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バイクで遊ぶ

CRF250R

 春頃にCRF250Rの2016年型を購入しました。

 この車両でモトクロスを久しぶりに再開するつもりでしたが、若いライダーに貸し出すことになり、急遽自分用に別の車両を用意しました。新たに調達したのは2004年型のCRF250Rです。

 実はモトクロッサーはKXが好きで若い時分にはKX250、125、85で少し走っていました。今回も本当はKXが欲しかったというのが本音ではありますけれど、貸し出すライダーがホンダ契約のために車両もホンダに限定されております。

 そういった事情もありホンダを選んだ訳です。若いライダーには新しい車両を貸すことに決めました。走って学んで楽しみたいだけの私には古い車両で十分という面もありますし、なにより現行車よりも「あの頃のあの車両」といったように、昔見た格好良いバイクに乗りたいと欲求もあります。

 私は当年取って42歳になりますが、ようやく上の年代の方が旧車を欲しがる理由が肌身を通して理解出来料になりました。

 そういった訳で、準備を整えて走ってきます。

 

 

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サーキットの目標

 5年近く走っていなかったサーキット走行を再開して2度目の走行へ、福島県は二本松のエビスサーキットへ行きました。

 毎度お馴染みマエダコレーシングさんの走行会です。車両はZX-9R。タイアはミシュランのパワーカップエヴォ。

 サス関連のセッティングはとりあえず問題なく走りました。3時間半の枠がありましたけれど、最初の1時間で修理したシフトフォークから再度のオイル漏れが発生。残念ながら中断となってしまったのです。
 その1時間は完全ウェットではないものの、霧雨が降り続き少々路面状態が悪い。のは正直さして気になりません。それより大きな問題はバイザーの曇りです。

 もともと街乗り用で曇り対策の施されたレース向けバイザーではない上に、古くなり症状は酷く半周程度で視界は極悪。悪条件が重なりタイムは1分9秒台でした。

 それでも前回の走行から自転車、散歩、走るの運動が功を奏して2〜3Kg体重が減っていたようで少しは体が動く様になっています。それに気をよくし、同行した織茂さんのインジェクションVTR250を借り、膝すりの練習を行いました。その頃には雨もほぼ降り止み路面も乾いていたので、とても楽しく走ることができました。この車両だと50m看板を過ぎてから斜めに侵入しつつシフトダウンと制動装置を働かせれば、十分に減速できます。

 他のコーナーでも操舵に関して新しい発見があり、今後はその辺りを詰めて技術の向上と時間短縮を図ります。

 来年はカメラへの出費を抑えサーキット用のツナギを作ろうと考えます。これだけでもタイムは相当縮まるそうなので、楽しみです。主にエビスの走行会、TC1000などを月一程度で走り気候のよい10月あたりで筑波の2000においてタイム出しを試そうと考えます。

 その間にロードだけでなくモトクロスでの練習も予定しています。9月はモトクロスの練習へ行ってきます。車両はあるので、あとは意気込みだけです。

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試験用のTTxを入手しました。

 この数年、ミニバイクで頑張っているかわいちゃんRの紹介もあり、NSR/NSF100系のリアショックを数多く作業しています。と同時にオーリンズのTTxも引き合いが多く、年間で数セット販売しているのが現状です。

 そこでお客様の分ではなく自前のTTxを入手して、改造や設定の変更を試してみようと考えました。そう思っていた矢先に都合よくかわいちゃんRがTTxを売りに出すときき購入する運びとなりました。

 一番試したいのは減衰の設定です。自由長、ストロークの延長はこれまでにも試してきましたし、ある程度の数字を把握しています。しかし減衰の設定はライダーによる良し悪しが大きくかわりますので、もっと突き詰めたいと常々考えており、それもあって今回の購入を決断したのです。

 すぐに何かが変わる訳ではありません。このショックを基にして信用しているライダーで試験を重ね、エキスパートライダーが安心して使えるTTxを開発してみようと思います。

 

 

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テクノロジー信奉を脱却するべきである

 西部邁さんはテクノロジー信奉者の危険性を常に訴え続けていました。人間は獲得した新技術を手放すことはない。という事も話されていました。

 絵を描く際に必要なのは筆とカンバスです。これを用いて絵を描いて、その絵で誰かを説得したり表現するのが大切であると考えますが、道具の作り手はついつい筆やカンバスの出来不出来に目がいってしまい、議論も仕上がった作品ではなく、道具に終始する場合があります。

 筆の作り手はその良し悪しが商売に直結していますし、自分の技術をみせられる訳ですから着目するのは致し方ないところ。ですが、筆の使い手と使われ方を想像しなければ無用の長物になります。いくら素晴らしい装飾や握り心地、使い勝手が良かったとしても、鉛筆で油絵は書けないのですから用途にあった品が求められます。

 サスペンションに関しても同様で、構造として素晴らしくとも目的に合わなければならないのです。ですからそれらを集大させるには羽生善治さんの言うところの「対局観」が必要です。細部は技術(Tecnologia)をとことん突き詰める必要はあるし、そこから限界突破(いわゆるブレイクスルー)も起こり得ると思いますが、技術至上主義では道を誤る(方向性を間違う)と私は結論づけました。

 カメラに話を移しましょう。
 このところの最新技術はミラーレスと呼ばれる機構です。一世代前はデジタル一眼レフです。ミラーレスを八ヶ月ほど使った後、最近デジタル一眼レフを中古で購入しましたが、これがなかなかよろしい。使い勝手は悪いし不便な面も多々あるのですが、写真の質感がしっとりして心地よいのです。

 人はデジタルに利便性を求めつつ、その実、アナログの温かみや柔らかさを再現しようと躍起になる。不可解な生物です。タモリさんが行き過ぎたデジタル化はお止しなさいと、20年以上前に話していましたが、それが現実になってきたようです。ここにも冒頭の西部さんの言葉が思い出されます。人は獲得した技術を放棄しないし、更なる欲求で新技術を探究する。悪い事ばかりではないけれど、核爆弾もその一つと考えれば新技術も喜べる事ばかりではないと感じています。

 そういった事でテクノロジーを最上段に置くのではなく、そこに置くべきは何であろうかと考える事が大切です。みなさんの立ち位置で答えを出してみてください。私の写真技術は脇に置きますが、二枚の写真はNikon Z6とD800で撮影したものです。何が違うのか感じてもらえれば嬉です。

 

 

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スプリングを替えて遊ぼう

 オーリンズはスプリングが豊富に揃っています。

 バネ交換は車両の動きが変わるので、分かりやすく効果的です。減衰はスプリングを交換してまとまりのある車両運動を実現した後に変更するのが利口です。

 服に例えるなら、バネは尺。減衰は生地の質と例えられます。いくら良い生地で仕立てても、寸法が合わなくては服として成立しません。だから先にバネを合わせるのです。

 オーリンズに限らず純正サスペンションでもバネ交換は可能です。寸法を合わせる変換アダプタは必要になりますが、一度作ればあとは汎用品を使えるようになりますからおすすめです。
サスペンションセッティングに悩んだら、先ずはバネから合わせて行くのはいかがでしょうか?上手に仕立てれば思いの動きを実現できると思います。

 

 

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NSF/NSRのTTxを改造

 新品で購入したNSF100/NSRminiのTTxを改造しました。

 ストロークの延長3mm。減衰特性を少々変えました。このクラスはバネ定数が圧倒的に不足しており、最近では20K以上が当たり前になっているようですが、オーリンズの販売状態では18Kを少し超える程度です。そのために皆さんはアイバッハ、ハイパコなどに交換しています。

 新品を仕入れて減衰特性変更とストロークの延長で税抜き20万円ほどになります。「これで最高!」などと言わないのが当方の奥ゆかしいところであります。バネと車高が合っていればそこそこ走れるし、最後はやはり乗り手次第。これが私の率直な考えですが、それでも自分の好みに合わない部分があると感じれば、それは仕様変更を行うのが最善です。

 ある程度の蓄積に則り、そこを下地にしたい方は当方の新品販売時の改良仕様も良いと思います。そうでなければO/H時に依頼いただければ十分間に合いますので、使い方、考え方に照らし合わせ、依頼いただければ幸いです。

 

 

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NSRmini/NSF100のTTxに使えるスプリング

 かわいちゃんRのおかげでミニバイクのショックを手がけることが増えた昨今。クアンタムとTTxを改造する機会が多いのですが、TTxに使えるスプリングを作りたいと考えています。

 例えば近年はダンパー自由長が220mmを超えるが当たり前で、バネ定数も20K越えも当然になっています。そこで20K、21K、22Kなどを性能を突き詰めるのではなく、性能と購入しやすい価格の帳尻合わせを行い、セッティング出しのバネとして販売。そこで狙い目が見えてきたら高性能と評価されるアイバッハ、ハイパコ、ハルスプリング等に移行する。といったような提案ができるのでは無いかと考えています。

 実際に着手するには数十万円かかるので安易に取り掛かれはしませんが、お客様の動向を考えながら機会があれば挑戦してみようと思います。

 

 

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データロガーを使ってみよう。

 昨日は従業員の研修のため、福島県のエビスサーキットへ行きました。昔からお世話になっているマエダコレーシングさんの走行会です。この会の良い点は時間内は出入り自由で、数時間の中で好きに走れるからです。

 そのお陰でBT、9R、GSX-R750、TL1000、VTR250を乗りセッティングを行いつつ初めて参加する若者や従業員へ助言を行い、彼らは多くの事を学んだと思います。こう言うことは短期、長期で考えねばならず即効性ばかりを求めずに5年・10年先に活きてくると知りゆっくり成長を待つのが吉です。

 それはさて置き、BT1100にMoTeCのデータロガーを取り付けてありますから、エビスのデータを解析して楽しもうと思います。その内容を検証して動画とブログにしてみます。それ以外にも上記車両の印象を話しますので楽しみにして居て下さい。

 

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筑波サーキットでセッティングを確認する際の見どころ。

 先週は一本しか動画をあげられませんでしたが、今週は少し頑張ります。ただ作業が溜まっているので2〜3本程度を予定しています。

 次回の題材は筑波サーキットにおいて、私がコーナーで何を確認しているか?についてです。たとえば一コーナーでは車両の基本特性、一ヘアではライダーの減速から倒し込みの技量、ダンロップからの切り返しで前後ショックの連動とそれらの硬さなどです。

 他のコースでもコーナー毎の見所がありますが、筑波は地元なのでかなりの回数を見に行きましたので、折角ですからそこから得た知識を開陳します。

 

 

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5.5インチリムに160のリアタイア

 先日の走行会の準備でBT1100の前後タイアを交換しました。

 フロントは3.5インチリムに120なので普通ですが、リアは5.5インチに160のタイアを選択しました。もちろん皆さんに勧めはしませんが、使ってみるとこれはとても心地よい。パワーのないBTは力でタイアを撓ませずらいので、車重と空気圧を上手に組み合わせてタイアのしなりを生み出します。
 排気量の割にはトルクも少ないBTなので上記のようなかなり特別な手法を用いますが、タイアを細くするのも目的の一つですが主たる目的は別にあり、それは荷重指数を下げることにあります。ロードインデックスとも呼ばれますが、タイアの耐えられる最大荷重を下げれば、自ずと撓みやすくなります。街乗りや峠道でも容易に変形を起こすので、低速走行でもグリップを最大限に引き出せます。それに加え選んだタイアも柔らかめで拍車がかかります。

 逆を言えば、サーキット走行でガッチリ荷重が載るような状況において、この選択は最善ではありませんがタイムを詰めるためではなく、楽しいを最優先にするならこの手法はとても有効です。

 タイア選択、空気圧、走る場所を考えて頂ければバイクの楽しさは倍増しますから、皆様も楽しみながら悩んでください。

 

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