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56RACING

全日本GP250のコースレコード

 先日の筑波選手権において、予選から決勝の合間で時間が空いていたため、監督の中野真矢さんと話をしました。

 ライディングについて疑問に思う事を中野さんに質問してゆきました。監督が98年に記録した筑波サーキットのレコードタイムは57.430だそうです。レコード狙いでギリギリのライディングの上に成り立ったタイムだそうです。
 具体的な説明をして他のライダーを助ける気もないので詳細は伏せますが、そんな部分に気を使うのか、と驚きました。

 また、電子制御についても意見交換を行いました。これは中野さんが感じる疑問に対して私が答える形でしたが、電制の良い点、悪い点と人間工学に基づいた見解を話たところ、納得していただけました。
世界のトップクラスにおいて、上から数えて何番めで走っていたライダーに質問するだけでなく、議論できるのはとても有意義です。過去7年間の私自身の成長に対し、かなり大きな影響を与えてくれているはずです。

 先日の筑波では、坂田和人さんとも少しだけ話す機会を得ました。バイクに関してではありませんが、ちょっとした会話の端々にワールドチャンピオンになる(人の上に立つ)ための重要な要素を再確認できました。

 

 

優勝しました。が、想定通り。

 今日もまた、筑波選手権へ行って参りました。

 56レーシングのサポートを主にしながら、KISSレーシングの松岡君の走りも観察して参りました。

 梶山さんは前日から良い走りをみせていたので、このままの走りができれば優勝争いは確実だと睨んでおりました。その顛末は昨日のブログに書き記しましたので、興味のある方はそちらをご覧ください。

 始まった予選は走行位置が悪く、一度ピットに入りクリアラップを取れる位置を確保した上で、タイムアタックに臨みました。アタックを始めて直ぐ一番時計を記録し想定通りの展開に、思わず私はニヤついておりました。
 しかし敵もさる者、二人のライダーが彼女のタイムを上回り、結果は予選3番手となりました。ですが、見せ場を作る才能についつい嬉しくなります。

 決勝はスタートを上手に決めホールショットから一度もトップを譲る事なく、ゴールして優勝できました。この優勝はもちろん運も関係しますが、実力で得た勝利だと私は確信しています。二位になったライダーが「逃げられた」との言葉を残しました。これは先程の「運」の部分をライダーのプライドから発生した、負けを素直み認められない幼さから出た言葉と私は認識します。なぜ負け惜しみだと言えるのかを説明すれば、梶山さんは予選、決勝共に全て単独走行(二位のライダーも同様に単独走行)のタイムであり、ファステストラップも平均値も全て梶山さんが上回っているのを根拠にしています。

 勝って兜の緒を締めよとは申しますが、当然、梶山さんもライダーとしてまだまだです。次なる課題はありますが、それをいつ伝えるのかは監督の仕事なので、それをどの様に越えて行くのか楽しみにして、走りを観察してゆきます。

 三位に入った田中さんは、自身の不甲斐ない走りにゴール後バイクを止めから悔し涙を流しておりました。前回の筑波では運良く優勝できた事や、鈴鹿での転倒に終わったレースでは苦悩や葛藤を感じ取ることはできませんでしたが、今日の走りにはそれがありありと現れていました。
 少しでも速くなりたいともがく(毎周色々と試しながらも、結果に結びつかない)姿は、やっと開始地点に立ったと言えます。前のライダーについて行き、実力以上のタイムや順位を得るよりも、よっぽど収穫のある二日間だった筈です。
 これは私自身への戒めでもありますが”悔し涙を流し、これからは自分に厳しく全てを変えて行く”と決意しても、その気持ちを忘れず継続する事に加え、努力(正しい方向性を持った行動、または頑張りを指します)も続けなければなりません。これが田中さんに伝えたかった一番大切な事なので、少しでも感じ取ってもらえたなら良いのですが、それは今後の彼の行動からしか読み取れませんので、注意深く観察します。

 最後に、梶山さんの優勝はかなりの確率で達成できると確信していたので、何ら驚きや感動はありませんでした。優勝の瞬間に湧き上がった感情は「よし!」と同時に「たった一度の優勝で勘違いしない様に気をつけなければ」の二つでした。

 

 
 

 

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今日と明日はサーキット

 今日は朝から筑波サーキットへ行きました。

 おなじみの56レーシングとKISSレーシングのサポートです。56は梶山さんと田中さんの両ライダー。KISSは松岡さん一人です。

 1本目の走行を終え各ライダーの話を聴きました。最初に中野監督に走行の印象を伝え、各ライダーの走行印象を確認したら中野監督と(当社を昨年末に退社した)大槻さんと方向性を定め、実際の変更値は大槻さんが決めて行くという手法です。

 KISSレーシングの松岡さんとは初対面でしたが、走行を観たこちらの印象とライダー側が感じている問題点をすり合わせ、気になった点をティーフメカニックのファイアーガレージ代表飯高さんに伝え、変更の提案をし、それが了承されると、例えば私が「1回転半」と提案した数字に対し「1回転」にする等の飯高さんの経験値を加味した変更が加えられます。

 

 2本目の走行前に一ヘアへ向かう私を追いかけてきた梶山さんと、56所属でタレントカップを走る松山琢磨さんの走りを眺めました。そこで松山さんの向きの変え方を紐解きその利点を伝え、練習走行とは一体何なのか?といった本質に迫る議題を提示し、彼女の考え方を自分で問い直してもらいました。
 果たして2本目の走行は明らかな意図を持った走りを見せてくれました。これはどういった意味かを申しますと「なぜそのラインを取るのか」「なぜそのライダーの後ろに着くのか」など、一つ一つに説明のつく行動を取るということです。中野監督、助監督の後田さん、観ていてくれた世界チャンピオンの坂田和人さんたちが梶山さんの走りが良いと褒めていました。

 3本目の走行は2本目と変わらずしっかり考えた走りをしているのは観て取れました。明らかな変化があったのは走行も残り五分となった時です。一ヘア進入の向きを変えが、松山さんと同質の走りを見せる様ななったのです。それからの4〜5周はその走りを続けていました。
 この回も一ヘアで観察していたところ、坂田さんが地方選で名の知られたライダーをわざわざ呼び「さちかの走りいいんだよ」と言いながら分析している姿を認めました。
 走行後にライダー本人に最後の数周で走り変えたでしょう?と確認したら「そうなんですよ!わかりますか?」と喜んでいました。まだ感覚をつかんだ程度だそうですが、この走りができているならば優勝を目指すと言っても絵空事にはなりません。明日のレースが非常に楽しみになってきました。

 問題は田中さんです。走行を観察し筑波を走るライダーの典型的な罠に陥っていると感じました。本人にはどの様にタイムアップをはかるのか、どの様に問題解決を進めるのかを問いました。
 その答えば具体性を欠いたボンヤリとしたものであり、そのため、何を、どの様に、いつ、解決するのかハッキリと言葉に出してもらい、その事が本人の目的意識を明確にすることを助けると実感してもらいました。3本目は車両トラブルで走行が儘ならない状況のため、4本目に持ち越しとなり、私も事情があり走行を見る前に帰路に着き、その後の走りは確認していません。したがって明日の予選が楽しみです。

 

 社会人となり仕事を始めると、問題解決の毎日となります。20年以上も前に「問題解決法」を父から口授されたのは私の幸運かもしれません。それをライダーに伝え、彼らの問題解決の一助になれば僥倖と思います。

 今年に入ってからは大槻さんがティームを助ける関係で、私が実際に手を動かす(工具を必要とする)場面が皆無です。これは私が望んでいた状況でもありますし、ティームにとっても良い事です。初めて参加した7年前に考えていた事が実現できました。
 そのため私はコース脇からライダーを観察し、エンジニアやメカニックに対し意見を伝え、その情報をもとにティームとして判断し方向を定めています。素晴らしい枠組みが出来上がったのではにかと考えいます。明日の本番も楽しみです。

 

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本日のスペシャルゲスト

 当社と付き合いのある方にはおなじみかもしれませんが、今日は中野真矢さんがお越しくださいました。

 レース用の車両引き上げでしたが、当社の従業員も多く残っていたので、色々と話を聞け彼らも嬉しかったと思います。

 今年の56レーシング・サポートステッカーを渡し、最近の会社の動向、仕事やレースの情報から家庭の話も含め2ヶ月ぶりの再会を楽しみました。年齢や家族構成も似ているので、少し先輩の話を聞かせてもらっています。当社がステッカーの販売を始めたり、封筒などの納品物を変え始めたのは56disegnの影響が一際大きいのです。更に言えば、中野さんのお父さんである満さんと話す中で、多くのヒントをもらい発想が研ぎ澄まされた経緯もあります。そのため中野真矢さんに限らず、中野満さんにも感謝しています。

 私の知り得ないWGP250,WGP500、MotoGP含めレース界の話も沢山質問させてもらったおかげで、今があると思います。私も担当した56レーシングの名越哲平さんや埜口遥希さんからも、全日本やスペイン選手権にレッドブル・ルーキーズカップの事など、担当していた時から今に到るまで、多くを学ばせてもらっております。

 これも中野さんと知り合うきっかけを作って下さったガレージアトラクティブの後田さんのおかげです。

 話がだいぶそれました。

 人と知り合い話をする事で、思考も研ぎ澄まされ成長できると感じる1日でした。

 

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お客様がミニバイクレースで優勝

 先日、オーリンズのTTX・NSRmini用のオーバーホールを行いました。

 プレミアムラインと呼んでいる作業工賃が¥55、700の依頼でした。他社では一般に¥20、000円前後なので、約260%の価格差があります。しかし、本日連絡がありミニバイクのレースで優勝したそうです。その情報をもたらして下さったのは、56レーシングのライダーとして御馴染みの埜口遥希さんのお父さんでした。

 このオーリンズ・プレミアムラインオーバーホールの依頼を下さったお客様は、埜口遥希さんのミニバイクの師匠だそうで、そのような方が「オーバーホール後は動きが良くなった」と感動していたそうです。とても高い料金を頂いていますのでかなり細かい部分まで確認し、とにかく滑らかに動くように心がけて組んでいます。

 契約の都合上、全ての部品とオイルはオーリンズの品を用いて作業を進めます。エア抜きは少しでもエアの混入が疑われる場合は、何度でも機械を回します。調整ダイアルやスプリングアジャスターの作動感にも徹底的に注意を払ってあります。

 こちらのお客様へ納品時には間に合いませんでしたが、プレミアムライン専用封筒、礼状、測定結果表などの準備も整い、連休明けにはお客様の元に発送しようと考えています。

 とても高価な作業ですが、56レーシングをサポートする中で掴んだ勘所を、基準化し業務に落とし込んだのがプレミアムライン・オーバーホールです。予算の許す方はぜひ一度体感いただければ幸いです。

 

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新作ステッカーが届きました。

 みなさま、ご機嫌よう。

 本日は待望の新作ステッカーが届きました。今や遅しと待った甲斐があり、思った通りの格好よさです。これまでと大きくデザインを変えたわけではありませんが、以前とは会社の目標と立ち位置が変わってきたのに合わせ、それと共にステッカーも少々変更いたしました。

 かなり前に作ったステッカーの良いところを引き継ぎ、自社を強調しつつホームページアドレスを単なる広告とするのではなく、デザインの一部として取り入れました。

 今回の大きな目玉は56レーシング・レースサポートステッカーです。56レーシングの車両に貼るために製作しましたが、当社と56レーシングのレース活動を応援してくださる方々が買ってでも欲しいと仰ってくださり、販売も行うことに致します。価格は税抜き¥600です。購入希望の方は、いつでも申し出ください。

 こんな簡単な図柄でも、決まるまでにはそれなりに段取りと手間がかかるものです。その分だけ、完成した暁には嬉しさも倍増します。 

 引き続き今月は面白い品が続々と届きますので、またブログで発表してゆきますが、これもまた楽しみにして頂ければ嬉しく思います。

 

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雑記、研修会、ブランディング、ステッカーを作り直し。

 外からは分かりづらいと思いますが、実は私を含めた従業員全員の行動を変えるため、社内システムを効率化すると共に役割も大きく変えています。

 入荷管理プログラムを大幅に改変し、使い勝手を増すとともに作業可能な項目を増やし続けています。納品・請求・領収書の三点は現在見積もりシステムから出力可能になりました。お客様の利便性も向上しますし伝票の再発行も円滑になります。

 毎週行う研修会もその一部です。アルバイトにも参加してもらい(当然、時給が発生します)、実作業はもちろんの事、売り上げや利益の割合、納期管理、接客態度、ものの捉え方・考え方。さらにブランドとは何かを議論し、各自がどのように振る舞う(行動)すれば良いのかにまで思考を発展させております。そこから当社の現在の行動指針「エレガント」=洗練・優雅・優美を判断基準とし、私が不在だとしても各々がエレガントなのかどうかで物を考えられる人材に育てています。

 ブランディングの観点から、以前のステッカーでは目の前の事象しか伝えられないと判断し、枠は変えずに中身を少しだけ変更しました。前のヴァージョンもかなり考え、カミさんにケツを叩かれ自分を奮い立たせた末のデザインだったため、基本を変えずに文言だけ変更しました。中野監督とも話しをする中で、レースサポート専用のステッカーが有っても面白と閃き、作る事にしました。自分で考えた割には格好良いのですが、これに満足せずより洗練された仕様を求めて行きます。

 今後の当社はより理念、立ち位置、目指す方向を鮮明にして行きます。月末にはまた面白い報告ができると思いますので、楽しみにしてください。

 

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レースサポート、FGのスタンド

週末は茂木と鈴鹿でレースのサポートを行って来ました。

鈴鹿ではサスセットよりもライダーの技能を安定させる事を優先して、セッティング変更は行いませんでした。その中でも、走行ラインや体の動かし方、他のライダーを観察する意義などを本人達と話、晩御飯の際には保護者の方と親睦を深め、お互いの人間性を理解する事で、運営を円滑に進められるようになりました。

前回の筑波で話題に上ったFGの簡易フロントスタンドを持ち込み、狙った通りに使えることがわかり、それも確認できたのは収穫でした。

次戦へ向け、色々と試し考えて行くつもりです。

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これまでとは違った模様替えの意義は?

 本日の午前中はこれまでとは違った意義を持つ、工場内の模様替えを行いました。

 今までは利便性を追求した結果の配置だったのを、綺麗に見せるにはどうするかを主題とし行動した結果が写真のとおりです。10年先を見越した大局観(グランドデザイン)から基本路線を得ています。

 社員一同がグランドデザインを共有し、判断に迷った際はそこから外れているか否かを判断材料とする事により、私に確認しなくとも各々の中に基準が出来て自身で考え決める事が出来るようになります。朝の会議は少し長めに時間を割き、先ずは社員の小野寺に私の考えを理解してもらい、そこからスタッフ・アルバイトに落とし込んで行きました。私の助言を直ぐに行動へ移した小野寺は、その後の動きが見違えるほど良くなり、彼の下で動く人間への指示や質問に対して非常に明瞭な答えを出していました。集団の長は間違った判断でも即断即決を求められ、自分の意思を示せない事こそが最大の問題になります。小野寺はそれを少し理解できたようです。私自身は決断の速さを常に心がけてきました。例えばランニングの途中に道の悪い路面を走り、反射的に判断する事を求められる場面を強制的に演出し、鍛錬したものです。彼にも間違った判断を恐れずに、どんどん決めてゆく快感を知ってほしいと思います。

 会話の中だけでなく、研修会や会議を通し私の考えを常に発信し続け会社の理念に絶え間なく浸らせなくては、すぐに元の方法論に戻ってしまい、それまでの努力が水泡に帰してしまうと、ようやく気付きました。

 

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中野真矢さんとFG

 中野真矢さんおショップ、56デザインに置いてあるティーム・グレズィーニの冊子に、データ・エンジニアのディエゴ・グベッリーニさんが乗っていました。

 彼は当社で扱うFGの社長Franco Gubelliniさんのご子息です。FG社は社長本人もGPでサスペンションエンジニアを務めていましたが、息子さんや協力してくれる友人もMoto2やMoto3に関連した人材が多くいます。

 この縁がもとで、FG社とも更に緊密になる事が出来ました。やはり人脈は大切だと痛感した次第です。

 

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