ホーム>SACRED GROUND STAFF BLOG

SACRED GROUND STAFF BLOG

消費税と現金給付

 有り難いことに、当社はコロナウイルスの影響はほぼ見られません。順調に仕事を頂き、お客様には感謝しかありません。

 カミさんとテレビを見て、この社会情勢に対し大臣を招いて議論する番組を見ていました。

 そこで現金給付か減税かが話題に上っていました。もし一方を選択するのであれば、明らかに減税に価値があります。
 消費税は10%ですが、これを1年間0%にすれば(全てを消費に回すと仮定した場合)、年間で約一月分のお金が浮きます。
 これは試算された数字があるようです。例えば年収500万円の方は年間50万、年収200万円の方は20万円と言ったようにです。
 現金給付は一過性であり、使い切ればお仕舞いです。しかし減税は額も大きいし時間も長いのでより効果的です。

 なぜサスペンションの仕事をしながらこのような政治的な話題に関して記事にしているのかといえば、それは物事の本質を追求する私の姿勢が、経済対策に関しても知りうる知識において、何が正のかを探し求めるからです。

 自分の仕事が目の前で順調であろうが、全体が悪ければ近い将来必ず自分の身にその問題が降りかかってきます。
 これはまるでサスペンションなどの車体セッティングその物です。サス単体をいくら良くしても、パッケージとして全体として改善しなければ、単体の質向上は意味を為しません。
 しからば先ずは全体をただし、そのあとで個別の問題を解消するのが問題解決の近道ではないかと考えます。

 これは経営においても同じです。当社も大きな経営課題を抱えていますので、全体を形作り、個別案件を潰して行こうと思います。

 

テクノロジーとIT、自己嫌悪から回帰

 スイスの Logicoolを最近使い始めました。

 動画の編集や使用機材を参考にしている Yuka Ohisi さん がマウスを紹介しており、それを参考に買い求めました。

 https://www.youtube.com/channel/UC1JMhM9TJT7yMLx8ZtbDO8g

 このリンクからYuka Ohisiさんのチャンネルへ飛べますので、よければご覧ください。
パソコン(IT?)関連に疎い私にはチンプンカンプンな言葉が並びますが、面白い部分もありとても参考になりました。

 紹介していたのはLogicool Mx Master3というマウスです。これを買い求めキーボードはクラフトというジョグダイアルの付いた機種を選択しました。
 Apple製品には他の会社の製品を使いたくありませんでしたが、使い続けあれこれ試していると不満を感じる部分もあり、結局はかなりの部分でアップル以外の品を選ぶようになりました。

 今となってはお金があればMac Proを買い、他は全て自分で選ぶのが最善ではないかと考える次第です。それは予算的に一般人の私には厳しいのでMac miniでそれらを構築するのが正しい選択にも思います。

 iMac Proは60万円近い出費になるため、MacBookProの16インチ8コアにモニターとキーボードを接続し、固定で使い、出かける時は単機で動かせばデスクトップとの二代餅もなく高性能な機種を手に入れられるので、それも面白いなと考え始めました。

 しかしアップルに拘らなければ同程度の機能を有したPCはいくらでもあるようです。そうなってくるとなんでもありになって来て、何が何やらわかりません。

 私はパソコンの原体験が初期型iMacだった事もあり、アップル製品に思い入れがあるようです。初代アイフォンもその形状と機能に惚れ込み、あまり新しい技術、製品をこのまない私がかなり早い段階で手に入れました。

 どの業界でも最新の云々、最先端の技術、現代は〜などと語られますが、そうであっても古代ギリシャの哲人たちが示した議題は今もって解決せず、むしろ現代の方がより顕在化し幼稚化していると思います。それら人間の根元を考えた時にサスペンションが・・・とか、ITが・・・などの議論はとても幼稚であり、その空疎な思考に囚われる自分に自己嫌悪を感じるのもまた事実。

 結局、いつの時代も技術・テクノロジーに目を奪われ、人間が人間自身の存在を蔑ろにする事で陳腐化しているのではないでしょうか?

 私が常日頃から感じるのは「昔の人は偉い」、現代人はかくも愚かなのか。という点です。時代が降るにつれ人類は進歩(または進化)するどころか幼稚化(退化)しているのではと錯覚する程です。
 この疑問はある種の確信をもっており、夏目漱石も大正を嘆き明治の尊さに関し、作品で吐露しています。100年前の知識人がこう嘆くのですから、大正、昭和、平成、令和とどんどん馬鹿になるのは必然です。

 ならばなぜ馬鹿になるのか?それは先述した人間本位から技術・テクノロジーがより上位にあると勘違しているからではないでしょうか。
 この技術・テクノロジー志向に警鐘を鳴らしていたのは故・西部邁さんです。あの方が常々大切にしていたのは会話であり、言葉こそが人間を他の動物との違いを生む唯一(と言っても良い程)の物であると公言されていました。
 この提言には私も異論なく同意します。

 長くなりましたが、乗り物に関するテクノロジーは行き着く先、どこまで行っても「乗り物」である以上は、人間を抜きには語れない。むしろ人間はどうあるべきかを議論した先に良い乗り物があるのかもしれません。

下に西部さんが夏目漱石を語る動画のリンクを貼っておきます。この一人語りはとても好ましく、数十回は観る・・・というよりも聴いております。

 https://www.youtube.com/watch?v=cGoM31TqEqs&t=203s

 今回は特段の結論もなく、これにてお仕舞いです。

 

 

 

荷重の抜き差し

 しばらくは動画と連動したブログ内容となっております。

 今回のお題は荷重の移り変わりにおいて、タイア表面にはどのような力が働いているか。です。

 

 運動の本質は実は簡単です。サスペンションが沈む最中は最大荷重はかからずに、沈み切って反転し伸びている最中は最大荷重がかかり続けます。
 これはつまり、沈んでいる時の抜けている分が伸びる時に乗っている訳です。人間は歩く(走る)時、向きを変えるために横方向に姿勢を変える時、足の裏からふくらはぎ、膝、太腿にかかる力を分析し、バイクや車のサスペンションに当てはめれば自ずと理解が可能となります。

 沈む時にゆっくりと動けば、強い力がタイア表面に載りやすくなります。そして伸びる時は早く動けば強い力が載ります。

 しかしこれには問題も付きまとい、タイアのグリップはさせ易くなるものの、路面状況が悪ければタイアが滑り易くなり、操縦性も良いとは言えません。これは極力いかなる場面でもグリップさせ易く、しかしハンドリングや操作性を損なわない範囲でセットを詰めてゆかなければ、良い乗り物にはなり得ません。

 もっと説明がわかり易く楽しんでもらえるように内容と展開に編集の腕を磨こうと思います。

CB1000SFサス、ホイール、エンジン

 以前、当社に在籍していた従業員がCB1000SFに乗っていました。

 彼のバイクを散々触らせてもらい、多くの事がわかる様になりました。

 

 この動画でどの様な経験を積んできか話しています。

 ビッグワンの好きな点は、ホイールが18インチだからです。特にリアは5.5インチリムに170という私にはとても好ましい寸法で、18インチの縦方向に面積の長い接地面もその性格を助長しています。

 エンジンにフィンがないのもCB-1に通じる洗練された印象を私は持っています。普通、排気量100ccに対してトルク1Kgが普通ですが、この車両は8.6Kgと排気量には見合わない感じがあります。しかし乗ってみればこれが程よく、1000ccというよりもパワフルな750ccというか900cc位で、エンジンを回し切る楽しさがあります。

 サスペンションに目をやれば、あまり動かないリアと柔すぎるフロントが、如何にもホンダといったところです。これを前後綺麗に連動して好みに動く様にすれば、あの大きな車体が400ccかの様な「手の内に入る」サイズに思えました。

 素晴らしく突出した何かがあるわけではありません。ですがあのスタイルが好きな方には文句なく楽しい一台になるはずです。エンジンも頑丈な様ですし、整備費用も安価に抑えられそうです。当ブログが購入を悩む方の参考になれば幸いです。

キャンペーン開催

 春のキャンペーンを正式告知です。

 個別案件によって内容は変わりますが、車両ごと預かり15万円以上の場合は当社のワッペンを貼ったウィンドブレーカーをプレゼント、セッティングも無料で行います。

 10万円以上の依頼では送料無料、セッティング費用をサービスいたします。

 5万円以上で送料無料、内部セッティングデータのPDFファイル(他の方式は用意しておりません)で提供いたします。

 1万円以上の依頼の方には送料当社負担で送り返します。

 4月中まで有効なので、ぜひ活用ください。

 

2020320185548.JPG

キャンペーン告知の告知

 明日正式に春のキャンペーンを告知いたします。

 ウィンドブレーカーのプレゼントや、送料無料など依頼内容により変わりますが、これを契機に依頼いただければ嬉しく思います。

 問い合わせくだされば、実際の内容を返答いたしますので遠慮なく連絡ください。

CB1300SFとXJR1300、乗り味

CB1300とXJR1300の乗り味の違いという動画が、なぜかはわかりませんが、とても人気で再生回数がのびました。下のリンクからご覧いただけます。お時間があれば是非ご覧ください。

 上の動画は4`50秒あたりから面白くなってきます。これは撮影を進める中で説明の方法を話しながら思いついた瞬間です。

 簡単に説明すればバイクのヨー運動に対する各車の違いを解説しています。メーカーの仕上げた基本特性はあるものの、動かし難い範囲を超えない調整可能な領域においても、セッティング次第で違う車両に乗っているかのような錯覚を覚えるほどです。

 先日もGSX-R750やモトグッチのV9を仕上げ、試乗を行ったお客様からお褒めの言葉をいただきました。同じ車両でもスプリングの交換と調整ダイアルの変更が、前述のような変化をもたらします。

 アルバイトの梅山に教えてもらいましたが、IoTという言葉があるそうです。端的に言えば「物事のインターネット」だそうです。
 当社も各種センサーやロギングを用いてお客様の「気持ち良い乗り味」を追求してみようと思います。これは以前から申し上げているRCT(ロードコンタクトテクノロジー)と称する事象(物事)の最上を提供し、それを更に高めるためにIoTを活用してみようとの試みです。

 今年も挑戦の年になりそうです。

 

簡単にできるサスペンションのメンテナンス

 ここ最近は動画を頑張っていましたが、色々と考え試しています。今週から取り組むのは、過去の動画をブログで説明する、です。

 私は動画での一人語りが得意ではないため、これまでの経験も踏まえると文章で伝える方が楽に感じます。そこでブログと動画の連動を考案しました。

 

 この動画で話しているのは、簡単なサスペンションメンテナンスです。洗車を行いシリコーンスプレーなどで摺動部を潤滑すれば、簡単に判るくらい動きが良くなります。経験ではシリコーンスプレーは持続性が弱く、少し乗ればすぐに潤滑切れを起こします。
 最近はベルハンマーというスプレーを使いますが、これは粘り気があり長持ちしそうです。他にも色々と使い勝手が良いので重宝しています。

 昔から言われている事ですが、乗るのが一番のメンテナンスとは正しくであります。ダンパーも外観からそれとは分かりにくいのですが、極微量のオイルがインナーチューブやロッド表面を覆い、それが防錆効果を生んでいます。ですから乗らなくなると、目ではわからない微細な凹凸や孔に入り込んだオイルが揮発して、錆びやすくなるのです。

 こまめに整備を行う方であれば、ストローク部分はグリスを塗ったりオイルを塗布したりすれば、かなり動くようになります。それにサスペンションオーバーホールの際、サビがなければ整備費用は大幅に安く済み、経済的です。

 これからも有益な情報を提供して行けるよう、日々考えて参ります。

GSX-R750RK

 近日、動画で説明をしようと考えているGSX-R750KRの話です。

 当社では多岐に渡る車両を手掛けていますが、ホンダ、ヤマハ、カワサキ、ドカティは所有すれど、スズキ車だけは所有経験がありません。
 しかしスズキの依頼は多く、その中で油冷機は私自身も非常に好ましく感じています。750RKは個体数も少なく、更にこの車両程の改造を施しているのは珍しいと思います。

 また改めて内容をまとめ、ブログと動画で報告しようと思います。

 

 

2020317231225.JPG2020317231332.JPG2020317231410.JPG

モトグッチを試乗、フレーム考察。

 先週の日曜日はモトグッチのV9Roamerの試乗を行い、無事に納車しました。

 その内容は動画でも話しておりますので、もし良ければご覧ください。
 

 

 果たしてその乗り味は。フレームを横から眺めるとわかりますが、ステムの下から一直線にリアフェンダーまで一本のフレームが通ります。そしてドライブシャフトを採用しているために、スイングアームピボットをフレームと固定できず、好むと好まざるとに関わらず、否応なくピボットレスフレームとなります。
 しかし流石に旧車ではないため、ステムの上側からタンク下あたりのクロスメンバーへ一本補強が入り、縦剛性を稼いでいる様です。

 ショックアブソーバーの性能ははっきりと断言しますが、一も二もなくスプリングが重要です。このモトグッチは前後のバネ定数が合っておらず、各部の仕様変更を施したものの、肝となるのはなんと言ってもスプリングでありました。
 これが決まればサスペンションセッティングは大抵が解決したと表せます。
 しかし、これだけでは私どもの様な業者はそれ程役に立てません。ここからが腕の見せどころです。前後とも摩擦抵抗を調整し、減衰特性を合わせ込み、車体へ組み付けた後は実車においてセッティングを行います。

 なんと言っても一番楽しいのは実際に走り込んで車体を仕上げる工程です。このV9は実走セットにおいて、リアのプリロードを半回転抜いただけで、満足のゆく状態になりました。
 しかし、そこへ至る道程はフロントフォークのプリロードを決めるだけで5〜6回の試行錯誤があり、リアショックの減衰設定にも頭を悩ませました。

 サスが決まると走りに集中して、色々な走り方、入力を試してみます。このバイクはフロント周りの剛性が先述の通りあまり高くありません。
 フレームは貧弱でフォークも直径40mmとこの手の車両としては細身です。

 これで少し高めの速度から強めの減速でブレーキを残しつつ(つまりはフロント荷重を強く残して)フロントタイヤを主体とした減速旋回を試みると、剛性不足からくる不安感を覚えます。そこにギャップがあり振られるとユラユラと減衰しない動きを見せます。

 この様な古臭いとも言えるフレームは、しっかり直線で減速して前後の荷重を均等にして倒し込み、アクセルを開けながら曲がる加速旋回を主体にしなければ、バイクの持ち味を活かせない。すなわち楽しくないのです。

 このV9Roamerと言うバイクは特筆すべき点はありません。縦置きのV2エンジンに騙されますが至って古典的な車両です。しかし、このフレームのおかげで古き良きバイクを知る事ができます。
 特に、先ほども述べたステム周りの弱さが減速から倒し込みへ、捩り剛性の弱さを感じさせ、それが逆に現代バイクのフレームがどの様な事を考え作られているのか知らせてくれました。
 そして昔風の車両が未だ色あせない面白みと楽しさを持っていると、改めて実感できます。最新型にはないおおらかで柔らかく、のどかで牧歌的な安心感があります。

 この仕事を始めた契機は「多様なバイクに乗る機会を得たい」でした。人生で一度は乗ってみたいMoto Guzziでしたから、今回の依頼はとても嬉しかったです。

 

202031722506.JPG

ページ上部へ