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2021年10月

特殊工具を作りました。

 オーリンズの、部品を取り外す特殊工具を作りました。

 減衰調整機構を着脱するためですが、これまで使ってきた品は創業当初に手作りした”なんとか外せる程度の品”でありとても効率が良いとは言えませんでした。

 そこで写真からも分かる通りトルクレンチも使える様にしてありますし、ソケットが使えるということは早回しにも対応しています。その他にリザーブタンクやホースがある状況においてもそれらに邪魔されずに早回しが行えるので、とても効率が良い=気が楽になりました。

 こういった手合いの品をこれからも量産して作業性を高めたいと思います。

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QJ-1のオーバーホール

 ここ最近はQJ-1の依頼が続いて入ってきました。

 純日本産のダンパですが、創っていた方(いまは亡くなってしまったそうです)はクアンタムの代理店で働いていた方だそうで、その造りは酷似しています。

 色々と寸法上で問題があり、少しづつ加工を行いながら分解組み立て作業を行いますが、ガスバルブの仕組みが特に問題で「ガスが入らない」または「ガスが早期に抜ける」といった事が起こります。減衰を発生するピストンに載るシムも問題で、これはバネ鋼かリボン鋼を用いるそうなのですが耐久性の低い製品を使っているため、シムが割れやすくなっています。予算が許せばこれらも大手メーカーの製品に交換して耐久性を確保しつつもシムの動き自体も改善します。

 十分な資金があればエア抜きも機械化できますから、試してみたいと感じた方は申し出ください。

 

 

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ZX-12Rのアウターチューブ

 以前にも話題にしましたが、12Rのアウターチューブ単体で依頼が入り、ガイドブッシュの高さを変更する加工を行いました。

 純正では高さが8mmとかなり低く、低負荷時の作動性は良好ですが高負荷時には面圧が高まり、動きを阻害するだけでなくインナ表面を著しく傷めます。そこでガイドブッシュの高さを12mmにしてそれらを解消する加工を勧めています。
 この高さは15mmでも十分にアウタの肉厚は確保できるので、試験をする機会があれば試して、問題がなければお客様の依頼に応えます。

 アウターチューブのスライドメタルを二種四個、交換と加工を含め概ね4万円となります。スライドメタルだけの交換も行います。その際は部品代含め1.5万円程度です。

 興味ある方は問い合わせください。

 

 

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S1000XRのローダウン

 車高の高いS1000XRはローダウンの依頼が多く舞い込みます。

 この車両はサイドスタンド時の車両傾斜が大きく、シート高で30mm程度であればサイドスタンドは加工せずにちょうど良い角度に収まります。

 今回は前後ショックをローダウンして前後均等に車高を下げ、足つきと操舵性を確保しました。電子制御の前後ショックですが何度も作業を行った経験から、かなりすんなりと終わらせられました。

 30mm程度のシート高ローダウンであれば概ね25万円程度で収まりますので、興味ある方は相談ください。

 

 

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オイルシールの取り外し

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 先日、オーリンズフロントフォークO/H依頼がありました。

 フロントフォークのオイルシールを抜き取るには大別すると二種類あります。オーリンズの様な作りは特殊工具を用いて抜き取ります。旧来の仕組みではインナとアウタをスライドハンマの要領で引っこ抜きますが、それと同時に部品が一緒に外れます。

 この説明からも分かる通り、オーリンズ型は特殊工具を使う訳ですが、工具がない、または使い方を誤るとオイルシールのホルダ部分に傷をつけてしまいます。依頼されたフォークを分解したところ正にその事例に当てはまりました。

 写真を見て頂ければ容易に理解できますが、アルマイトが剥がれ母材まで削り取っています。各部の寸法を確認したところギリギリでなんとかなる高さで収まっており、ペーパーで修正し事なきを得ました。

 

試験勉強

 昨日の日曜日は試験がありました。

 自習でイタリア語やサスペンションの学習を行ってきましたが、半年間講習に通いしっかり学習する機会は20年ぶりだったので楽しく学べました。

 12月1日から法人化するために、今後は簿記3級とファイナンシャルプランナーの勉強をして経営に役立ててみようと考えています。それと同時に二輪車のジオメトリやタイアの科学についても地道に学び研究し続けます。

 

 

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