ホーム>SACRED GROUND STAFF BLOG>ダンパー仕様変更

ダンパー仕様変更

ダンパー改

 ハスクバーナの、ミニモタード車両のリアダンパーを改造しました。

 依頼主の希望により、ロッドはSGSA14にコーティングを施し、シム組も変更して大人が乗っても不足ないようにしています。バネはそのままなので、不足があれば交換は簡単です。一般的な寸法だと事が簡単に進み、助かります。

 

 2017428134910.JPG2017428134934.JPG

製作記録

 純正ではないバネを使用するための、変換アダプタの製作記録です。

 100mmの丸棒を必要な長さに切り、外径、内径を加工しました。削り代が多かったので、使う刃物、切り込み量と送り速度などを実験しながら、仕上がりの良い方法を探り、完成です。

 

 2017428133147.JPG2017428133217.JPG2017428133235.JPG2017428133653.JPG201742813379.JPG2017428133725.JPG

部品製作

 BMWのF650GSとヤマハ・FJR1300の部品製作です。

 F650は減衰調整ダイアルが内部で断裂したので、作り直しました。フライスがないのでマイナス溝が切れないため、手でも工具でも回せる様に6角棒で造りました。ネジ部分はM9のP1.00で、以前に自分で削った完成バイトで切りました。8mm角なので、高さ調整の敷板をギリギリまで突き出し、バイトの剛性を補助させたため、ステンレスのネジ切もビビる事無く終えました。

 FJR1300はスプリングカラーの製作ですが、2種ある内の一方を交換するのに、径が違う物を作る必要があり、100パイの丸棒から削り込みます。3mm幅の突っ切りバイトは安定感抜群で、短時間で切ることができました。

 

 2017427222252.JPG2017427222316.JPG2017427222335.JPG2017427222352.JPG

四輪用クアンタム

 フェッラーリ用のクアンタムをオーバーホール致しました。

 フロントは通常のメンテナンスを行っただけなのですが、リアは追加作業がありました。ロッドが痛んでいたため、SGSA14で作り直した後に東洋硬化にて、チタンコートを施しました。諸条件を考慮して、クロームナイトライドを進めていますが、ぱっと見では変わっていることがアピールできないので、玄人向けの加工です。

 フロントは最初からボール軸受を採用していますが、お客様の希望でリアにも用意しました。17Sでカラーも製作し、取り付けを可能にしています。

 クアンタムはエア抜きをバキュームポンプで行えない作りをしています。理論的にも体験の上でも、機械を使ったエア抜きが出来ないと、かなり大きな差を生むことになります。当社ではお客様の希望により、その加工を施しながら性能向上を提案できます。興味ある方は問い合わせください。

 しかしながら正規代理店ではないために、シリンダー、ピストンリングなどは交換ができません。オイルシールも純正は使えません。今回は中ぐり加工により、パッキン型のシールを使い、耐久性を向上しました。

 

 201742614140.JPG20174261423.JPG201742614232.JPG201742614251.JPG201742614313.JPG201742614330.JPG201742614359.JPG

課題

 FGのFFX31をR25用に仕立てるべく、仕様変更を繰り返しています。

 いつもと違いダンパー単体でチームに預け、その反応から仕様変更を施します。先日行われた菅生でのテストで、かなり感触が良かったらしく、細部を仕上げるために今回もまたシム組みの変更を致します。

 旧来のシングルチューブFQTがハイレベルの仕上がりらしく、それを上回る性能を得るのはなかなか大変です。あきらめずに一歩ずつ上を目指し、菅生までには他と比較して少しでも差を持てるようにしたいと思います。

 

 2017424184533.JPG2017424184552.JPG2017424184614.JPG2017424184633.JPG

VFR800F、シート高40下げ

 ドリーム店様から、VFR800Fの車高を下げる仕事を依頼頂きました。

 シート高を40mm下げたいとの希望に応じるため、早速仕事に掛かりました。フロントはストッパリングの位置を変え、伸び切を低くしてフォークを40mm短く仕立てました。車体取り付け時に36mm程度下がります。

 リアは車高で42mm、前後併せてシート高を下げました

 純正状態の車体はダンパーが動かない印象でした。私好みを書き添えますと、フロントフォークのスプリングカラーを10mm切ってイニシャルを抜き、そこから2回転アジャスターでイニシャルを掛けます。伸びのダンパーはほぼ最弱(最強から2回転戻し)辺り。 

 リアはイニシャルを最弱のまま、伸び減衰のダイアルを最強から1と1/2回転抜き位が前後バランスのとれた、良さそうな動きを見せました。リアのイニシャル量は、ダンパーを外して加工すれば、純正より抜くことも可能です。

 自社開発のSGIVで車高を変えられます。NSR250用に開発したのですが、寸法を仕立て直せば使用可能でした。車高を±で変更できるようになります。足つき性の向上から、スポーツ走行へ向けた変更まで、用途はお客様の要望に沿って製作可能です。

 価格は送料・税別で¥36,000~54,000です。

 

 2017421103924.JPG2017421103941.JPG201742110406.JPG2017421104021.JPG2017421104040.JPG

 

車高調整リンクロッド

 自社開発、製造のSGIVです。

 明日は雑誌の取材があるため、NSRの車高調整ロッドを久しぶりに用意しました。ロッドエンド(スフェリカル、ボール軸受またはピロボール)はミネベアを使いっています。この他にも耐久性と耐荷重が低い安価なベアリングを用いたSGIV-Ecoも用意しています。

 価格は通常版が送料税別で¥36,000。 Ecoが¥31,000です。

 長さも大きな変更でなければ出荷時に、セミオーダーで微調整可能となっています。

 MC16,18,21の全てにおいて、仕様可能です。

 

 2017421101450.JPG2017421101511.JPG2017421101528.JPG

眠そうに去っていった

 明日からの二日間、菅生でJP250のテストを行うため、急遽R25用のFFX31を組み直しました。

 内部変更を施した際に変化した寸法が、ダンパーの動きを大きく変えました。性能の問題と言うよりは正常に機能しなくなりました。部品の位置関係だけで、ここまで問題が大きくなるとは考えて居ませんでしたので、良い教訓にになりました。しかし、組み上がりを待っていた方は眠そうにしていました。

 今回は大幅に減衰の出方を変更したので、結果が楽しみです。

 今日の朝方4時までエンジンを組み、朝9時には出社し、明日の早朝3時に菅生へ向かうその方は、仕上がったFFX31を片手に、眠そうに帰路へ着きました。

 

 写真はやらせです。20174192345.JPG

CBR1000RR、レースベース

 街乗りに使っているレースベースのダンパーが入荷しました。車両はCBR1000RRです。

 このダンパーはサーキット走行を前提に仕様を決めているため、シリンダー径が大きく、細部も凝った作りです。車高調整もあり、スプリングプリロードは油圧式、圧減衰は2ウェイとなっています。更に伸びと圧のダンパー調整を行った際に、干渉しないような仕組みもあります。

 ですが、そのまま街乗りに使うのは良い事ではないようです。特にスリックタイアにサーキットの舗装を前提としたダンパーは、街乗りではきつ過ぎます。細かい凹凸に反応できず、硬く跳ねる乗り味になると想像できます。

 これを解消するには、幾つかのポイントを変更すれば街乗りに向いた仕様へ変貌します。ただ、メーカーがせっかくサーキット用にと頑張って造り込んだ部分は、一般的な方法へ変えなければいけません。

 仕立て直せば調整の多さと作りの良さから、街乗りにも良いダンパーに出来ると思います。同様にこのダンパーを街乗り使う方で、困っている方は連絡ください。

 

 2017412214216.JPG2017412214234.JPG

 

 

XJR1200のオーリンズを完全なオーバーホール

 ドリーム店様から、XJR1200のリアサスオーバーホールが届き、作業しました。

 今回はお客様が総額7万円以上の工賃を認めて下さったため、消耗品はシリンダーとリザーブタンク以外、全て交換しました。

 ピストンリング、オイルシール、ダストシール、ロッド、バンプラバー、フリーピストンバンド、上下ブッシュに各種Oリングです。シム組も少し変更して、スプリングのイニシャル量も変えて乗り味をまろやかに仕立てました。

 

 2017412212828.JPG

ページ上部へ