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ダンパー仕様変更

GPZ900Rのオーリンズ

 宮城県のお店から、A12,GPZ900R・ニンジャのオーリンズを17インチ用に改造してほしいとの依頼で、作業を進めました。

 基本的にはオーリンズの純正部品で造りました。内部の車高調整カラーとロッドは自作です。

 色々と手を加える部分が多く時間はかかるのですが、以前にZZR1100の車高調整キットをKⅡプロジェクト様と共同開発した経験があるため、問題は起こりませんでした。

 ダンパー長の短い品では車高調整を追加できない場合もありますが、希望のある方は問い合わせください。オーリンズであれば、オーバーホールとロッド交換、その他の消耗品を交換して7~9万ほどで作業可能です。伸び減衰の調整ダイアルカバーを交換すると、かなり綺麗な印象になり満足度アップです。

 

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先ずはテスト走行

 R25のFG、FFX31が完成しました。それに合わせ、仕様変更を繰り返すFQT11(ホース連結リザーブタンク型)も幾つかの加工を終え、出荷となりました。

 協力店の方にはすでに渡し、今週テストを行う予定です。先方からの依頼でここ2~3週間で話が現実性を帯び、急遽製作しました。昨年一年間のFQTで得たデータもあり、大枠では悩むポイントはありませんでした。

 FGのツインチューブFFXの特筆すべき点は、減衰を生むメインピストンと、往復運動によりオイルを動かすソリッドピストンの寸法が素晴らしと感じています。他社でもツインチューブはありますが、減衰の立ち上がりが少々きつい感触です。FGはシングルチューブとツインチューブの中間位の動作をみせます。

 そのほかに、単筒にみられる減衰の応答遅れがほぼ解消されています。これは往復運動をするソリッドピストンが担う重要な役割です。減衰の応答性の良さは、メインピストンが動かずに、ソリッドピストンが動かすオイルにより減衰を生むことが大きな要因かと思います。ここで、二つのピストンの比率が重要になります。

 テストするチームのメカニックさんは熟練工で、勘所を掴んでいるため安心して任せられます。是非テストには立ち合いたいのですが、仕事の都合が付くかわからない現状では、なんとも言えません。

 楽しみな一品です。

 

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クアンタム

 昨年からクアンタムの依頼が多く、冶具の拡充を考えています。

 正規代理店ではありませんので、クアンタム純正部品は使えません。オイルシールなども部品を加工する場合もあります。

 品物によっては、エア抜きを機械で行えるようになる為、純正状態よりも良くなる場合があります。写真のリザーブタンクを備えた形も依頼が増えつつあるため、エア抜きの冶具を製作しよと考えています。

 どんなダンパーでも持っている技術を最大限に使い、最高の品質を目指します。その持っている技術も日々向上を図り、更に上を狙ってゆきます。

 

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CB1100,CB1100EXの特別プラン

 大人に人気のCB1100とCB1100EXへ向けた、FGの特別企画です。

 FGのリザーブタンクの無いツインショックFQE11pr36を、定価¥118,000(税別)と脱着工賃¥8,000(税別)で販売します。FG本社の設定がないため、当社の在庫を用いて仕様変更を施し取り付け致します。

 一台限定ですがCB1100のサンプルを取る目的の謝礼として、フロントフォークのオイル交換を無料で実施致します。希望があれば、部品代と追加工賃の差額分でオーバーホールも行います。

 LINE@から連絡、申し込みを頂けます。ID @lig7244n キャンペーンのお得な情報を発信しています。

 イニシャルアジャスターの追加や、当社の独自バルブSGVFなども提案できますので、興味のある方は質問ください。単にサスペンションを交換するだけでなく、パッケージで車両を造り込むことで、ご自分の車両がより楽しくなるのを是非実感頂きたいと思います。

 他社には採用されていないトップアウトスプリングを備えた、特別なFGダンパーを体感してください。

 

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お客様が雑誌に載りました。

 松戸市でスナックを経営する石川さんのCBXが、BG誌に取り上げられました。 

 紹介でお越しいただき、それ以来チーム員の方を始め沢山のお客様を紹介頂いている気の良い方です。走りも良く、昨年のTOTで4位に入賞しました。このCBXは車体の問題点を確認して、フロントフォークを若干作り直しさせてもらいました。それが走りに少しでも良い影響を与えているなら、望外の喜びです。

 

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理論と物理現象

 理論的という評価は必ずしも良言葉ではないようです。

 聖飢魔Ⅱのギターリスト、エース清水長官の本を読んでいた時に見つけた印象深い言葉に「理論は感性の体系化」というのがありました。この真意はロックギタリストは音楽理論を嫌うが、有史以来積み重ねてきた音楽に対する感覚の「気持ち良い、悪い」を明確にしたものが音楽理論である、という意でした。

 これぞ正しくと思いますが、逆にとらえると理論とは感覚ともとらえられます。字面をとらえても理(ことわり)を論ずるなので、ある意見、判断、持論とも考えられます。ですから理論とは絶対的な物ではないと、私自身は考えます。

 それに反して物理現象とは、人間の判断が介在しない絶対的な現象なので、理論とは違います。物理現象の対極が感性だとしたら、少し物理現象よりの感性が理論かと思います。

 サスペンションとはスプリングとダンパーの物理現象を、感覚の体系化である理論でセットアップしてゆく、曖昧な行為です。その理論をここで「サスペンション理論」と便宜上呼びますが、このサスペンション理論はとてもふわふわした手触りです。一定のガイドラインにはなるのですが、個別の事例にかならず当てはまる物ではありません。

 サスペンションセッティングとはそれほど曖昧であり、その曖昧さを受け入れる寛容を持ち合わせなければ、事が上手く運ばないと感じる今日この頃です。

 上記文章を書いた後に、読み直しをして内容と文体の確認を行った際に、ふとひらめいたのですが「感性の体系化」=「気持ち良い、悪い」だとするなら、サスペンション理論は「感性の体系化」=「乗り心地良い(速い)悪い(遅い)」の集積とも言えます。

 

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R25用の新作ダンパ、FFX31

 今年はJP250にCBR250の二気筒が出てきます。R25はかなり不利になると噂を耳にしますが、とりあえず出来ることは進めてゆきます。

 旧来のシングルチューブFQTに替え、ツインチューブのFFXをテスト製作します。ライダーやチームなどの詳細は未だ明かせませんが、4月の全日本筑波の前には実戦で使える状態に仕上げます。

 楽しみにしてい下さい。

 

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全日本へ向けて

 ドッグファイトレーシングのライダーが使うR25のFGが、内部変更の要望があり預かりました。4月の全日本へ向け、これから造り込みます。

 メガネでお馴染みのメカニックさんと話し合い、R25の新型ダンパーの開発を実行に移す事にしました。56デザインスポルトの中野監督も同様ですが、レースはやはり人間だと思います。信頼できる人とならば時間とお金を使って経験を積み、それを基に成長して、お客様に還元できるよう努力します。。2年前にピッチングセンタの問題に気付く切っ掛けも、56レーシングとの活動の中から出てきた発想でした。

 

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FG、実は2ウェイ

 2ウェイアジャスターがなければ使い物にならない、と言われてしまう事もありますが、コンプレッションアジャスターの内部は通常2ウェイ構造になっています。これは環状隙間だけで制御すると、狭い通路をオイルが通れなくなる「オイルロック」が起こり、深刻な問題を起こすからです。左記の問題を解消するには2ウェイか、オリフィスの径を大きくするなどがあります。

 FGは外観からはわかりませんが、内部にピストンを備えシムで高速域を制御し、低速は環状隙間型で制御します。ここのピストン形状も旧型から変化し、日々進歩しています。

 

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VTR1000SP1、キャンペーンのオイル交換

 SP1のメンテナンスを終え、2月の企画「エンジンオイル無料交換」も同時に終えました。

 車体の方は純正をオーバーホールしただけですが、フロントはオイルロックピースにバイパスポートを開け、実ストローク量を増やしました。それと同時にMCナイロンでスプリングカラーを延長して内部でイニシャルを12mm足しました。

 リアは固着していた伸びの減衰調整ダイアルを修理して、元に戻し、消耗品は全て交換しました。

 SP1はVツインのスーパースポーツの中では大柄で車重もありますが、その車重がタイアを路面に押し付けるので、乗り手に楽をさせてくれます。しかし車重はありますが、重量バランスが良いので街乗りや峠道なら、その重さが邪魔にはなりません。エンジン特性も含め家から峠道を走り、帰路も楽しく過ごせる車だと思います。

 今回のキャンペーンはヒロコーの飛竜15W-50を入れました。滑らかな回転と、2気筒らしい鼓動が感じられる楽しめるオイルです。2気筒でもヒロコーをはじめ4~5種類のオイルを試した結果、同オイルを勧めています。ただ、オイルはエンジンや人との相性があり、必ず飛竜が良いわけではありません。ご自身で多くの種類を試して、好みの油を発見できればより楽しみも増すはずです。その中からヒロコーを選択して下されば幸いです。

 

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