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BT1100bulldogのFG

 私も乗っている、イタリアヤマハのBT1100bulldogのリアダンパーが届きました。

 FGのFQE11のサスペンション交換は、形状が同じなので難なく行えます。ノーマルのイニシャル調整だけと比較して、車高調整に伸び減衰の調整がついています。これにより、車両のキャラクターを大きく変えられるので、より好みへと近づけます。車体パッケージを考える際は、イニシャル調整と伸び減衰の調整があれば大抵事足ります。欲を言えば車高調整があると、更に微細な領域へ入っていけます。

 定価¥99,000と同クラスでは比較的高めの値段設定ですが「安くて良い」ではなく、「高いけどとても良い」を目指した製品なので、きっと満足いただけると思います。その際に車両を持ち込みセカンダリデザインを体験してもらえれば、より楽しいバイクにできます。時間を都合してでも是非お越しください。

 

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普通の人でも理解できる

 先週の土曜日に入車したCB1300SF・SC54ですが、持ち主の方は一般的なライダーでした。

 本人が仰るには街乗りとツーリングが主で、稀にサーキットを走る。サスペンションのダイアル等は触ったことがない。などサスペンションに対する造詣が深いとは、到底言えない方でした。

 いらした時の車体はフロントがとてもしっかりした感触で、リアはパッパッと動き前後のサスペンションはちぐはぐでした。リアをFGに交換しいくらかセットを変更した後で、リアサスがだいぶまとまった為、フロントフォークの変更を施そうと数値を確認したところ、伸び減衰のダイアルは最強でした。このCBのフォークは伸びを変更すると圧も同時に変化しますが、最強付近ではその変化量も顕著です。

 そこでダイアルを一回転抜き伸びも圧も抜くことで、軽やかな動きを演出してバイクが「グゥー」や「パッ」ではなく「スイー」と動くようになりました。セッティングに必要なのは、個々のダイアルをどのように動かすかではなく、どのようなバイクを造りたいか、です。同じCBでも街乗りだけか、峠道を楽しく走りたいのか、サーキットを主にするのかで、車体の仕上げ方が変わってきます。従って自分の使い方をしっかり認識したうえで、変更を施せば動きがしっかり理解できるようになります。

 仕上がったCBは交差点で安心して曲がれ、コーナーも安定して走る、信頼感と安心感のある車に仕上がりました。ここで持ち主の方に試乗した感想をもらいましたが、「交差点でタイアが路面から離れない感覚があり、他の場面でも乗りやすく、違いがしっかり分かる」との事でした。

 このように明瞭なコンセプトを車体にしっかり落とし込めば、自分は良くわからないと思っている方でも、変化を感じ取る事できると考えています。今回はその良い事例となりました。ダンパーにも良し悪しがあり、FGはとても良い品だと思いますが、純正でもほかのメーカーでも乗り味に対する明確な指針を持てば、好みに仕上げるのは可能です。

 当社の車体パッケージにおけるデザインを感じて頂き、ご自身のバイクライフに活かしてもらえれば幸いです。

 

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CB1300SF,SC54にFGを取り付け

 府中にお住いのお客様が昨年末に購入頂いたFG・FSM11がようやく届き、取り付けを行いました。届いたダンパーは分解して内部を確認し、オイルシールを交換してからヒロコーのオイルでくみ上げました。

 今回は純正ダンパーの下取りと取り付け作業も含め、わざわざ府中からお越し下さり、嬉しく感じます。その中で、車両を前にパッケージングやサスペンションセットの方向性を、どのように打ち出すかなどを話させてもらいました。

 お客様はサスをいじっても良くわからないと申されましたが、リアサスを交換し、ダンパーセットを変更した後にフロントフォークのセットも変えた車両に試乗したお客様は、開口一番「変わっている、良くなった」と仰りました。

 バイクに求める運動性を、どこをどのように変更すればたどり着けるのか、パッケージングに対する方向性を打ち出す(乗り味に対する)デザインディレクターとしての仕事を意識して、セットアップを進めました。

 

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NSR50のWP

 56デザインスポルトのライダー、埜口君のお父さんから定期的にオーバーホールの依頼を受け、NSR50のWPや様々なダンパーを作業しています。

 今回はNSRのWPでした。乗り方を変え、サスペンションの使い方も変わってきた為、内部のセットを少々変更しました。2週間も掛かりましたが、作業を終え本日発送します。

 NSRは自由長が短く、ダンパー製作にあたり制約が多いので、作るのが難しい車両です。当社もFGベースの品があり、今年はNSF100を使い、より製品の質を高めるために茂原サーキットをメインにテストを行う予定です。

 それにしても埜口君のお父さんは関西人(といっても広島出身だそうです)らしく軽やかなノリで、写真撮影に応じてくれました。ディズニーのキャラクターのような愛らしい人柄です。

 

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筑波で完全優勝。

 筑波サーキットのTTに参戦する、RHPの内山さんが監督と共に挨拶へ来てくださいました。お菓子まで頂いて、ニコニコです。

 一年ほど前にR25用のFGを発注いただき、そのサスを使い筑波TTの全三戦を全て予選一位、決勝一位の完全優勝を成し遂げました。

 どんなクラスでも優勝するのは難しいと思いますが、サスペンション製作した身としては、これほど嬉しいことはありません。しかも内山さんのR25を基にたFGは筑波、茂木で好成績を収めています。

 2017シーズンは更なるタイムアップを目指しているそうなので、またできる限りのサポートを行ってゆきます。

 

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試乗を終えました。

 MVアグスタ・F3の試乗を終え、車体が完成しました。

 3気筒なのでエンジン重量はそれなりにあります。そのため、四気筒に近い感じのセットにしました。ただ、1000ccほどの加速と重量はないので、600ccの動きにより近いと思います。

 フロントのスプリングはFGが8.8Nmを送ってきましたが、考えた末に9.3Nmへ変更しました。シム組はほんの少し変えましたが、ほぼイタリアから届いたままです。なかなか良い設定でした。リアのバネは85Nmです。他メーカーもこの辺りの数字になっているようです。

 今後はABSユニットの逃がし方を確立すれば、安心して販売できる素晴らしい製品でした。

 金額はフロントのキットが¥238,000。リアのFFX31jは¥197,000.取り付け工賃はABSの逃がし加工抜きで¥40,000です。非常に高価ですが、それ以上の価値を届けられる、上質な車両に変貌するための要素だと感じました。

 今後は自身のBT1100に同様のセットを考えています。このキットの販売数を増やし「また乗りたくなる、楽しい」車両を増やしてゆくことで、お客様に喜んでいただきたいと思います。

 

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F3完成、試乗

 昨晩F3用FGの取り付けが完了し、天気も良い本日試乗を行いました。

 純正でも乗りやすく良いバイクだと思いますが、いくつかの不満点もありました。今回のFGへの交換でその点もすべて解消しました。フロントフォークのスプリングレートを適正にし、リアのスプリングも交換し動きやすくしてあります。

 FGはトップアウトスプリングを古くから採用しています。今回もそれが効いており、動き出しの滑らかさは特筆ものです。旧来のシングルチューブとFFX(ツインチューブ)の一番大きな違いはどこかと言えば、シングルチューブの不明瞭な感触、明確でない漠然とした印象をFFXでいくらか明瞭な方向へ移行しています。これは構造からくる違いだと思います。

 対極にあるのはオーリンズのTTxだと感じます。こちらは減衰の立ち上がりが速く、きっちりしている感触がします。

 F3のようなスーパースポーツにはFFXの程よい曖昧さと、シャッキリ感のバランスが心地よく感じます。フロントのPressioneZeroも極めて滑らかな動きが、気持ち良いと感じてもらえるのではないかと考えます。

 午前中はベースセットを出すのが目的で、車高、プリロード、減衰の設定を大まかに決めました。午後からは微調整に入ります。

 

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F3がほぼ完成

 ABSユニットを避けるために四苦八苦しました。

 お客様の意向でユニットのカバーは極力削れなかったので、ステーを曲げ、穴をあけなおし取り付け位置を変えるなどの対策を施し、かなりの隙間を得ました。しかし、毎度おなじみ再現性の低い仕事をしてしまった罪悪感にさいなまれています。

 フロントフォークは取り付け自体は難しくありませんでした。その中で減衰の設定とバネ定数を変更し、より上質な乗り味を目指します。

 イタリアのバイクにイタリアのダンパーで、ホイールなどもイタリア製です。お客様の満足度も高いと思います。

 

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F3更に進む

 アグスタ・F3のリアダンパーが完成し、取り付けが佳境を迎えています。明日にはフロントフォークも作業を終え、天気が良い日を狙い試乗します。

 ダンパー単体でも期待できる動きをします。前後ともに完全に分解し、オイル交換とエア抜きを行い、ついでなのでオイルシールも交換しました。それもあり自信をもって販売できます。

 

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アルミシリンダ

 今回届いたF3用のFG・FFX31ですが、大きな変更点がありました。

 シリンダにアルミを採用していました。これまでは鉄を用いていましたが、ツインチューブの外筒ならば摩耗もしないので、受益は大きいと思います。もしかしたら今後はシングルチューブにもアルミを採用するかもしれません。今度イタリアへ確認してみます。

 

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