作の場合は課題図書を基に面談を行い、それも合格したため現在は1300円の時給を取ります。今後は社内資格の細分化と高度化により、アルバイトでも時給2000円を取れるような制度を考えています。

 実技講習に対して、座学講習は多岐にわたる内容を考えております。課題図書を題材にした討論会やビジネスとは何かを考えたり、接客やルール、マナー、哲学、思想、科学に加え飲み会などです。講師はその都度かわり自学自習を身に着け、仮に他の会社へ就職した場合でも、有能な人材として振舞えるようになって欲しいと思います。自学自習が身に付けば、会社の成長に対しても大きく期待できます。

 私は実体験から得た、実践的なセッティングや解説は得意としていますが、そこに学問・理論的な支援を下さる友人が居り、彼にも大学の様な講義を依頼しています。四輪のダンパー製造会社に勤めている方なので、報酬は講習会の後の飲み会で払うつもりです。

 

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白湯を飲む

 この時期、夜中の作業は寒いので、普段は事務所に置いてある電気ポットを工場へ持ち込み、こまめにお湯の水割りを飲んでいます。お茶やコーヒーと違い飲みやすく暖かいので良い感じです。

MUPOをオーバーホール

 イタリアのムーポというメーカーのダンパーをオーバーホールしました。

 造りはFGとオーリンズの中間といったところです。特別な造りではない物の、堅実です。ただ、エア抜きが機械で行えない簡素な作りには少々不満を感じました。これに関して、ムーポで更に詰めた性能を欲する型には対策を行う手法も用意しましたので、興味のある方は問い合わせください。

 

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オーリンズ祭りもひと段落

 フロントフォークからリアショック、ステダンまで今週はオーリンズ週間と呼ぶべき内容ででした。それと併せ、フロントフォークも多数依頼頂き、それがいまだに続いています。

 オーリンズもある程度の目途がつき、この後は多様なダンパーに車両預かりのサス設定変更が続々と待ち受けています。楽しみです。

 

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CB1000Rを仕立て直します。

 お客様への提案が受け入れられ、前後ダンパーの改造計画が始動しました。

 リアはFGに交換します。問題はフロントフォークです。これまでとは違う新しい着想を得ましたが、分解してから実際の予算や技術的な問題を検証して行きます。これが上手くゆけばBPFの改造に対し、かなり面白い事が出来るようになります。頑張ってみます。

 

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今日はオーリンズ多めです。

 ZZR1100、GPZ1100、R6にXJR1200のオーリンズなど一日中オーリンズの作業を進めています。

 忙しい毎日を過ごさせてもらえて、ありがたい限りです。

 

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ドカティのスクランブラー

 相模原の販売店様から依頼があり、ドカティのスクランブラー用リアショックをオーバーホール致しました。

 驚いたのはこれまでマルゾッキ、ショーワ、オーリンズにザックスなどを採用していたドカティが、KYBを使っていました。ロッド径は12.5mmでシシンダーは36mmと、どちらかというと価格重視のダンパーを選択したように思います。

 

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BMW、5シリーズF10のシム

 F10のシム組を交換しましたが、折角なので写真を公開しておきます。

 切り欠きのあるシムは、特定のピストン形状に用いられる品です。この切り欠き次第でダンパーの動きは大きく変わります。それは詰まり車両の動きが変わると同義です。一昨晩、納車したF10はお客様ご自身も動きが変わったのを感じて頂けたようです。これから多様な場面で車の動きを感じ取り、楽しんでもらいたいと考えております。

 

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