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レースサポート

VT250 SPADA

 筑波サーキットを走るお客様から依頼頂いたFGが完成しました。

 VT250スパーダ用です。価格と性能の均衡を考えFQE11を勧めました。理由は46mmシリンダー、トップアウトスプリング、エア抜き穴のあるフリーピストンを採用している点に代表されます。

 以前にも埼玉のバイク屋ZERO様に依頼され製作したため、内部のシム組などは把握していので、納期は掛かりましたが、製作にはそれほど時間を要しませんでした。リザーブタンクを備えたFQTシリーズも製作可能ですが、タンクの配置は個別対応致します。

 FGはパイオリを基に独自部品を盛り込み、自社製品として販売していますが、細部には小規模な会社らしい仕上げの甘さがあります。ロッドの写真に見える、オイル通路の口周辺の面取りがされておらず、スライドメタルやシールが組み込み時に傷みます。その個所をこちらで仕上げ加工を施し、足りない部品は当社で製作し、更に品質を上げます。そのため、価格は張りますが、ご自分だけの一品物になりますので、仕上がりを楽しみに買っていただけると嬉しく思います。

 

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S80の前後サス、RS125

 S80の前後ダンパーをメンテナンスです。

 リアはNSF250とほぼ同じでしたので、特別に取り上げる内容もありませんでした。

 反対にフロントは大きな違いがありました。スライドメタルがNSFの可変勘合に対して、RS125は固定勘合でした。これは両者に一長一短があり、どちらかが優れているというわけではありません。

 車体は当然中古なので、ダイアル調整のクリックを作るボールを抑えるスプリングが無かったり、Oリングの位置が間違っていたりと少々問題を抱えていましたが、ダンパー本体に大きな影響のある破損などはなく、無事に作業を終えました。

 

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NSF100のリアサス改造

 広島のHASEC、長谷川さんから依頼のあったNSF100の純正リアダンパーを改造しました。

 伸びの減衰が足りずにダイアルが最強付近になるのは、良くある状況ですがじっくり観察した結果、調整ダイアルのニードル形状に問題があると判断し、自作しました。

 これで一度乗ってもらい、ダイアルが何処で落ち着くか結果を待ち、再度テーパー角やニードル径を再考します。その後シム組み等の根本的な部分を見直す予定です。

 

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お客様の評価

 昨日は埼玉県の既存のお客様を中心に、新規営業も行っていました。

 その中で当社と他社のオーバーホールを使い分けしているとの情報を聞き出したので、自社の強みと他社の良い点を聞いてみました。頂いた答えは「セイクレッドグランドは戻ってきたサスペンションがとても綺麗で、取り付けて試乗した際に乗り味が良かった」でした。

 他社は価格面で強みがあり、当社と比較して明らかに安いらしです。そこで末端のお客様に提案する場合に「オーバーホールは価格なり、安い方はそれなりの仕上がりだし、高い方は高いなりの仕上がり」と仰るそうです。

 この場合、高い方が当社にあたります。外観の仕上げと、オイルの質をけちらない(ヒロコーを使っています)姿勢がお客様に伝わっていた喜びは、格別でした。しかも価格なりに、高い方は高いなりに良いと言ってもらえたことが、自信になります。

 評価には色々な表現がありますが、私が狙っているのは「高いけど良い」であり「安い割りに良い」ではありません。もちろん「安いなりに良くない」も狙っていません。これからも高い評価を求め、日々の仕事を求道者のように質を高めて参ります。

 

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オーリンズの改造、続き

 オーリンズのツインショックの改造を終えました。

 松戸のストラトスさんがMAX10に出るための、Ducati用です。車両はべベルだった記憶しています。

 スプリングや減衰の設定は依頼があり変更していましたが、更に延長エンドアイで伸ばしていた車高を、シリンダー交換で伸ばし応力を下げられたと思います。ロッドを支えるシールヘッド(ロッドガイド)の位置がダンパーの中央にあると、ロッドにかかる力が大きくなり耐久性が落ちます。この屈折点の位置を考え、なるべくシリンダーもロッドも長くしたいのですが、長さの制約があるため儘にならないことも多々あります。

 今回は自由長に余裕があったので、狙い通りの寸法を実現できました。次回はロッドを長くしてトップアウトスプリングを入れる事で、勘合長を大きく取り、乗り味も更に向上させられます。

 上下のブッシュは金属とゴムを溶着した部品でした。これはゴムが入ることで乗り味を穏やかにできる反面、細かい入力に反応しにく点と、剛性感の少なさがデメリットとなります。今回はMCナイロンでガイドを造りステンレスカラーを中にはめ、樹脂と金属の間でベアリング効果を生み出し、剛性も上げることとしました。過去にも幾度となく製作し実績のある手法です。

 お手持ちのオーリンズを更に向上させたい時は、ご相談ください。

 

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MAX10用にオーリンズ

 松戸のドカテイ専門店、ストラトスさんから依頼を頂いたオーリンズのツインショックを改造しています。

 依頼はオーバーホールとシム組の変更、それにスプリング交換でしたが、作業を進めるうちにもう少し手を加えました。

 ロッドはモニターの意味も兼ねて当社のSGSA14へ交換。ピストンはバイパスポートを塞ぎ、ダイアルの調整に対し敏感に反応するようにしてあります。基となるダンパーはXJR1300の純正なので、自由長が短いため延長キットで伸ばしていた部分は、シリンダーを延長して対応することで、剛性とオイル容量の増加を狙いました。

 エア抜き終了後にはガス圧力の変更と、スプリングセット長を見極めます。

 今後の課題は、減衰調整のニードルテーパー角を変更した部品を造り、ダイアル段数の実質的微細化を考えています。トップアウトスプリングの追加は過去にも施工経験があるためそれほど難しくありませんが、ニードルテーパー角と併せ次回の課題とします。

  手持ちのダンパーをより良くしてみたいと思う方は、予算に合わせた最高の物を提供しますので、一度相談ください。

 

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筑波で完全優勝。

 筑波サーキットのTTに参戦する、RHPの内山さんが監督と共に挨拶へ来てくださいました。お菓子まで頂いて、ニコニコです。

 一年ほど前にR25用のFGを発注いただき、そのサスを使い筑波TTの全三戦を全て予選一位、決勝一位の完全優勝を成し遂げました。

 どんなクラスでも優勝するのは難しいと思いますが、サスペンション製作した身としては、これほど嬉しいことはありません。しかも内山さんのR25を基にたFGは筑波、茂木で好成績を収めています。

 2017シーズンは更なるタイムアップを目指しているそうなので、またできる限りのサポートを行ってゆきます。

 

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マツエセブンの走行会

 茂原で行われたマツエセブン走行会へ行ってきました。

 マツエセブンだけでなく、アマノジャックなど複数のチームが参加した楽しい会となりました。当社のお客様も多数いたので、丁度よい機会となり楽しい一日でした。全日本ライダーの哲平君と公助君は流石に走りがきれいでした。ミニバイクのエキスパートライダー(中野真矢さんの友人)の走りはセットアップの参考となり、やはり現場で観察する大切さを再認識した次第です。皆さんの走りを一日観察して、ジオメトリーに対する考察も深まりました。

 来年は当社もオーバーホール割り引き券か無料券など、景品を出そうかと考えています。

 

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茂原テスト

 昨日の日曜は、完成したR1-Zのテストを行うため、茂原ツインサーキットへ行ってきました。

 空は晴れていましたが風は冷たく、非常に厳しい条件でした。依頼主の佐々木さんが乗り、それに対して変更を施す方法でセットアップを行いました。

 細かい順序は端折りますが、大雑把に後述の内容でセットをまとめました。

 切り返しからの最終コーナーでフロントの動きが良くないため、イニシャルを4mm抜き伸び圧の減衰を少々掛けて、リアは減衰を抜きプリロードを足しました。これで全体のバランスがどれたようです。ライダーの能力も高く、筑波サーキットを1分1秒前後で走れる方でしっかりアクセルを開けられるため、迷わずに話が進みました。そのため細かい打ち合わせはなく「曲がりずらい」や「フロントがスッと入るようになった」などの簡単な言葉でベースセットを作り上げました。今後は筑波のTOTに向け、TC2000でのセットアップを進めます。

 

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R1-Z

 マツエセブンの方から、ヤマハR1-Zの依頼を頂き前後ダンパーを改造しています。筑波のTOTに出る予定です。

 フロントはカートリッジ化し、リアにはFGを用意します。

 写真はベースとなるCB1300SFの圧ピストンです。これらを改造し右フォークに伸びと圧のピストン、左フォークは圧の低速と高速のピストンを用意します。スプリングは左右フォークに入ります。イニシャルアジャスターも備え、伸びと圧の調整が可能になフルアジャスタブルに変貌します。

 定価は基本工賃¥150,000円に加え、部品代が必要となるため高価な作業ではありますが、ステム、ブレーキやホイールなどすべての純正部品が使用可能なので、カートリッジ化にあたり余計な出費もなくフォークの改造費だけで済み、流用の難しい小排気量や旧車に向いたプランです。

 フロントフォーク自体は純正品なので、オーバーホールにはメーカー純正部品を使え、メンテナンスはバイク屋さんでもご自身でも可能であり、ランニングコストの低減につながります。

 

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