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バイクで遊ぶ

NSR250Rの車高調整ロッド

 NSR250Rの車高を変えられるようにする、可変リンクロッドSGIVの問い合わせを頂きました。

 ベアリングに取り付ける寸法変換カラーに、シャンパンゴールドのアルマイトを掛け、品質を向上させました。ベアリングも長持ちする高価格版です。

 各年式に対応していますが、MC18のリアホイールを17インチにした場合にも、車高を合わせられる懐の深さを持ち合わせています。写真の品で在庫がなくなりました。今後は幾つかの部品を在庫していますが、完成品としては在庫予定はありません。受注対応か廃盤にします。しかし、NSF250Rやスパーダ等にも同様の発想は使えるため、必要に応じて造ってゆこうと考えています。

 

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25年

 先日依頼を頂いたお客様の車両は、CB400SFのNC31でした。初期型のシリンダーにフィンが無い型です。

 25年前に新車で購入したまま、ずっと乗り続けている車両でしたが、驚くほど綺麗な良い状態でした。殆ど文句のつけようもありませんでしたが、前後ダンパーのオーバーホールと、若干の仕様変更を提案し、ブレーキ関連のメンテナンスも同時に行う事となりました。

 フロントはオーバーホールに、3mmカラーを製作しイニシャルを追加したところ、大槻が試乗し若干張りを感じるとの報告から、1.5mmを造り直し交換しました。リアは、伸び圧の減衰共にシムの配列を変えることで部品代を掛けず、仕様変更を施しました。リアのばねは最近の車両と違い、シングルレートを採用しているため、自然な感触があります。これはとても好ましく思えます。

 変更を施した車体に合わせ、リアのプリロードを変え、前後タイアの空気圧を様々に変更し、最良の状態を模索した結果をお客様につたえ、今後の参考になるよう提案させていただきました。

 ブレーキもマスターシリンダーをNC39へ交換していると聞いていたのですが、無効ストロークの極めて少ない当たりのマスターのようで、純正品とは思えないくらいに、良質な効き方を体感しました。NC31はタイアサイズやシート高などがバランスよく、とても良く出来た車種だと思います。年が下るほどに色々な要望を取り入れ、ちぐはぐな車になる気がします。初期型の本質を突いた車造りは、心を打たれます。

 自分のCRMでも感じましたが、強くブレーキを握りながら倒し込み、レバーを戻しながらフロントの荷重を抜くのは、横置きマスターでは少々繊細さに欠けるようです。レバーを握るとピストンとこすれる面が横移動と共に前後方向にも摩擦が生まれるため、無駄の多さが繊細な作業を邪魔するようです。見た目が嫌いでなければ、ラジアルマスターも良いかもしれません。しかし、CBのようなネイキッドには横置きマスターのタンクもさり気ない感じがして好きなので、見た目を選ぶか性能重視かで悩むところです。

 

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2ストロークオイル、広島高潤

 CRMのエンジンオイルも交換しました。ヒロコーの感性です。

 オイルの感触を確認するべく、オイルポンプへ行くホースからタンク内のオイルを全量排出し、新油を流し込みタンク内を洗浄した後、オイルを満たします。こうすれば、オイルが混ざり合わない上、早期に新しいオイルの感触を掴めます。

 昨晩の帰路と今朝の印象は、エンジンの掛かりが良くなり、吹け上りもかなり良くなりました。正直びっくりするくらいトルクがでた印象です。これまではどのようなオイルを用いても、走り出してすぐにシリンダー内のカブリを取る為に一度、回転をかなり上げる必要があったのが、4ストロークのようにその必要がなくなりました。

 私見ではオイルの粒(か分子)が小さく、綺麗に燃えきる感じがします。ガソリンの霧化が上手にできていると、綺麗に回るのと同様に2ストロークオイルでもそれを感じます。2ストにとってはキャブレターセッティングを行う前に、良いエンジンオイルを選ぶのが先決のようです。

 昔から2ストを扱っている方には当然なのでしょうが、私自身は新たな知識を得てとても楽しい毎日です。公道を極端な負荷を掛けずに走るなら、耐久性は大きく問題にならないと思います。そこで、エンジンの回り方や乗り手との相性に重きを置いてオイルを選ぶことにしています。従って、細かくエンジンを開け機械的な問題が無いか検証しているわけではありませんので、方々から反論もあるでしょうが、その場合はまた教えて下さると参考になるので、嬉しく思います。

 

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ブレーキとフロントフォーク

 CRM250AR・MD32のフロントブレーキを変更しました。

 ローターとキャリパーサポートをモトマスターにし、パッドはプラスミューです。先月キャリパーとマスターシリンダーは消耗品の全てを交換済です。

 フロントフォークとフロントブレーキは一体だと考えています。両者の吊り合いが取れてこそ、サスペンションとしての性能も発揮できるし、ブレーキの能力も最大限に使いきれます。この個体はフロントフォークを舗装路用に変更を行っていたため、ブレーキの強化は丁度良い範囲に収まりました。あと少しフォークスプリングの定数を上げ、マスターシリンダーとブレーキレバーの交換が望ましいのですが、悪くない印象です。

 

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パイロットストリート・ラジアル

 CRM250ARのタイアはミシュランのパイロットストリート・ラジアルを使用しています。

 選んだ理由はリアの3.5インチリムに合わせた130サイズで、ラジアルタイアを選べるからです。フロントの3インチは110がどれでも選べますが、リアの3.5インチは選択が難しくなります。

 どうするかは決めていませんが、希望は4.5インチに140、5インチに150が良いと考えています。しかし、この時期は朝の路面温度はいよいよ低くなってきますが、タイアを温めずもパイロットストリートは問題なく走れます。やみくもにハイグリップタイアを使わずに、街乗りにはそれなりに適したタイアを選んだ方が、実はよりグリップしますので、皆様も良い買い物をしてください。

 

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久しぶりのCRM

 通勤でCRMに乗りました。

 サスペンションなどの変更はしていませんが、わりと上手にできているので乗るのが楽しいです。出発してすぐにアクセルを開けた際の反応遅れが気になりました。そこで、エアスクリューを締めたところ素直な反応を示すようになりました。

 先日はお客様のZX-10のFCRのメンテナンスを行い、また調整で入庫しました。しばらくはCRMとZX-10のキャプ調整で楽しみたいと考えます。

 しかし、最近は4時台はかなり暗く、6時近くなってやっと明るくなります。秋が深まり冬が近い事を思わせます。

 

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久保田早紀 異邦人

 異邦人と言えばカミュの小説かと思いますが、ずいぶん前の歌で久保田早紀さんの「異邦人」があります。

 この曲が好ましいと感じたので、コード進行を調べてみたところ、前半はFマイナー、クラシックならヘ短調からサビはFメジャー、クラシックならヘ長調へ転調していました。前半の情緒不安定な感じの曲調からサビの浮遊感を持たせた明るい雰囲気は、とても凄いと感じます。マイナーキーから転調する直前にFsus4という少し変わったコードを使い、転調の切っ掛けを作っているようです。FマイナーからDメジャーへ飛ばず、トニックノートをそのままにすることが、曲の根幹を作っているのかもしれません。あまり深く音楽理論を知りませんが、そのように思います。

 先日ラジオを聞いていたところ、渡辺美里さんの「マイ・レヴォリューション」のサビへ行く直前のコードは、小室哲哉さんはディミニッシュと呼ぶかなり不安定な響きのコードだったのを、編曲の方がsus4コードに変えたと聞きました。sus4とは、コードのキーを決定する3度の音を鳴らさず、その一度上の4度をならし調を不明瞭にしているコードです。C(ド)のコードならE(ミ)の一度上のF(ファ)になります。

 数年前にラジオで聞いた曲もマイナーからメジャーへ転調する曲があり、ついつい購入しました。スティングさんの曲を分析したことはありませんが、かなり手が込んでいると思います。八分の五拍子など変わったリズムもあり、引き込まれます。

 こう考えると、自分の曲の好みも知れるというもので、複雑な構成の曲に惚れてしいます。

 バイクや車に対する接し方も、現象に対し常に分析的だと自身を感じています。この辺りの感覚は音楽で養ったのかもしれません。ただ、その音楽と同様にバイクの腕も残念なレベルです。

 

尊敬に値する人はいる

 オーリンズを販売するラボ・カロッツェリアの2輪部門の責任者、小畠さんと言う方が居ます。

 その方と話すたびに、新たな知見を得ます。先日の町工場、桜井電機の桜井さんも同様ですが、色々な場所に尊敬できる人はいます。

 先日、バイク関連の本を見ていたら「価格破壊」の文字を見つけました。デフレが始まった20年位まえに流行した言葉ですが、未だに使う人がいるようです。この言葉に反して、私が言うとしたら「価格構築」です。価格破壊は腑分けするならば「同じ製品やサービスをより安価に」ではなく、「安い品を、悪いサービスで」提供しているに過ぎません。それは単に安い品物なだけです。

 当社は、「高い品物に、既存の技術やサービスを超える集合体としての価値を見出す」製品を販売したいと考えています。

 製品のアイデアを話すと「それはアジア圏で製造すれば、安く作れる」と方々から言われるのですが、そのような製品には興味がありません。私が買ってもらいたいのは、製品を作るにあたり「ロッドは自作して、アルミの削りはこれこれの理由でAさんに発注し、アルマイトはこういった理由でB社に発注し、内部の削りはCさんにお願いした」と言うように、なぜこうなったかを説明でき、どうしてその会社に部品発注をしたのかが明確になるような品です。安く作れるから図面だけ引いて外国に発注したような、哀しい品物は買ってもらいたくありません。

 そうなると、自ずとお客様を限定する幅の狭い業態になってしまうのですが、奥行きだけは行きどまりの無い、深い製品、サービスを提供できるように精進して参ります。

 写真は今年のオーリンズのカタログ見開きですが、とても良い写真だと思いました。いまのオーリンズはもっと大きい会社ですが、これが当社の目指す場所です。

 

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実はオーリンズも売っています

 GPZ900Rの本にオーリンズの宣伝も載っていました。大きい会社は広告宣伝費がしっかりあり、素晴らしい事です。

 当社はオーバーホールが主になりますが、依頼があればオーリンズも販売しています。ただ、割引なしのラボ・カロッツェリア定価通りの販売となります。その代りにセッティングなどに対する補助を行います。

 一般に手に入る品では、FGが一番性能が良いと考えています。オーリンズは基本性能は高いと思うのですが、最良にするためには手間(イコールお金)が必要です。私見ですが、売っているそのままでいいとは考えていません。FGは自身が大きく関わっているため、お客様に合わせ込んで売る為、その辺りを柔軟に対応できます。しかし、お客様がオーリンズを選択されるならば、それに対してなるべく乗り手に合わせられるよう、努力します。

 

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開発車両、TZM50

 YECのサス一辺倒なので、TZM50のリアサスを開発するべく車両を購入しました。

 NSRと比較して、ばね定数が低い=ストロークが長いため、製作は比較的楽です。NSRではあっちで0.5mmこっちで1mmなど寸法を確保するのに四苦八苦でしたが、TZMではトップアウトスプリングすら付けられそうな感じです。

 CRMを買い、TZMを買い、知人からNSR250を預かり2ストロークの比率が高くなりました。工場の奥にはひっそりとTS200もあります。こちらは完全な不動車です。

 

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