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バイクで遊ぶ

わざと外す

 試乗車のNC39には、400ccに対して油膜が強すぎるオイルを入れいます。ヒロコーのM4で粘度は5W-30です。

 粘度は硬くありませんが、油膜がかなり強いのでオイルが粘りエンジンの回り方も粘り気を感じます。このエンジンに入れるなら、もっと相性の良い品があるのは承知していますが、入れてみたらどうなるか確かめてみました。確かに回りは重い部分もありますが、一定の回転で走る時は穏やかで滑らかな感触もあり、心地よく感じます。

 次は2気筒に良く合う飛竜を入れてみようと思います。思わぬ発見が出来れば楽しいし、お客様に勧める際の参考にもなります。ヒロコー以外のオイルも試す予定です。

 

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久しぶりに乗る

 昨晩は一週間ぶりにCB400SFで家路につきました。いつもより少々早い時間のため、車が多くたった1時間で大きく違うと実感した次第です。

 先週は数人のかたに試乗頂き、貴重な意見を聞けました。それを活かし、筑波でセッティングに悩んでいたVT250SPADAの方向性を見出い、街乗り用のフォークの相談を受けた際に、その経験をまた活用できました。

 私自身は街乗りでもブレーキを積極的に使い、フォークを沈めて曲がる乗り方をします。アクセルオフだけで姿勢変化を大きく起こしたい方は、もっとイニシャルを抜く必要がありそうです。

 更に曲がっている最中の、体の位置も違っているのかも知れません。お尻をシートにどっかり乗せ、運転してみましたがかなり変な感じがします。シートに座りっぱなしでも上半身の動かし方と、少々の下半身の動きで、体の位置がかなり変わります。旋回中で車体を倒している時の中心は、感覚的に前方の内側(肩の辺り)に感じています。その中心へ向け体を持って行かないと、旋回中心の外側にいることになり、バイクを起こす力が強く掛かり曲がり難い感触を得ます。

 上記は全て私の印象を論じただけなので、人により違う印象を持つでしょうが、詰まりは積極的に体を動かすか、動かさないかで同じ速度で走っても車に対する入力が違うために、受ける印象も変わってくるのだと想像します。

 だからと言って、乗り手個々に合わせれば良くなる物でもないと考えて居ます。以前当社で働いていた木村君が「新保さんのセットは硬くて乗りずらいと思っていたが、緊急回避でブレーキを強く握り曲がらなければいけない事態に遭遇した時、しっかり曲がった」と教えてくれました。曲がりやすいからと、安易に柔らかくすれば限界を下げることになりますが、反対に振れば乗り手の技量に大きく左右されてしまう。両者の均衡を高度に併せ持つ車両を造るのが今の目標です。

 

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呼吸を感じる

 J,Sバッハの無伴奏チェロ組曲が好きです。あまり多くのバリエーションを聴いたことはありませんが、ヨー・ヨー・マさんを始めに買い、友人が昔のガット弦で演奏したCDを貸してくれたりと、幾つかは聴いてみました。

 17年前に音楽学校へ通っている時、そこの同級生だった人が「ヨー・ヨー・マは演奏に呼吸の音が入っていて、譜割りではなく呼吸で演奏するから生々しい」と言っていました。私自身も同様の記事を雑誌に認めました。

 最近、深夜帰宅途中でNHKのラジオ深夜便を聴いていたら、ヨー・ヨー・マの演奏が流れてきました。10数年ぶりに聴いたその演奏は、私の興味を離れていました。なぜか考えたのですが、この数年間で私の中で無伴奏チェロ組曲のスタンダードは、清水靖昇さんに変わっていたためでした。サキソフォンは吹奏楽器なので、息が直接演奏になります。その呼吸の間と、録音環境に影響された音色は私に丁度良く嵌りました。

 思いを巡らせると楽器の中でサキソフォンの音が一番好きであり、それを決定づけたのは、ロニー・ロウズさんのブラザーフッドです。このCDは勤めていたバイク便があった、神保町のCD屋で買い求めた品です。俗にいうジャケ買いのCDで、大げさでなく何千回も聞いているものです。特に8曲目の表題「Brotherhood」は心地よい陶酔感を得られます。何度も繰り返すのがその要因かも知れません。余談ですが、B'zにも同じ題名のアルバム、曲があります。

 心地よい音楽を聴くと同時に、心地よい二輪車、四輪車の乗り味は音楽と同義だと感じています。それは陶酔感をもたらすからだと思います。従って、好きな音楽を聴きながら好きな景色のなか、最高の車に乗っているのがこの上ない喜びです。その点、音楽を聴けない2輪車は若干劣ります。

 最近はヘルメットにスピーカーを仕込んで、音楽を聴くこともできるようですが、私はそれをしません。自身にとって、二輪車はスポーツよりも剣道や柔道のような道なのでしょうか。求道者であるならば余計な物を省き、バイクの動きに最大限注意を払い、自分の操作技術に集中するにはそれが一番良い環境です。それは詰まり、4輪車に対して私が求める物は、違った要素だとも反証しています。

 

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カーボンヘルメット

 近所へタイア交換に来たお客様が、顔を出してくれました。

 カーボンの中野真矢レプリカメットも誇らしく、まるで後光がさしたかの様です。興奮したのか、猫たちもウロウロしていました。

 タイア交換を終えたファイアーストームは、いま一番興味を持っている車両なので、じっくり見させてもらい、大槻に至っては試乗まで行いました。業者間ではかなり安価に出回っているようなので、CBの次はファイアーストームにしようかしら、などと夢想します。

 

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今日の帰路はCB400SFで

 本日は通常業務の一日でしたが、お客様がお越しくださり開発車両のNC39に乗ってもらいました。

 フロントフォークの突き出しを変更したので、私も今日の帰路はNC39で行き、状態確認を行います。今週辺りから徐々に改造を始めてみようと思います。

活道理、死道理、物理現象、理論

 直接読んだのではありませんが、会沢正志斎が「物事には活道理と死道理がある」と書いているらしいです。

 現在の状況に合わせ、理を変化させるのが「活道理」。状況を見ないで型にはめるのが「死道理」だと思います。何度も繰り返し見たテレビ番組の中で語られてい事にも、興味深い内容がありました。荻生徂徠の言葉に「事に嵌る」とあり、アメリカのプラグマティズムの考え方と同じだそうです。アプライ・トゥではなく、アプライ・イン。内実に合わせるか、理論に当てはめるか。

 サスペンションセッティングも同様だと考えています。現在の路面、タイア、車体に合わせ、道理を変化させる必要があり、型にはめる手法では早々に破綻の憂き目にあいそうです。

 物理現象とはある種、科学反応と言うか人間の解釈が介在しない純粋な出来事であり、その出来事に可能な限り客観性を持たせた主観が、道理や理論だと私自身は認識しています。

 サスペンションセッティング理論(道理)とは極論、主観です。パラダイムシフトがあれば180度変わる事もあります。常に現象を感じて対応したいと考えます。

 

路面のギャップに対する捉え方

 先日、加発車両のCB400SF・NC39で帰路を行く途中に、考えがまとまりました。

 その帰路にはかなり路面の悪い場所が多数あり、それを超える時に私は腰を浮かしたり、シートから浮かないまでも、少しだけお尻を持ち上げたりします。こうすれば少々のギャップは問題になりません。この手段ならば手足の長さ分のギャップは、十分吸収可能です。

 バイクの操り方は色々で、事故を起こさない前提で正解はありません。サーキットやコースを走るのでなければ、タイムも関係なく、操縦者自身がどれだけ快適に過ごせるかが、重要だと考えます。快適には、楽しいやスポーツライディングも含みます。

 つまり、車と同様にシートに腰を落ち着けたまま座りっぱなしの操縦方法と、体を使いギャップを逃がす方法では、セットアップが大きく異なる可能性があります。私自身は後者なので、前者の操縦を行う方とは十分な確認を行わなければ、単に乗り心地の悪い車両と感じてしまうかも知れません。

 

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報告

 2月に作業を行ったVTR1000SP2のお客様がお越し下さり、大福のお土産を頂きました。

 その方の車両はキャンペーンで、ヒロコーの飛竜15W-50のオイルを無料交換したのですが、今まで使った中で一番良いとの事で、交換用オイルの発注がありました。キャンペーンの効果がありとてもうれしく思います。

 その方に開発車両のCB400SF、NC39にも試乗してもらいましたが、フロントのノーズダイブが穏やかで曲がりやすく、とても乗りやすいと印象を語ってくれました。実はその朝に当社大槻に試乗させ、問題点を洗い出し、私自身も少し変更のプランを持っていたので、フロントの空気圧を1.95Kから2.1へ上げ、方向性が正しいと確認していました。

 空気圧、イニシャルの調和がかなり高い水準に到達したので、最終調整を施してからリアサスのオーバーホールに掛かるとします。リアのイニシャルアジャスターも製作に入ります。

 フロントの単一定数のバネは、安くて手頃で狙った値を発見したので、純正流用で安く済ませられそうです。

 

 

イニシャルと空気圧、微妙な均衡

 空気圧を下げ、乗り味がかなり好みになったのを弾みに、更に空気圧を変更しました。 

 前後とも2.1Kから1.95Kへ下げました。重ったるいハンドリングになるかと思いきや、その重さが適度で更に好印象です。タイアの空気圧は車重と速度、倒し込みの技量により、かなり好みが変わると思います。ライダーとしては上等でない私は、下げ気味で優しい方が好みです。人によっては、もう少し高くして軽く寝るバイクが好きと言う人もいましたので、人それぞれです。

 一番問題はタイア温度をどこで合わせるかです。走り込んで熱の入った状態で丁度良い感じにすると、走り出しではかなりダルイ車になるので、私は冷たい(冷間)状態で合わせています。

 フロントのイニシャルもかなり焦点があってきました。タイアの空気圧とフロントフォークは両者がたわむので、両者の調和がとれた動きを出せれば、かなり乗り味がよくなります。今朝は昨晩より1/8回転強めました。それが若干フロントを高くして私の好みの車高に近づき、かなり思い通りの動きをしています。

 持てる素材を使い切る、一歩手前まで来たようです。

 今晩から天候が悪くなるようなのでまた後日、空気圧とイニシャルを調整してみます。

 

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タイアの空気圧

 開発車両のNC39は仕入れた時に、ダンロップのロードスマートⅡを履いていました。いつもならすぐに好みのタイアへ履き替えるのですが、今回は慌てているわけでもないので、とりあえずそのままで走る事にして、今に至ります。

 メーカー指示ではフロント2.25、リアは2.5を指定空気圧にしています。走り始めた時は前後とも2.25でしたが、先日前後とも2.1に改め試走を行ったところ、かなり良い印象を得ました。空気圧はダンパーで言うところのイニシャル・プリロードに相当すると考え、タイアの構造がスプリングレートに相当するのではないでしょうか。

 空気圧が高めだと燃費や摩耗に関しては良好でしょうが、乗り味については必ずしも良いとは言えません。自分の感覚に合うように、圧を調整してより楽しい車両に仕上げれば、バイクとタイアの理解も深まります。

 昨年仕上げた車両を納車した時に、リアよりもフロントの空気圧を高くした事を伝えると、驚かれました。乗り味を吟味して、そのように調整した訳ですが、固定観念があると、その解に行きつかないと思いました。求めるハンドリング・乗り味があり、そこへ向けて最適な仕様を求め手段を選べば、どの様な方法をあり得ます。

 

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