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ロールセンターと着座位置

 運動三軸に関しての考察を日々進めておりますが、ふとした切っ掛けでロールセンターと着座位置について考えるに至りました。

 先日、スズキのスペーシアを運転する機会に恵まれ、いつもの帰路を走りました。裏路地、農道、曲道、アップダウンなどがあり、高速走行以外は殆どの事を体験でる道を選んでいます。

 少し回り込んだ道で少し速度を乗せ(と言っても上り坂のため、本当に法定速度内で)ハンドルを切り込んでいった際に、ロールが収まらず「おっとっと」てな感じになりました。そこで気付いたのですが、ハイト系ワゴンは屋根が高いのでドライバーの着座位置も上がり、それが車両のロールセンターから運転手を遠ざけます。運転するという一点を取り上げれば、それが車両との一体感を欠く原因となり、操安の評価を下げる結果につながるのではないでしょうか。 

 多くの経験をすることで考える切っ掛けを得られますから、とにかく動いて触って実践するのが良いと感じた一件となりました。

 

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スイフトスポーツ試乗

 ビルシュタインをお買い求め下さったお客様の、スズキ・スイフトスポーツを試乗しました。

 非常にコンパクトな車でホイールベースは2430mmです。軽自動車より若干長い程度のこの数字は、とても高い旋回性を作り出します。そのため私は、ホイールベースにより車の基本性能を読み取るようにしています。

 このスイフトスポーツで一番良かった点は、エンジンとミッションの繋がりです。高回転まで回してギアチェンジを行うと、ドッグタイプかの様にスルッと素早く入ります。減速時の入りも抜群で、時代が下るに従い機構がどんどん良くなるようです。発進でアクセルを開けずにクラツチをつないでも、サラッと前に進み、回転を上げるとバイクの様な感覚で遅れなく加速して行きます。

 サスペンションに関しては、世間で評価されるほど良いイメージを持てませんでした。圧勝ち(伸び負け)した基本設定はゴツゴツした乗り味と音を誘い、細かく連続したギャップではふわふわします。大きく動く時も抑えが効きません。総評すると軽快感を強く感じさせるハンドリングです。もう軽快性を削り、そこにシットリ感や粘りっ気を追加すれば、軽快性を損なわずに上品なハンドリングを演出できると考えています。

 今回はビルシュタインの設定のままで、一度走り込み、その後で問題点を洗い出し減衰の設定を変更しようと思います。手間はかかりますが、私がバイクから得たハンドリングの基本思想を、車に落とし込めればとても楽しい乗り物に仕上げられるはずなので、何とかまとめてみます。

 内装も今どきの車だけあり雰囲気も良く、スイフトスポーツは格好良いと思いました。

 

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E46のビルシュタインを少し進めました。

 普段の仕事に追われ、愛車のE46/318Ciの改造計画がなかなか進みません。

 そのような中でも部品を手配し、段取りだけは付けました。写真のリアダンパーにはオーリンズのタンクを流用し、とりあえずリザーブ化を果たします。ラボカロッツェリアの担当さんには申し訳ないのですが、遊びという事でお許しい頂きたいと思います。お客様が同様の改造を行う場合は、リザーブタンクは新造致しますので、ご希望の方は申しつけ下さい。 

 フロントは構造上、エア抜きを機械で行えない事に対して非常に不満を抱いています。リアと比較して容量が少ないうえに、熱に厳しいのにです。これを解決する手法は思い浮かんでいますが、実行するには旋盤を一日中回す必要があり、躊躇しているのが本音です。やはり最高性能を狙うなら手を出すべきか?悩んでおります。

 とにかく楽しい車を造り、皆さんにも遊んでもらえるように張り切って進めて参ります。

 

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ドアの取り付け

 用があってお越しくださった車屋さんが、ベンツのE350アヴァンギャルドAMGパッケージを見せて下さいました。

 非常に魅力的な車でしたが、必ず確認するドアの取り付けを写真へ納めました。やはりがっちりした作りで、重そうなドアが滑らかに開閉する様は、流麗と呼ぶにふさわしい動きでした。

 

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Benz W140 AMGのショック

 ベンツのW140AMGに使うザックスのダンパーがオーバーホールの大半を終えました。

 簡単には作業が進みませんでしたが、最近はこの手の欧州系ダンパーを触ることが増えたので、かなり手慣れてきました。

 今回は、ピストンリングを改造して交換可能な物にしました。そのリング事体も他の車種で使い、作動性の良さを確認済です。本来はバイク用ですが寸法が丁度良く、加工して取り付けてあります。

 初回の工賃は、ピストンリングの加工も含めると18万円程でした。二回目以降は加工や造り物が無くなるために、5万円程度は安くなりそうです。

 

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ビルシュタインを分解

 自分のE46に使うビルシュタインの分解を進めました

 リアは一足先に矢作が分解してくれていたので、フロントのダンパーを作業となりました。ガスを抜くまえに動きを確認しますが、やはり思った通りの動きで、伸び圧の比率が5対5です。バネも硬いのに減衰も割としっかり目で、ダイアルを強めると両利きする仕組みです。この様な減衰調整の型は、基本となるシム組を間違えると狙った動きに、絶対追いつきません。そのため、しっかりと造り込む必要があります。

 現状のビルシュタインが設定した動きは比率5対5なのでポコポコした動きです。そこでダンパーはもっとダルくして、バネに頼る古典的な手法に変更します。大幅に縮み減衰を抜き、大幅に伸び減衰を足します。

 車体周りを担当する矢作が、通常業務に忙しく46に手が回らないのですが、年内には車検を通しアライメントも取って、楽しい試乗車へ仕上げたいと考えています。 

 

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Mercedes-Benz AMG Sachs

 午前中に集荷したAMGのザックスを分解してみました。

 初めて分解する形なので、手順を考えながらかかった手間を測り、同時にある程度の料金を算出して作業を進めました。

 基本的な作りは単純なのですが、造りをしっかり考えなければ分解は難しいと思います。ダンパー開発を仕事にする友人から話を聴くと、ザックスの技術力はかなり高いそうです。二輪ではにわかに信じられませんが、四輪の世界では間違いなくトップブランドです。

 この個体も分解しながら各部の手触りなどを感じ、特筆すべき点を発見しました。と同時に安っぽく出来ている部分もあり、ここは改良してみたいとも感じたのですが、ザックスを観察していると先ずは性能を優先し、次いでコストダウンを図っているように思えます。そのため、安易に改造するのはご法度かも知れません。じっくり観察してからお客様に提案しようと思います。

 

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株式会社バイブリンゲン

 ベンツのダンパーを依頼下さったお客様が預けている車屋さんが、江東区にある株式会社バイブリンゲン様でした。

 本日、ダンパーの引き上げに伺いましたが、大きな工場に多くのメカニックの方が働いており、社長の伊藤様は私の話を熱心にきいてくださいました。

 ベンツに限らず、ポルシェ、BMW、プジョーなど他にも沢山の輸入車があり、垂涎でした。

 

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AMGのザックス

 ホームページをご覧頂いたお客様が、ベンツのSクラス、AMGのダンパーを依頼下さいました。

 ザックスの品で、レベライザーらしきものが着いているようです。ベンツは先進技術に対してどん欲なので、対応する身としては大変な面もありますが、何とか直してお客様に楽しんで乗ってもらえるようにしたいと思います。

 そうは言いつつ、初めてのダンパーを分解するのはいつも楽しみです。

 

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深夜のテストドライブ

 昨晩は首都高の辰巳で待ち合わせをし、仕様変更を行ったBMWのE90をダンパーメーカーに勤める友人に試乗、評価してもらいました。

 助手席でもその運転の滑らかさは賞嘆に値しますが、これくらいの運転が出来なければ正確な評価につながらないそうなので、私自身も二輪、四輪問わず運転技術の向上を常に心がけようと思いました。

 リアの車高を大きく落としたE90は、相対的に高くなったフロントがコーナー入り口でグッと入らなくなったのですが、変わりにリアのグリップが強く感じられるアンダー傾向の強い車両になっています。初めて乗った時は若干リアの高さを感じ、鼻先がスルスルとインに入るのと引き換えにして、リアのグリップが若干不安定に思えた事から、リアの車高を落とすことにしました。

 実際に落としたのは7mmなのですが、これは正直落とし過ぎです。本当の狙いは今後フロントを3~4mm落として、車高全体を落とすとともに、前後フラット(弱前上がり)の姿勢を造る為の布石でした。

 現状は良い面と悪い面がはっきり感じ取れる仕様です。ここからフロントをどれだけ落とすかの判断が、製作者のセンスを問われるポイントとなります。友人の評価は私の視野にない、新しい目線で語られる言葉なために、より均衡のとれた質の高い車両製作につながる助言となりました。短い時間でしたが、とても楽しく刺激的でした。

 

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