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レースサポート

2件のプロモーション動画

 先日、Youtube用のオープニングを作ろうと思ったら思いの外長くなり、そのまま会社のプロモーション動画に格上げして完成させました。

 

 もう一本は56レーシングの簡単なイメージビデオです。 

 

 こちらは昨年の鈴鹿NGK杯の写真(56レーシンではお馴染みの川野さん撮影)を下に構成しています。動画ではないので動きを出すのが難しく、それほど高度な内容ではありませんでしたが、意外に時間がかかりました。

 もっと編集の腕を磨いて、格好良い動画を作れるようにして行きたいと夢想しております。

NSR250,MC18のリア周りを仕立て直す

 昨年依頼をいただいていた、NSR250MC18のリア周りがなんとか完成しました。

 レース用車両のため車高が大幅に上がり、何よりMC18にガルアームがついておりリアショックの寸法が大きく変わってしまい、普通の手段では取り付けできません。そこで純正のMC18のリンクプレートを用いて、コネクティングロッドとダンパーの長さを変更し(調整式に改める)事で普通に使えるようになりました。

 MC18のリンク周りは以前にも計測した事があります。しかしMC21以降は未計測なので今回はかなり手間取りました。

 フレームとリンクプレートは88、スウィングアームは90を選ぶと、ダンパー自由長はかなり短くしなければなりません。コネクティングロッドの長さも変更した方がダンパーを作る際の自由度は上がります。

 以前はターンバックル型の調整式コネクティングロッドを製作していましたが、価格が合わないので販売を中止しました。販売数が見込めそうなら、使い勝手をよくしたターバックル型、価格を追求するのであれば調整の手間はかかりますが、正ネジ式のコネクティングロッドも製作可能です。

 コネクティングロッドとダンパーの両方に長さ調整機能を持たせると、レバー比が変更可能になり難しい反面、面白さもあります。同じスプリングでもリンク比を変更すると驚くほどに硬さが変わります。変化率なども好みの位置へ移動させられますが、純正値をしっかり把握し元に戻せるようにする準備と、バイクの動きの良し悪しを判断できなければ無用の長物どころか、害悪もありますので全ての方に勧めるわけではありませんが、レースなどで使う方には良いと思います。

 ダンパーとコネクティングロッドのセット販売も行っています。選ぶ品にもよりますが、20〜30万円程度が目安となります。NSRのリア周りで悩む方は連絡ください。

 

 

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56レーシング 体制発表会

 昨日は千葉市の56デザイン店舗で行われた、56レーシングの体制発表会へゆきました。

 大まかな内容は動画をご覧ください。
 これまでのロードレースとは違い、規則の緩いミニバイクのSP12と呼ばれるクラスが主戦場になる様です。ミニバイクを全面的にバックアップした事がないので、とても楽しみです。

 今までのイコールコンディションではなく、改造範囲が広いお陰で、リアショックは当社が改造したNSF100用のFGを使えることになりました。これは年間レンタル契約で、ダンパー本体の価格は不要で年2回または3回のO/Hをパック料金にしたサービスです。

 そのダンパーの使用はこちらの動画をご覧ください。

 

 6〜8万円ほどで20万円のダンパーを一年使えます。昨年から始めた小規模な事業ですが、若いライダーを育成するには適した内容だと自負しています。

 桶川というか、ミニバイクコースはほとんどの場合でコースをぐるり一周眺められるため、車両やライダーの問題点を把握するには適した環境だと思います。これは自分自身がミニバイクで走った経験と、56レーシング2年目の桶川でドリームカップを手伝った経験から、とても良い選択だと評せます。

 今年、一番期待しているのはフロントフォークです。古くからミニバイク用のフロントフォークには様々な仕様のバルブが開発されてきましたが、他の追随を許さない圧倒的な性能を有した機構を盛り込んだフロントエンドを完成させてみたいです。これは販売価格もすごいことになるでしょうが、採算度外視のレース活動(もちろん私のじひですが)において、それに見合ったティームとライダーに提供できるのであれば、自分が動く価値があります。

 主戦場は桶川でレースの数は6戦もあり、筑波よりも圧倒的に遠いため移動は大変になりそうです。

 他にもKissレーシングの全日本もあり、今年も慌しくなりそうです。

ライディングスポーツを買いました。

 久しぶりにライディングスポーツを購入しました。

 56レーシングを応援してくださる方にはお馴染みの、名越哲平さんがJ-GP2で年間チャンピオンを獲得したインタヴューが載っていたからです。
昨年は埜口遥希さんが載っていたり、56絡みのライダーが多く乗る様になって、嬉しく思います。

 後半の方にはKissレーシングのR-25がJP250/国内ライセンスクラスのチャンピオンマシンとして取り上げられていました。こちらは当社で扱うFGも写真で取り上げられていました。

 今年も変わらず56レーシングとKissレーシングに関わる予定なので、各ティームの発表を楽しみにお待ちください。

 

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SHOWA、BFFの改造

 来年から始まるST1000へ向け、GSX-R1000Rのフロントフォークを改造しています。

 昔から仕事をいただいている千葉県市川市のJ'sファクトリー様からの依頼です。
 街乗りでは適度に動く良いフロントフォークだが、もてぎロード選手権への参加している中でどうにも動きすぎると問題を抱えてらっしゃるようで、仕様変更となりました。

 ガスで加圧されたフロントフォークは、一般の方にはオーバーホールが叶わず、専門店でも特殊工具を別途で用意しなければならないため、どこでもできる訳ではありません。当社も新規に工具を用意しましたが、さらに使い勝手の良い工具を開発したいところです。

 このフロントフォークの課題は部品点数が多く、摩擦抵抗が大きくなることにあります。組み方を間違えるとオイル通路を塞ぐことができないために、工具も手順も気をつけなければなりません。

 減衰調整のユニットは圧と伸びが一体となっており、これが物珍しさを感じさせます。リアショックのバランスフリーも存在し、仕組みも同様です。減衰の仕様変更が一箇所に集まり、楽なのは確かですがおいそれと手が出せなくなったのも事実で、性能が高度化すると専門性が高くなり、改造が難しくなるのはどこの世界でも同じようです。

 近日、動画でも各部の詳細を紹介してみようと考えていますので、楽しみにお待ちください。

 

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サイドカーレース

 先日、すでに付き合いが八年に及ぶ知人が訪ねてくれました。下のアドレスが、今後の活動について話をした動画です。

 https://www.youtube.com/watch?v=ZFt6a5ac__E&t=8s
 富本さんのTwitter  @Tommyniwatori1

 56レーシングではお馴染みの富本さんです。彼は数年前からサイドカーレースの横に乗るパッセンジャを担当しており、自身のレーシングティームを立ち上げた報告と、それに伴い、来年からのレースサポートを依頼されました。

 そこで、サイドカーレースを初めてじっくり眺め考える機会を得ましたが、想像以上に面白そうです。特にバイクのライダー以上に大きな動きを必要とするパッセンジャの躍動と、それが車両に与える影響を観察するのは非常に興味深いと感じました。

 富本さんの話では、サイドカーの世界ではダンパー性能やセッティングよりも、パッセンジャの動きで旋回性や安定性が大きく変わるため、そちらに重きを置き、ダンパにはそれほどの注意が払われていないそうです。逆を言えば、ほんの少しの割合でも車両の動きが変わり、ドライバとパッセンジャを助ける事が叶えば両者の疲労度を軽減し、更なるタイムアップを期待できると考えました。

 最初は単なるダンパO/Hと小改造を行う予定ですが、私のサイドカーレースへの理解が進めば、セッティング面からもレースサポートを行いたいと思います。

 

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セッティングについて YouTube

 昨晩、セッティングについての動画第二段をアップロードしました。

 https://www.youtube.com/watch?v=U-BD3vtptnw&t=3s

 こちらからご覧いただけます。

 セッティングを行う上で、基本となり大切なのは現状把握と狙いを定める事にあります。現状と理想のギャップを埋める行為がセッティング であり、セッティング巧者とは「最適な理想の形」をイメージできる人の事を指すと思います。
 その上で、その理想の形へと歩を進めるのが実際のダイアル調整です。これは技術論です。つまりは学習により習得可能な分野だと考えています。反して理想をイメージするのはある程度は技術で補えますが、その大半はアートと呼べる範疇を含みますので、想像力、空想力が大切になってきます。

 現状把握ができたならば、ほんの少しの想像力でほんの少し良い状態を目指せば、理想と現実の乖離は少なくてすみます。その隙間を埋める経験を積み重ね、ダイアル調整を覚えて行くのだと思います。

 逆に56レーシングに関わる中で学んだのは、GPライダーを目指す若者たちは、現状把握と理想の二点をしっかり認識できれば、ダイアル調整の技術がなくても(むしろ持たない方が)素晴らしいライダーへと育つという現実でした。ですから、この動画やブログで細かく説明した内容を、上を目指すライダーは理解する必要がありません。逆に、バイクやサスペンションの技術、構造を深く理解し、変更したセットを自分で楽しみたい方には本稿は役に立つし、楽しんで頂けると自負しております。

 

56レーシングのライダー育成について

 56レーシングと一緒にレースを戦う意義は、監督が話す様に世界で通用するレーサーを育てたい。その場を通して私自身も色々と吸収したいとの思いからです。

 その一方で監督とそのお父さんが常々おっしゃっているのは、人間教育です。単に走るのが速いライダーに育てれば良いのではなく、社会人として一人の人間として立派な人格に育てば、レースを離れた後でも、社会で、世界で、通用する人材になる。そう話しています。

 前回のレースは全日本併催のCBRカップを二人のライダーが参戦しました。田中選手は初日の走行で転倒し、脳震盪により出場できませんでした。

 もう一人のライダー、梶山選手はチャンピオンシップがかかったレースに緊張しながらも、自信を持っている様に見えました。練習走行、予選へと少しづつタイムも詰めて決勝は優勝を狙っていたはずです。しかし、レースが始まり一周目を終える頃にマシントラブルでリタイアになりました。

 すぐにティームテントを尋ねましたが、お通夜よりも沈んだ空気に、かける言葉もありません。周りにいた人たちに状況を尋ね、リタイアの原因を知りましたが、梶山選手はトランポの中で苛立ちと悔しさが入り混じり、泣いていたそうです。
 そんな時間が15〜20分続いた後、親御さんに促され梶山選手が表に出てきました。皆の前で「誰も悪くありません。応援して頂いた皆さん、ありがとうございます」と状況を受け入れ、挨拶をしました。

 野球の野村監督が度々「野球選手を引退した後の方が人生は長い。だから社会人としてしっかり選手を教育しなければならない」と話されています。今回の梶山選手も全く同じ状況だと感じました。
 悔しい気持ちはあって当然ですが、そこで気丈に振る舞うのは大人としての礼儀です。

 私はレーシングティームの雰囲気は監督ではなく、ライダーが作る(醸し出す、または醸成するとも表現できる)物だと思います。だからこそ、ティームが沈んでいたり雰囲気の悪い時こそ、ライダー自らそれを打破しなければなりません。
 若い梶山さんは自身の置かれた状況において、最大限の事をしてのけたと思います。これはつまり、56レーシングのライダー育成が狙い通り進んだ結果なのです。

 トラブルが発生し、それによりライダーが抱えた苦悩は監督以下、ティーム一丸となり対処しなければならないでしょうが、期せずしてライダーの成長を強く実感させられました。

 以上はティームから一歩離れたて観た、私の感想です。監督も当然ですが、メカニックの3名は本当に苦しいはずです。これにめげる様な構成員ではないと知っていますので、次回のNGK杯では万全の状態でレースに挑めると信じています。

鈴鹿の走り方を聞きました。

 木曜日から鈴鹿サーキットへ行き、JP250とCBRカップのレースサポートを行なってきました。

 三日間ずっとS字で走行を眺めましたが、初日からラインどりと切り返しの動きに疑問を感じ、その点をずっとライダーに伝えていました。

 私はレーシングライダーではありませんので、その点を偶然見かけた旧知の名越哲平選手に確認してみたら、色々と教えてもらえました。彼も8耐で1000ccに乗り、そこからJ-GP2に乗り替える事で、これまでの無駄を感じ取り走り方を変えたそうです。
 実際にGP2の走行を見ていると、名越選手だけ飛び抜けて速く見えます。バイクの仕上がりも格別ですが、ライディングも頭抜けています。予選の結果も他を大きく引き離し、コースレコードを更新してポールポジションを獲得しました。

 彼が言うには、東コースはアクセルのオン・オフをメリハリつけて走ると言うよりも、リズムに乗って速度を落とさない事が大切だと感じているそうです。その点をKissレーシングの二人とGOSHIレーシングの片山選手に伝えました(片山選手はたまたま、名越選手と話している時に通りかかり会話に参加しました)。

 この話が直接、今、目の前でライダーを劇的に変えることはできませんが、少しでも考えるきっかけとなり、次の走りにつなげてゆくため少しでもヒントを得ようとコース脇から情報収集に勤しんでおります。

 この件を中野真矢監督に話すと、監督からも鈴鹿東コースの走り方を教えてもらいました。監督が言うには「極端な話、1コーナーからダンロップ先までは連続した一つのコーナー」というほどの感覚で走っていたそうです。

 片山選手に関しては、土曜日の予選を終えスタ前チェックの時に話す機会を持ちました。そこで彼女のお父さんからセッティングについて相談されていて、その件で千彩都さんとも話しました。状況を聞き出し(私はこれを事情聴取と呼んでいます)、問題点が伸び減衰だと焦点を定め、変更により現れるであろう新たな問題を解消するために、伸びと圧の減衰を両方とも弱める提案をしました。
 決勝レースでは素晴らしい走りで総合優勝を果たし、帰り際に話を聞きました。伸び圧ともに1クリック抜き、良い感触を得られたそうです。ここで千彩都さんに「僕のお陰だよね?」と聞きましたら、笑顔で「そうです」と優しく答えてくれました。彼女はとても良い子です。

 今年も残すはNGK杯だけとなりました。56レーシング 二人のライダーがどの様な走りを見せてくれるのか、今から楽しみです。

 

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サーキットで何をしているの?

 この二日間、私はサーキットで一体何をしているのでしょうか?

 ライダーと話をして、ダイアルをいじってセッティンに勤しんでいる。と思われるかもしれませんが内情は全く違います。
 実はコース脇で一日中走行を長め、その走りを他クラスと比較し、ラインどりやセッティングを見直します。そこでライダーと話をして、方向性を決定しメカニックの方に変更点を相談し、具体的な数値は現場の方に任せます。

 今日はGP2で走る名越哲平選手がいたので、鈴鹿の走り方を教えてもらい、それを自分が担当するライダーへ伝えました。その走りを実現するためのセッティングも同時に考えます。
 セッティングとはライディングやコースと一体なので、総合的に考える必要があります。

 名越選手は鈴鹿8耐で1000ccに乗った経験が、600ccの走りにかなり良い影響を及ぼしたようで、それを私の担当ライダーにも伝え、同様の価値観を持ってもらいたと思いました。

 この件は以前、56レーシングのCBR250Rで櫻井芽依さんと耐久レースのパートナーを努めた片山ちさと選手にも伝えました。
 彼女は前回のオートポリスはかなり悔しい思いをしたようですが、今回の鈴鹿は好成績を期待できそうです。

 

 

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