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2021年4月

VFR800Fのシート高を60mm下げる

 VFR800Fのローダウンでシート高を下げる仕様が完成いたしました。

 ショック自体で50mm下げ、シート加工で10mm下げることにより合計で60mm下げられました。

 シートに関しは高さだけでなく幅も狭めたので、数字で見るよりも足つきは向上しています。サイドスタンドも同様に切り詰め、車高に合わせたスタンドの高さを出してあります。
 今回は簡単な紹介だけですが、動画とブログでまた試乗の感想を記しますので、お待ちください。

 

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ハンバーグを作りました。

 日曜日、カミさんが友人と出かけると言うので、私は娘と息子の二人を連れて自宅から少々歩いた所にある「こんぶくろ池」まで散歩しながら写真を撮り溜めてきました。

 娘と二人で話をしていたら、料理を作ろうとなり、散歩帰りに食材を買い込みハンバーグを作った次第です。

 私も幼い頃にボウルに入ったハンバーグのネタをコネコネしたのを思い出し、子供達にも同じ経験をして欲しくて一緒に料理を楽しんだのですが、結果はかなり気に入ってくれ、娘は大きなのを4つ。息子はお肉をそれほど好まないのに小さいのを6つも食した次第です。

 玉ねぎは微塵切りが上手にできずにやや大きく、混ぜ合わせる前のレンジでの加熱が足りていなかったようで、焼き上がった後でも若干シャリシャリ感が残っている始末。

 繋ぎはパン粉と牛乳に卵ですが、指定の分量に従いましたがやや牛乳が多かったようで、結果的に水分量が多いために形を作るのに難儀しました。

 焼く段になると最初の数個は焼き過ぎて表面が黒ずんであまり美味しそうではない(これは自分で全部食べました)。しかし焼きなれてくると綺麗な焼き加減で仕上がり、慣れによる勘所を覚えるのは大切だと痛感できました。
料理を手伝う事で、家事を手伝う事に対する抵抗感を減じて、将来良い子に育って欲しいと思いますし、何より子供と一緒に料理を作るのは、上手く行かない事がまた面白く、今後も時間の許す限り料理を楽しむ所存です。

 しかし料理ってのは、作業はたまた人生の全てが詰まっているようです。待つ、我慢する、段取り、下準備など当たり前の事をキッチリこなせば上手に出来上がるし、怠けると後でバタバタして仕上がりもいま一歩。慣れも大切ですが、その段階で可能な限り周到な用意が結果に直結するのは良い経験になりました。

 

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VFR800FとGSX-S750

 GSX-S750とVFR800Fが同時期に入荷しました。

 中間排気量のこの2台。って以前は400〜600ccがそれに当たると感じておりましたが、今では一段階上の排気量に移行したようですね。

 2台を試乗する動画を撮りました。

 VFR800とGSX-S750の比較動画 https://youtu.be/I1GbpioHj9khttps://youtu.be/I1GbpioHj9k

 GSX-Sを主に評価した動画 https://youtu.be/Gyy902XUzBE

 大きく違う2台ですが、その詳細は動画に譲ります。この場では排気量に焦点を合わせて話をして参ります。車名に排気量が示されており、カタログスペックを確認するとGSX-Sの方がやや出力が大きいようです。ですが現代では二台とも極端な高出力ではありませんので、扱いやすく穏やかです。
 低回転からしっかりとトルクが乗り、街乗りに向いています。リッターバイクほど力強くない点が扱いやすさを生み、とても好ましく感じられる。ここ数年GSX-R750RK,2011年型のR750、GSX-S750に今回のVFR800と中間排気量を多く乗る機会を得て、自分の好みもより鮮明になりました。
 私自身、C型9Rを所有しています。速いかどうかといえば、カタログ値で140馬力ほどですから今なら大した性能ではないけれど、度が過ぎない程度にしかし十分力強く、1000cc以下のバイクが自分には合うと認識できました。そういえば昔は900モンスターも乗っていたし、友人の乗るドカテイ996も良い感じでメーカーも大排気量・高出力の傾向を抑えて現実的な速度域で楽しめる車両を持っと作ってもらえるといいなあ。と考えています。
 カワサキのW650も遅いからこそ楽しいバイクで、古めかしい旋回性は乗りつければ飽きそうに思いますが、そこは前後ショックを作り変え、新しい面を演出できればさらに10年楽しめるバイクになると確信していますから、欲しい一台だとここ数年、ずっと羨望の眼差しで眺めています。

 排気量とエンジン出力は、特定の傾向を好ましく感じると最近数値化できました。それは「小さい排気量でトルクの数値が高い」と言う事です。例えばVFRとGSXの2台は排気量の小さなスズキの方が最大トルクは高い。C型9Rは排気量が900ccなれど最大トルクは10.3Kg-mとカタログにあります。エンジンに明るい方には釈迦に説法でしょうが基本的に排気量100ccに対してトルク1Kが相場ですから、特筆すべき高トルクエンジンだと言えます。
 このエンジンは今まで乗ってきた車両の中で一番好きだと言えます。低回転から力強い加速をみせてくれますが、これは馬力では演出できないトルクの強い車両ならではです。

 そう言った意味で低回転でトルクに溢れる二気筒が自分には合っているようなのですが、9Rだけはその中でも別格でした。

 例えば鬼トルクと言えるMT-01はどうなのであろう?と乗ったことのない方は疑問に思うでしょうか。実はMT-01は数値こそ高いのですが、体感ではスルッと加速してあっという間に速度が出てしまい、圧倒的なトルク感、を体感できません。もちろん楽しいバイクなので否定する気はありませんが、私の好みには、トルクの乗り方が今一歩でした(逆に車体はかなり好み)。

 車両の基本配置(要するにジオメトリと呼ばれる代物)は後から変えられない場合がほとんどですから、車両選びには慎重になります。原動機の形状と出力特性が二輪車の基礎をほとんど決定しますから、そう言った意味でカタログスペック、例えばトルクや出力特性、横から見た時の各部の配置をじっくり眺め、バイクを選んで見てはどうでしょうか?と提唱します。

 長い脱線を経て話の本筋に戻ると、VFRとGSXの2台。私にはスズキの方が原動機の特性は好ましいし、車両の軽さも良い点ではあります。ただVFRのややリア下がりで車重が重い鈍重な操舵性もなかなか味がありオツです。この2台のどちらを選ぶかは難しい選択ですが、仕事で同時に比較試乗できたのは、人生の幸運でした。

 また面白い比較ができたら動画やブログにして、皆さんに伝えてゆきます。 

 ちなみに依頼の内容はVFR800Fが50mmシート高を下げる。GSX-Sは30mmシート高下げでした。

VFR800FとGSX-S

GSX-S750を30mmローダウンと前後ショックの改造

 スズキのGSX -S750のシート高30mmローダウンの依頼があり、新車を預かりましたのでその顛末を記します。

 この車両。エンジン特性はとても好ましく感じており、私も好きな車両です。ただしサスペンションを含めた車体には課題があると私は感じましたため、それを話します。

 基本の車体姿勢とスプリング

 前のスプリングは柔らかく、リアスプリングは適度。だがイニシャルがやや多めにかかっていました。この状態、つまりメーカー出荷時の操舵性はアクセルオフ(またはブレーキ)で車両前部が大きく沈み込み、楽にイン側へ曲がってゆきます。その時、リアショックの沈み込む減衰は強く効いており、張り気味なイニシャルと合わせ突っ張った印象です。このリアセクションの動きは楽な向き変えに大きく貢献しています。
 ですがブレーキを強く握りながらの旋回は苦手です。2段バネを採用したフロントセクションは頼りなく、強い入力には答えられません。2段バネにより動き出しは驚くほど軽く、ボトム付近は急激に反力が立ち上がってくるので使いづらさがあり、シングルレートスプリングが好きな私には勝手の悪い仕様です。

 リアはバネ値は良いものの、圧減衰が過剰に強く、これを抜くだけでもかなり改善がみられます。それに加えて純正同等のバネ値を使いながらもイニシャル(バネの圧縮量)を少なめに取れば、動き出しの柔らかさと、奥の反発を両立させられるため、その点に留意してセットし直しました。

 作り変えた後の操舵性

 上記の点を変更した操舵性は如何なるものか、と言えば「普通になった」でお終いです。
 アクセルオフでスッと自然に鼻先(車両前部)が沈み、ブレーキを使い大きく沈ませる時にも思い通りのストロークを取れます。

 リアは乗車1G(車両に跨った時の沈み込み)を必要充分に取れるようになり、減速時に前が沈み後ろが伸びる際、リアタイアの荷重が抜けないために穏やかな特性と強い安定を感じ取れます。
倒し込みでも滑らかにリアが沈み、悪路走破性が大きく向上するとともに、その相乗効果として乗り心地も大きく向上します。そしてスッとリアが沈めば向き変えの準備が整う訳ですから、アクセル開で伸びやかな加速を見せるようになります。

 まとめ

 今回はローダウンとともに前後ショックの仕様変更も行いました。ローダウンをしても乗り心地を純正以上にする事は十分可能です。そうは言ってもローダウンせずに操舵性(ハンドリング)を追求すればもっと上質に軽快性と安定性を両立させられます。

 妄想
 フロントフォークに純正改造か社外品の減衰調整機構を追加し、リアショックは交換しれば最高に楽しめので、もし自分でこの車両を買うならばそうしたいと思いました。

 

 

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ドイツのKWをオーバーホール

 ポルシェ用のKWをO/Hしています。

 KWの調整式は2度目となりますが、以前に作った工具が今回も使えたので難なく蓋を外せました。

 このダンパーは評価が高いようです。しかしクアンタムも同様なのですが分解してみると「こんなもんか」という程度の代物です。工業製品としてはなんら特筆すべき点はありません。ならばなぜ高評価なのか?となりますが、それはきっとスプリングと減衰の値が車両に合っているからだと推察します。

 これは非常に大切な点です。二輪、四輪問わずどこに均衡を持って来るのかは大切で、車体とタイアを繋ぐサスペンションシステムなら尚の事、エクイリブリオ(わざと鼻につく横文字を使ってみる)が大切になります。その点がKWの高評価につながるのでしょうが、しかしその裏には問題点も同時に存在します。
 上手な作り込みで綺麗にまとめていはいますが、ダンパの構造、機械的性質は特筆すべき点がなく、つまり追い込んだ性能は発揮できません。

 私は常々、サスペンションシステムの根幹はバネにある。と話していますが、逆にバネが決まると残るのはダンパの性能に依存する訳で、結局は高性能ダンパは重要にります。レース用にはもっと高性能で高価格な製品があるのかも知れませんが、最近考えていたダンパに求められる最終的な性能(スプリングが決まったら、後はダンパ)について、少し話してみたかったので、今回は認めた次第です。

 

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KIPONのレンズが気になる。

 好きでみているYouTubeは伴貞良さんとUZUMAXさんなのですが、お二方ともカメラに関する動画です。

 特に伴さんは職業カメラマンなので、色々と学ぶ事の多い内容です。結局バイクでもカメラでも根っこの部分は同じなので、考え方に筋が通っているとどんなことでも自分の領域に置き換えて翻訳が可能で、だから自身の分野にも適応なので、動画であれなんであれ話を聴く価値がある訳です。

 伴さんがフォトヨドバシの作例がとても良いというので、早速サイトへ観に行くとその作例の素晴らしいこと。まだ写真を評価するほどの能力を身に付けていませんが、観ていて気持ち良い写真が沢山ありました。自分の使うキヤノンEOS RPは、RFマウントと呼ばれるレンズの取り付け規格なのですが、現在は50mm、85mm単焦点と24-105mmのズームレンズを持っています。
 マウントアダプタ(要するに寸法変換用の変換カラー)なしで使えるキヤノン以外のレンズはKIOPNというメーカーがあるようです。私は単焦点レンズが好きなのでキポンが用意する製品群24mm,35mm,50mm,70mmに90mmのレンズは非常に好ましく感じます。

 50mmと85mmの単焦点を持っているので狙い目は35mmです(だけど24mmも50mmも欲しい)。しかもマニュアルフォーカス(手動合焦)と絞りも手動なようで、これは垂涎。オールドレンズの写り方はよく分かりませんが、古めかしい写りをするそうです。確かにキヤノン純正の旧規格EFと現行のRFではその写りに違いを認められます。
 ならばKIPONの写りも気になる始末。安くはありませんから、直ぐには購入できませんがジックリと吟味し楽しみながらレンズ選びを進めてゆきます。

 追記

 仲良くさせて頂いているバイクハウスゼロの清水店長さんもキヤノンのミラーレス一眼を購入したそうで、今後はこちらの方面でも話が弾みそう(というか一度弾んだのですが)です。

 

 http://photo.yodobashi.com/canon/lens/elegant35_24/

サーキットを歩いてみよう。

 昨日は全日本の茂木を観戦しに息子を連れて行って来ました。

 56レーシングの2台、56出身の二人のライダーを観に行きましたが、観ている方も楽しいレースでした。

 MFJのYouTubeでレース内容をご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 話は変わりますが、サーキットを歩くと色々なことがわかります。例えば筑波サーキットはコースの内外を歩いてもほぼ平坦です。1コーナーのみトンネルを避けるために大きく上りますが、それでも大した上りではありません。

 鈴鹿、茂木、岡山、オートポリス、菅生にも行きましたが、これらのコースは大抵が山を切り開き作られたコースなので、上下が激しい。特に九州はすごい高低差です。
 ミニバイクコースは小さいこともあり、高低差が少なく、しかも路面も平坦に見えます。しかし実際にコースを歩いてみると理解に易いのですが、一般道とは比較にならないほどバンクが付いています。

 タイムを気にしないファンライドなら別ですが、少しでも速くなりたいと考えるライダーは、コースを歩きそれを仔細に確認するなら新たな発見があり、考える契機にもなりますから、タイムの短縮にも少なからず影響があるように思います。

 

 

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歳を重ねるのは楽しい

 最近は中村吉右衛門さんの鬼平犯科帳を観ています。

 父が見ていた影響から私も同番組を好むようになり、池波正太郎さんの原作も読み浸り、剣客商売他も随分とたくさん読んだものです。

 子供の頃には気付かない事を今更発見するにつれ、歳を重ねるのも良いなと感じます。その年の功は吉右衛門さんの演技に多くの発見をもたらしてくれます。

 歌舞伎役者ならではの笑いの演技もそうだし、歩く姿勢の美しさなど、細かい点まで行き届いた素晴らしさを理解できるようになりました。

 サスペンションに留まらず二輪車にも同様の事が申せます。つまり、乗って楽しい。だけでなく何が楽しく感じさせる要因なのか?反対に問題となっている点にも気付くことが多くなりました。

 これらを若い時分に理解できる人を、早熟と呼ぶのでしょうが年齢なりに成熟する私は大器晩成でもなく、正真正銘の一般人だと痛感するこの頃です。

最新の機材を使って、少し前の機材の良さを知る

 昨年の秋にカメラを増機(増車と言いますが増カメラと言うのでしょうか?)し、一番最初に購入したEOS Kiss7i,KissX8iに続いてEOS RPを使い始めました。

 ミラーレス一眼カメラでフルサイズセンサー。フルサイズの入門機といえど色々と自分好みの変更(カスタマイズ)が可能で最初は戸惑いましたが、色々な状況で使う事でかなり慣れてきました。RPを買う契機になったのは交換レンズで単焦点を購入し写りの違いに驚いたからです。ならばフルサイズセンサーはどれほど良いのであろうかとの疑問を持ち、実際に使ってみると画質の高さに驚いた次第です。

 EOS RPを色々と試す中で以前に使っていたKissX8iで改めて撮影すると、存在した調整能力をほとんど使って居なかったと知りました。私はマニュアルモードしか使っていませんでしたが、絞りは固定でシャッター速度とISOだけを変更し明るさのみを調整していたわけです。
 そこにホワイトバランスやマニュアルフォーカスなどの変更を行い、微細な部分まで手を突っ込む機会を得ました。ついでにJPEGのみでなくRAWデータからライトルームやフォトショップで色調整を行い現像まで試してみると、撮影の際に気をつける点を以前にまして考えるようになり、これまでとは違う視点を持てたと言えるのですが、これと同じ経験は既にしていたのです。それは自分の分野であるサスペンションです。

 つまり最初は調整機能の限定された純正ショックを触り、社外品のフルアジャスタブルで調整を行う様になり、それらをオーバーホールして内部の仕様変更まで可能になると、簡素な機能しか備えない純正ショックもその性能をかなりの部分まで使い切れるようにりました。
 より高次を知り自分自身の能力を拡張したことで、低次の機能しか持ち合わせないショックの限界を十分に理解し、限定された機能だけれどその限界を知っているからこそ、その良さも分かり単機能の有益な面をお客様にも喜んでもらえるくらいに、全体の帳尻を合わせられる様になりました。

 PCも同様に、これまでは8GBのメモリを持つ一般的な機材しか使っていませんでしたが、動画編集のために32GBメモリでグラフィックが6GBの高性能機を使い始めれば、それまでの低スペックモデルの限界がわかり、その機材で何をすれば良いのかが十分に理解できました。

 機材に頼らないで人間を鍛えるのは大切な事だと思いますが、逆もまた真なり。で、機材が人を育てる場合もあります。後者の問題点は費用が嵩む点ですね。と言う事で散財に気をつけながら有効なお金の使い方をして行きたいと思います。

 

 

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