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FG

分解するとエア抜きの精度がわかります。

 今日の午前中は、明日の全日本へ向けKISSレーシングのFGをオーバーホール行いました。

 作業内容としてはプレミアムライン水準の組みです。

 分解してすぐわかるのは、エア抜きの具合です。シールヘッドを抜けば判断がつきます。エア抜きがしっかりできていない、ブラダ型を長期間使ったなどのダンパーはかなり泡立っています。
写真のダンパーはレース用のために、かなり入念なエア抜きを施してありました。そのおかげでご覧の通りの状態です。しかし、オイルは新品なら黄色い有色透明ですが、抜いたオイルは茶色く変色しています。これでは減衰の効きが弱くなるため、オーバーホールとなりました。

 今回も詳細な手順書を作りながらの作業となり、半日かかりましたが、エア抜きもしっかり行え満足のゆく仕上がりです。

 ダンパーは機械であるため、機械加工の精度や設計者の考えがダンパーの動きを決めます。ですが、最後の最後はエア抜きの出来次第で設計者(設計値)の狙った通りに動くかが決まります。
ならば、仕様変更を伴わないオーバーホールでは、エア抜きは最重要項目だと捉え作業にあたっております。

 もしこのブログを見ている同業の方がいらっしゃるなら、その方々に伝えたいのは「一度でも使えば泡がモクモクとなるのは当然」、という認識は間違っているという点です。しっかりしたエア抜きを行えば、シールヘッドを抜いてもエアは出ません。ロッドを抜いても多少泡が出る程度です。

 一味違ったオーバーホールを体感してみたい方は、是非、ご用命ください。

 

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筑波サーキットの走行会

 皆様こんにちは。

 昨日は横浜市の飯田輪業様の走行会へ行ってきました。筑波のコース1000です。
 ここは過去に2〜3ど走った経験があります。しかし最後の走行が6年以上前のため、走り方をすっかり忘れておりました。

 BT1100は私の腕では44:3が精々でした。ですが、全日本チャンピオンの小林龍太さんがアドヴァイザーでいらっしゃっており、小林さんの最終コーナーを走る姿からラインを盗み、1コーナーの走りを思い出し何とかタイムアップしたのが左記の数字です。

 アクセルを開けた際の前に出る感じは圧縮を上げポートを加工し、バルブスプリングの改造によりセット荷重を落としたことが功を奏し、しっかり前に進みます。

 フロントフォークは、サーキットを走るには十分な手応えでした。伸びと圧を調整可能なフルアジャスタブルにしてあるおかげで、狙い所へ落とし込むのは簡単です。シムの組み方も街乗りではもう少し抜いてもいいかと思いましたが、サーキットにはピッタリです。
 街乗りでもう少し様子を見たのち、シム組と油面を変更してみます。

 リアショック は土曜の深夜から早朝にかけて仕上げましたが、減衰が足りない(ダイアル段数を5段程度抜けるように)と感じシム組を変更しました。動きそのものは良いのですが、考えていた調整幅からずれたので、こちらも近日中に組み直す予定です。

 この走行会でアルバイト梅山の走りを鍛え、アルバイト中村の走りを確認でき、とても有意義でした。

 

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BT1100動き出しました

 皆様御機嫌よう。

 今日の午前中はYSP杉並南様から依頼をいただき、フェザー800のサスペンションセッティングへ行ってまいりました。

 詳細は今後に譲りますが、往復の道のりは愛機のBT1100でした。シリンダーヘッドの加工、バルブ周りの改造、フロントフォーク、リアショックなど沢山の変更点がありました。それにも関わらず概ね良好な走りだしで、一安心です。

 明日は横浜市の飯田輪業様の走行会でつくばコース1000へ行きます。今日の業務終了後にリアサスをもう一度仕立て直し、さらに一段上の質感を狙います。この辺りは面白いネタを仕入れたので近日ブログに書くつもりですが、キーワードは「エア抜き」です。

 BT1100は代車にしませんが、試乗車は随時受け付けておりますので、興味を持たれた方はいつでも連絡ください。

 

 

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BT1100いよいよ車検通します。

 昨年の秋頃にエンジンが完成したBT1100ですが、来週あたり車検を通します。

 フロントフォークもいよいよ完成が近ずいております。リアはFGです。

 エンジンはシリンダーヘッドのバルブ・ポート関連を改造し、バルブスプリングも改造、バルブリフターも新品を使いました。もともと高回転まで回らないので、エンジン製作を頼んで方には「4000回転までで楽しければ良い」と伝えポートを仕上げてもらいました。

 シリンダーヘッドは面研を0.7mm行い、圧縮を大幅に上げています。

 キャブレターは純正のリストラクターを外ししっかり開く様にしました。19日はつくばコース1000の走行会があり、それに間に合う様に仕上げます。ただいま代車に出しているZRX1200Sも含め、試乗車としてBT1100も活躍してもらます。ただ、このBTは個人所有なので、代車には出さない予定です。

 タイアはミシュランのパイロットパワー2CTです。本来はリアに160が好みですが、サーキットやバンク角を考え今回は180を選択しています。

 復活が楽しみです。BTが動く様になると、第二工場が広く使えるようになり、お待ちいただいている車体預かりのお客様の作業も進めやすくなるので、頑張ります。

 

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ZX-10R FFX11の試乗

 みなさまごきげんよう。代表の新保です。

 昨日の午前中ですが、当社の梅山がお客様と共に仕上げたZX-10Rの試乗を行いました。

 このお客様は以前C型の10Rも所有していたために、乗り味に対する注文にはしっかりとした部分がありました。ただセッティングは自分で行わないからこそ、その点を当社に期待してくださり、特に今回は梅山を指名して車両を仕上げる運びとなりました。

 乗った感触を表すなら「質感は十分に出せているが、詰めが甘い」です。お客様からお金を頂ける水準には達していますが、もっと色気を出して上を狙って欲しいと感じました。

 本日、梅山と話し合いの場を設け、狙いや感想を確認したのですが、頭では理解できているようでした。話し合いの中で、問題点にたする解決策も持っているようでしたが、トレードオフにより悪癖が顔を出すのを恐れ、挑戦しなかったのは勿体無いと強く感じます。

 先日のダートラで横乗りをした従業員の金岡も同様に、平均的点を高くしようと綺麗にまとまったセッティングを狙っていました。もっと一点豪華主義のようなどこか頭抜けた部分を感じさせれば、さらに魅力的な車両になるはずです。その後で全体の均整を考えれば良いのではないでしょうか。

 お客様の指名のお陰で、若い社員が自分で決断する場を用意できたのはとても幸運で、良い経験ができたと思います。今後も、セッティングのベース出しを任せて、新しい価値観を育てて行きます。

 

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FGを進めています。

 連休中は数セットのFGを完成させます。

 ZX-10RにFFX、ハーレーにFQE11PR36(ツインショック)、CBR400FのFQE11、R1-ZのEQF11にXJ400のFQE11PR36です。

 この他にも車両でGPZ900R、Z1000、ハーレ−883などが待ち受けています。更にダンパー本体のオーバーホールに車体丸ごとのメンテナンスも連休中に依頼が入って来ました。

 目の前で作業を進めているZX-10Rは付き合いの長いお客様です。これまでに数台の車両でオーバーホールやセッティングを行ってきましたが、今回は従業員の梅山を指名されました。彼のセッティングでご自分のバイクがどの様に変わるのか、楽しみにされています。私自身も、違う人間が仕上げる車両に興味を持っています。

 梅山は先日、仕事ではないZRX1200Rのセッティングで良い点を見せてくれました。そこに期待して仕上がりを楽しみにしているのですが、私がどこまで口を出すのか判断しなければなりません。彼は今年KISSレーシングのデータエンジニアも務め、現場で櫻井芽依さんの言葉とロガーのデータを照らし合わせ、セッティングを行わなければならない立場のため、ZX-10Rの一件は非常に有益だと感じています。

 顛末は彼自身にブログで発表してもらうつもりなので、楽しみにお待ち下さい。

 

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櫻井芽依さん(とお父さん)現る!

 昨日、56レーシングを卒業し昨年からKISSレーシングのライダーとして走る櫻井芽依さんが、お父さんと共にお越しくださいました。

 整備を行った車両の引き上げに来て頂きましたが、全日本もてぎでの印象を確認し、セッティングに関してはかなり良い状態になって来たと確信するに至りました。ライダーが感じ取る印象とセッティングを行うエンジニア、遠隔ですがデータロガーの動きを確認しライダーとエンジニアの意見をまとめる私と、役割が綺麗に分担され、良いティームになったと思います。

 まだ一戦を走っただけですし楽観視はしておりませんが、櫻井芽依さんと一緒に仕事を始めて7年、やっと安定して速いタイムが出せるようになって来たような気がします。次戦の菅生へ向け残された時間は多くありませんが、効率良くレースウィークへ臨むつもりです。

 甘いものが好きな私のために、訪れるたびラスクを差し入れしてくれますが今回も頂きました。

 

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ドカティ1000DSステムベアリングメンテナンスとサスペンションセッティング。

 本日はドカティ1000DSの納車がありました。

 リアのFGは特別に仕様変更を施し、念入りに寸法を測り丁寧に表面を仕上げ、普通のFG以上の滑らかな動きを追及しました。

 フロントフォークはスタンダードラインのオーバーホールでしたが、傷んだインナーチューブを交換するついでに、こちらも表面を均し作動性を上げました。オイルはいつも通りヒロコーです。

 ステムベアリングのメンテナンスも同時に行い、こちらは傷みが少なかったのでグリスアップですみましたが、入念に洗浄を行い綺麗な状態で組み込みを行いました。これは作業者としても楽しく仕事ができるので、お客様にも喜んでいただけると思います。当社のステムベアリング・メンテナンスは、外した部品を超音波洗浄機で洗い流します。ネジ穴なども同時に綺麗になりますし、締め付けが安定し性能も上がります。かなり手の込んだ作業を行うので、価格はメンテナンスで基本工賃は3万円からとしています。ダンパーのオーバーホールと同じく、分解の写真をお客様にご覧いただけるように準備しています。

 写真の車両は水分が入り込み、放っておいたらベアリングが錆びるところだったので、その前に整備できてよかったと思います。試乗してセッティングも行いましたが、とても楽しい仕上がりにできました。このバイクでお客様が充実した時間を過ごしていただければ、当社としても嬉しく思います。

 

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FG、新たな展開。

 お客様に提案しFQEco11定価89、000円の品に、当社が設定した規格を通過するための測定や表面研磨を施した特別仕様が依頼頂きました。

 価格はダンパー本体に追加で10万円弱かかります。ただし、すべて手組みでエア抜きも途中で妥協せずトコトンまで行います。この辺りはプレミアムライン・オーバーホールと同様です。シリンダーやロッド径、シム組の確認、ガス圧からバネ定数とありとあらゆる面で測定を行い、基準品から外れた場合は交換します。

 もちろん車両に取り付けた後のセッティングも行い、納得できなければ取り外して、再度設定変更して組み直しまで行います。

 同様の内容はFZ1フェザーでも依頼頂いており、そちらも同時進行で進めております。こちらは前後オーリンズ仕様とし、タイア、ブレーキパッド、エンジンオイルなど走りに関する部分をすべて私が演出し、セッティングまで含め総指揮を取らせて頂きます。このフェザーは総額70万円の予算を頂いており、セッティングパーツも豊富に用意して最良のバイクを創り上げます。色々と課題も多く、お客様には長くお待ちいただいておりますが、飛び抜けた仕上がりの車両を製作し、提供してゆきたいと思います。

 昔、ホンダエンジンに対する評価の「機械式時計の様な」という仕上がりを、バイクの乗り味にも感じて頂くために、日々最善を考えています。

 

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FGを進めつつ、ホームページの構想

 私の指の怪我とは別に、仕事量の多さもあり納期がずれ込み皆様には迷惑をかけておりますが、それでも少しづつ作業を進めております。

 FGはXJ400やCBR400F、スクーターにドカティのモンスターなどの依頼があり、それに続いてZX-10RやH2用のFFXも話があります。連休前に納車したいという事情もあると思いますので、依頼くださったお客様やバイクショップ様には長くお待ち頂いておりますので、今日から2週間は重点的にFGや車体の仕上げを進めてまいります。

 FGは今夏に大幅な変更を考えています。可能であれば夏前にイタリアで社長と膝詰めで話し合いを持ちたいと考えます。それらを含め夏のホームページ大幅改変の際には色々と見せてゆきたいと思います。

 ホームページの改変といえば、もちろん色々なサイトを見て参考にしておりますが、格好良いだけでなく伝わるホームページにしたいので、彼方此方の看板、店構えなど多角的な視点を持って眺めています。昨日は妻の誕生日前日だったため、牛久沼のほとりにある「鶴舞屋」さんで昼食を摂りました。そのあとにイオンモールつくばで買い物をしながらショップロゴ、見せ方等から何かヒントを得られないかと観察しました。

 かなり偏った男性目線を持つ私なので(一般的かどうかは疑問符が付きますが)妻の女性目線を参考に話をしながら、多くのことを考えました。

 イオンモールでは未来屋書店で本を買い漁り、満喫できました。物理や自然科学にマーケティングや経営、車の雑誌など早く読みたくて疼いておりますが、作業もたまっている手前、連休前に溜まっている仕事を終わらせ、ゆっくり本を読みたいと思います。

 

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