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CBR250R MC41

JP250へ向けて

 来年のJP250のレギュレーションはまだ未発表ですが、如何様にも対応するべくSGCF4Pを製作いたします。

 年内に形にした上で、SGF/DDTのライダー渡辺瑛貴君でテスト走行を予定します。

 CBR250R、R25,Ninjaのフロントメンテナンス、FGのリアショックを完全サポートで行うJP250の特別企画を考えています。フロントはレギュレーションにあわせた改造を行い当社規定期間でのオーバーホールと、リアダンパーは買い取り制度の範囲内で最高の使用を貸与する内容です。サーキットへは当社大槻か、私が参加いたします。練習は出来る限りの参加を予定します。

 興味のある方は、電話かメールで問い合わせ下さい。

JP250について

 先日発表のありましたJP250(ジャパンプロダクション)に関して、当社でも行動を起こしていくつもりです。

 今年開発を行っているCBR250Rのオリジナルダンパーをベースに300ccに対応し、フォークのSGVFやSGCFなどのバルブ、カートリッジキットの精度を高め、来年の開幕までにはレースサポートを開始すべく、ライダーやチームに対しアプローチして参ります。

 具体案はありませんが、確定しましたら報告させていただきます。

 

鈴鹿サンデーロードレース最終戦

 10月31日に決勝が行われた、鈴鹿サンデーロードレースへ中野真矢監督率いる56Racingと共に参加しました。

 56号車は前回のレースで浮き彫りとなった点を修正し、金曜日の練習走行で仕上がりを確認し、更に修正を加えました。詳細は書けませんが、前後の車高やフォークの油面を変更し、好印象を得られました。

 予選は、ライダー本人の状況判断、方法論などに間違いがあったようですが、気持ちが前に行かなかったようで、14番手と実力を考えれば非常に悪い結果となりました。良くない状況を監督が察し、緊急ミーティングを開き、問題点を指摘し本人達の実力や意識の持ち方を再確認する事で、チーム員の結束を取り戻し、本番へ望むこととなりました。

 決勝は一周目で6番手付近まで順位を上げ、その後は5番手を保ったまま、最終周の最終コーナーで競り勝ち4位を得ました。車体について、ライダー本人が気づかなかった部分を認識できたようで、最良とは言えない内容からも多くの情報を得られました。骨折した腕は感知していないようですが、いよいよ本調子となり、グラチャンには大きな期待をしています。

 62号車はシーズン最初から筑波優勝まではかなり調子良く進んだのですが、その後の菅生での転倒を機に、長い混迷が始まりました。2耐からこっち、どうも噛み合わない歯車を修正しようと、監督や担当エンジニアの大槻、もちろんチーム員の皆さんも悩みながら色々な手段を講じましたが、決定打とはならずに前回の鈴鹿西コースのレースを終え、今年初のフルコースでレースを戦う事となりました。

 練習走行は事前に造ったフォークを現場で差し替え、微調整を行いながら2本の走行を終了し、ライダーと話し合いを行い、その場ではそのまま決勝へ臨むと決定していましたが、私と大槻に加え、監督のお父様でGMこと中野満さんと長時間の話し合いを行い、その内容を監督へ伝えました。やはり詳細は記せないのですが、ライディングとセットアップがずれていると感じていたので、その打開策を提示しメリッド、デメリットを伝え監督の判断を仰ぎました。

 監督、ライダーを含め5人で話し合いを行った結果、桜井芽衣選手も「是非試したい、悔いを残してレースを終わりたくない」と意思を示したので、予選にはぶっつけ本番になるのを承知し、大幅な変更を施しました。

 前後のばね、油面を変え始まった予選結果は上出来とは言えないながらも、初めてのセットに順応し扱いやすい車体特性に希望を見出したようでした。

 更に車高も変え始まった決勝は、22位から13番手までポジションを上げ最終ラップのシケイン入り口で、トラブルが発生し、結果は16位となりましたが、並み居る猛者を相手に上々のレース運びを演じました。

 二台とも決勝の結果と気持ちを忘れなければ、グラチャンでは優勝や表彰台を手中に収められるはずです。それ程二人とも高い地力を有しています。

 走行の合間を縫って、卒業した名越哲平君が挨拶に来てくれました。今年からハルクプロという名門チームで全日本のST600を走っています。やはり旧知のライダーがやってきて、現在のチーム員を鼓舞してもらえると雰囲気が和むのと同時に、ライダー自身も先輩を目指し発奮するようで、嬉しく感じました。

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週末の鈴鹿へ向けて

 今週末の鈴鹿サーキットで行われる、ドリームカップへ向けて、最終的なセッティングを施すために、当社に56Racingの56号車が入庫しました。

 監督からのオーダーは「ネコの足のようなしなやかさ」を求められ、その課題を解決すべく、残り5日間で仕上げます。というのは全て私の脳内で交わされた会話でして、実際は事情により車両運搬を任されただけでした。

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筑波TTを終えて

 土曜日に筑波サーキットで行われた、筑波TTに参加しました。

 結果は予選1位でポールポジションを獲得し、決勝は5位。この様な素晴しい結果を得られた要因として、最初に記さなければいけないのは、56Racingのチーム員やそのお客様、中野監督、雑誌BG様、ダンロップ様、江沼チェーン様、広島高潤様、早稲田の激しいバイク屋「ガレージアトラクティブ」様など多くの方々に助けていただきました。レースで車両を走らせるのに不慣れな当方を、暖かく見守りご助力くださり、感謝しても足りません。

 ライダーに渡辺瑛貴君を擁し、ツインチューブではなく旧型のシングルチューブに、独自に考案した減衰調整(バルブ)構造を持たせ、その開発とライダーの育成を目的としたチームです。チーム名は「SGFダンパー開発チーム」略称「SGF,DDT」です。

 以前にも書き記しましたが中野真矢さんから聞いた、「セットを変更せずに一日走り、最後に少しだけ変える」を実践し、4時間走りっぱなしのサーキットや、ショートコースで走行を重ねベースセットを決めた後は、走りこみに時間を割きました。

 小さな変化を見逃さず、ライダーの言葉を検証しそれを持ち帰り、工場で減衰や車高などを変え、サーキットで確認する。これを繰り返し、納得出来るレベルになったと感じたのですが、レースでは問題点が浮かび上がり、やはり開発に終わりは無いのを実感した次第です。

 ライダーの能力は十分以上で開発力もあるのですが、こちらがライダーの能力に匹敵する車体を提供できなかった事に、悔いが残ります。

 年内は開発を継続し、ライダー育成と、規則にとらわれないダンパー改造を行い、楽しくも真剣にタイムアタックを行います。

 関わってくださった皆様、BG誌やホームページを見て応援してくださった皆様、有難うございました。レースの模様はBG誌に掲載していただく予定ですので、そちらもどうぞ御覧下さい。

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筑波テストを終え、明日は本番

 本日は、難しい天候の中CBR250Rのダンパー開発テストを行いました。

 明日の本番へ向けかなりよい内容のテストで、56Racingの中野真矢さんや富本さんも参加してくださり、ライディングやレースシュミレーション、インジェクションマップなどを変更し、一日で大きく進歩しました。

 エンジン特性が車体に与える影響は大きく、若干問題点のあったサスセットがかなり改善されました。

 明日はいよいよレース本番です。3ヶ月間のチームの努力が結実するように、応援してくださる方々に恥じることの無いよう、頑張ります。

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ダンパー開発。週末は筑波TT。

 昨日は、テストライダーの渡辺瑛貴君が白糸スピードランドでテストを行いました。

 筑波で確認した問題点は以下二点

 最終コーナーでフロントがインに寄らない 

 アクセルを開けた際に、車が前に進まない

 上記二点を解消すべく、フロントはシムを抜き、伸び減衰を弱め、リアはダイアルで減衰を弱め伸びを抜きました。これにより問題が解決し、スムーズな車に仕上がったのですが、それ以前に持っていた美点である「フロントのボトム付近の腰」が弱くなったとの言を踏まえ、金曜日の特スポでは問題解決すべく動きます。

 現状は非常によい内容で進んでおり、能力が高く「開発力を有するライダー」つまりは速く走れ、現状認識に優れ(客観性を持つ)、コミニュケーション能力の高い人間を起用した意図どおり、テストは進んでいます。

 今回も大半の時間を走行に費やし、セットは固定したままでした。それにより、微細な問題点を発見し、改善して行けば良い車両になって行くので、自分ひとりで走りセットアップを行う方も、参考にして下さい。

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鈴鹿サンデーロードレース

 土日で行われた、鈴鹿サンデーロードレースへ56Racing様に同道いたしました。

 土曜日は2本の練習走行がありましたが、56号車は怪我を引きずった状態での参戦でしたので、慣らし走行の意味合いも含んでいました。しかし、非常に才能のあるライダーですから、腕に痛みがあり力の入らない状態でも、良いタイムを見せてくれました。

 一本目の走行で感じた問題点を、二本めで大きく変更し、狙いどころが定まりました。規則変更に伴い、フロントフォークの動きが大幅に変わってしまったので、それをまとめ上げるのに注力しましたが、SGFダンパー開発チームで得たデータを参照し、新しいフォークの動きを演出できました。

 本番は第二集団で強いられたレースを、痛い腕を気合で我慢し、第一集団に喰らい付き、魅せるレースをしてくれました。

 走行後の話し合いで、更にリクエストが出た部分を、次回の全日本同時開催に生かし、よりライダーに寄り添った車作りを狙います。ただ、ライダーの言いなりになるのではなく、チームの軸である「ライダーを育てる」車両を一番に考えセットアップに励みます。

 62号車は、前回レースの菅生で感じた燃調関連と、サスセットを少しの変更で走ってもらいました。3年間で作り上げたベースセットに、8月以降の集中的な走りこみと練習で得た車両に自信を持って走ってくれました。

 10月10日は監督、中野真矢さんの誕生日でした。本人不在の中、ケーキを頂き、お祝いのビデオメッセージを送りました。レースや会議は真剣ですが、お祝い事や夜の食事はとても家庭的に催され、笑顔の絶えないチームです。

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筑波TTへ向けて

 来週の筑波TTへ向け、車両の整備が大詰めを迎えています。

 ライダーに満足いく車両を提供するべく、日夜奮闘して、先程何とか完成しました。

 前回のテストで明らかになった、減衰の問題点は前後とも「伸びの過減衰」でした。これを解消すべく、前はシムの組み換え、油面と番手は変更せずイニシャルは変更しました。

 後ろはダイアル調整のみで対応します。

 次回練習もこのセットで固定し、前回との比較を行ってもらい、過不足を確認し金曜日の筑波練習へ進みます。

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SGMFG000 筑波初走行

 渡辺瑛貴君を起用した「SGFダンパー開発チーム」の、筑波初走行を10月3日に行いました。

 ライダーと車両の両面において、課題を見つけましたが、2時間に及ぶ走行後の会議において、足回りの問題点を明確にする事が出来ました。

 アクセルを開けてから加速へ移るまでに「待ち時間がある」、と言われ詳細を確認したところ、ダンパーが効き過ぎているとの結論に達し、ばね定数とばねの初期荷重に関しても新たな方向性を示してくれました。

 フロントも最終コーナーで「前がインに入ってこないので、体を入れなければならない」とのコメントから、減衰を見直す事にしました。

 重要な点は、一般に想像されるような調整は一切行わず、セットを固定した状態で走り、問題点を発見しました。もちろんライダーの能力が高いことも一因ですが、セットアップを早期に詰めるには無闇に変更せず、じっくりと問題を浮き彫りにする事だと、改めて感じるテストでした。しかも、今回はコースへ出向けなかったので、車両返却の際にライダーとのミーティングで、それを発見できたのも大きな収穫です。

 レースまで2週間を切ったこの時期に、来週は鈴鹿へ56Racing様のレースへ帯同するので、またまたテストへ参加できない状態が続きます。しかし、この2ヶ月間の開発から学んだ手法を鈴鹿で発揮し、チームへ恩返しをしたいと思っています。中野監督の若かりし頃の経験を伺い、それをそのまま実践する事で、その有益性を身をもって体感しています。

 レースを走る方はもちろん、メカニック、エンジニアの方は、ライダーを信じて結論を焦らないようにすれば、振り返って無駄が無かったと悟る日が来るかもしれません。

 

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