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2020年11月

キヤノンのEOS RPを買いました。

 簡単ですが、報告です。

 キヤノンのミラーレスデジタル一眼レフカメラを購入しました。KissX8iと比べるとその画質の高さは別物で、とても満足しています。カメラとレンズのためのアダプタを含め15万円近い出費で、財布の中身は枯渇してヒーヒー言っております。

 レンズも50mmの単焦点を買っていたので、ここ最近のカメラに関する出費は25万円ほど。バイクも車も、カメラもお金がかかります。しかしお客様も当社でゆうに30万円を越す改造の依頼がありますので、価格に見合った乗り味と接客を心がける様に気をつけようと、気を引き締めます。

 

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カメラ、RAW現像

 皆様、RAWをご存知でしょうか?つい最近まで私は知りませんでした。

 デジタルデータの写真はほとんどの場合、JPGと呼ばれる名称です。これが何を意味するのか分かりませんが、RAWとはJPGの前の元データと捉えて問題ないと思います。

 この元データの方が調整を行う場合に都合が良いらしく、プロはRAWデータを用いることが多いそうです。YouTubeのカメラに関する動画を見てそれを学んだ私は、すでに動画で使っているAdobeのクリエイティブクラウドからライトルームという調整アプリを用いて、写真を触ってみました。

 上の色味が濃い方が調整した写真なのですが、JPGはカメラの個性、メーカーの調整が色濃く出るそうで、カメラの種類や製造メーカーで差があるようです。RAWでも違いはあるようなのですが、その差はJPGに比べると少ないのが実情だと聞いております。

 カメラに感じるサスペンションとの共通性

 サスペンションとの共通性をカメラに見出すことができました。カメラについている調整機構で写真から受ける印象は大きく変わります。これは本当に驚きで、ほんの少しのダイアル変更で全く別物です。カメラで色味の変更(調整)ができるのも最近まで知りませんでした。

 サスペンションと同じく、調子範囲が広くとも実用性があるのは中庸から少しの範囲で、極端な設定は遊びにはなりますが、汎用性はなく現実的ではありません。ダンパーであれば私どもの様な専業者は内部の変更まで手を出せます。きっと改造カメラを作る人もいるのであろうと推察しますが、それも面白い事でしょう。

 

 

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上が調整した写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他次元(多次元)への誘い

 他次元と言う単語があるかは知りませんが、私の脳内には存在します。

 どういう事かと言えば、サスペンションの深みにハマると細部が気になり出します。これは他のどの様な事柄でも同様でしょうが、最初は大枠から入り徐々に各部の輪郭が見えてくると、まだ見えていない小さな部分に照準を合わせさらに拡大してゆく。これを延々続けるのが技術や学習の根本かと考えます。

 正直、一般の普通のなんでも無い、ただ良いバイク、車を作るのは現代ならばそれほど難しく無いはずです。それは前記の大枠がすでに見えており、発展期をすぎ成熟段階に到達しているからです。否!サスペンション道を極めんとする求道者はそれでは満足できません。

 以前に宇宙だか物理に関する雑誌(ニュートンだったと記憶していますが)を読んでいたら、高次元とは大きな世界ではなく、小さな世界を見る事だ。とありました。これは私の感覚としてもよく分かります。これまでにも同様の事をブログに書いて来ましたし、間違いないと確信している限りは執拗に言い続けます。

 つまりサスペンション道を極めるため細部の拡大化を続けると、他の次元を知る事ができるしそれは詰まり多次元であるという事です。そのためには自分の中でどこが一次元で二次元はどこからなのか?という境界線をハッキリさせる必要がありますので、それは自身で明確にする作業が必要ですし、人から問われた時に整然と答えられなければ求道者とは言えません。それについて今後時間をかけて考えてゆく(研究とは言えない)必須項目だと感じています。

 

今年二台目のムルティストラーダ1200Sパイクスピーク

 2016年型の電子制御サスを持つドカティ・ムルティストラーダを試乗しました。

 今年の4月にも同じ車両を預かりましたが、今回も同様に車高を下げつつ、乗り味を変化させる事も重要な目標となっています。

 純正サスペンションセッティングの評価

 半年ぶりに同車種の試乗です。半分オフロードの様な車体の足付きは極めて悪く、身長165cmで極端な短足の私では片足をちょこっと着けるのが精一杯です。ただしモトクロスやCRMのハイシート仕様に乗っていた経験から、足着きの悪さに対し問題視はしていません。ただ、一般的に厳しいのは理解できます。特にオフ車と違い実質大柄なロードバイクのムルティストラーダは車両重量も考えると、小柄な人の選択肢になりづらいと思います。

 そこでシート高を30mm~50mm下げロードバイクと同じ様な車高とし、ストローク量の多い前後ショックもオンロード化することで足着きと市街地やサーキットでの操舵感を両立させます。

 ハンドリングはどうかといえば

 フロント
 メーカー出荷時の状態はどっち付かずと言うのが本音です。つまり「オフロード・オンロードのどちらにも適していない」となります。それはな何故でしょうか?一番大きな要因は前後ショックのスプリングが適性では無いからです。フロントは驚くほど柔らかいバネです。右のフォークでイニシャル量の調整は可能ですが、幾ら反発力を増しても低レートなバネでは動き出しの硬さだけが目立つ様になり、問題が解決しません。少し強めのブレーキで大きくフロントが沈み込みます。

 リア
 フロントフォークに反して、リアのスプリングは硬いと感じます。減衰力は調整可能ですが、スプリングが柔らかくなる訳では無いため、硬さは否めません。

 仕様変更の方向性

 前後ショックを分解し実際の計測を行い最終的な方向性を決めますが、試乗した感触ではフロントのバネは硬く、リアは柔らかくする。減衰はZF/ザックスの電子制御は仕様変更が難しいのですが、試せる事もあるため、少々いじってみようかと

思います

 ハンドルポストの結合部

 http://www.sgfacendo.com/blog/2020/05/index3.php

 上記リンクのブログに書きましたが、前回依頼があったムルティストラーダはハンドルポストのゴムブッシュが極端に柔らかく、直線から減速や、倒し込みで入力が変化すると、コンマ数秒でしょうがハッキリと感じ取れるほどの間があり、スポーツライディングには向かないと思いました。
 今回はの車両はそんな事もなく、しっかりとした結合で思い通りに動かせました。4月に依頼のあった車両はハンドル関係が変わっており、しかしながら今回入庫の車両もハンドルがプロテーパーでカーボン製なのでどこまでが純正なのか、正直全くわかりません。

 カーボンハンドルの車両には初めて乗りました。プロテーパー(根元が太く、グリップ部分が通常の太さに変化するモトクロスに端を発する機構)は程良いしなりで、私の乗るBT1100もプロテーパーを純正採用しているため、オンロードでも採用の増えている同機構は今後の主流なのかも知れません。

 預かって2週間たちやっと試乗を終えたので、これからサスペンションを外し前後ショックの仕様変更へと進みます。

 

 

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シートはかなり重要です

 R1のシートで感じた作り手の技量と良識

 今回のお題はシートです。

 最近試乗した車両のシート形状が問題だらけだったので、少々ガッカリしていました。大きなメーカーであるからこそ多様な要望により突飛なポジションを強いるシート形状になるのかと。その最中、YZF-R1に試乗し大きな喜びを得ました。サスペンションその他とても出来の良い(つまりはバランス感覚の優れた)車両と感じましたが、一番感銘を受けたのはシートを含む乗車姿勢です。

 写真では後端が剃り上がっている様に見えますが、実車のシートを見ると平坦か一部後ろ下がりに見えるくらいです。乗るとこれが格別に良い。乗り手の邪魔をしないのは当然ながら、加速でも程よく支える考え練りこまれた形状。

 メーカーは、シートに必要な形状くらいわかっているはずです。それでも見た目や足付きなど多様な条件により理想のシート形状を実現できない。または設計や開発、試験に関わる人間の未熟により中途半端な製品が世に出る可能性もあります。大きなメーカーはそんなことは無いはずだ。と言うのは幻想であり、そういった思考はエリート無謬説と呼びます。

 話がそれましたが、R1の様な素晴らしいシート形状とポジションが広まる事を切に願っております。

 

 

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KoniとiKon比較

 数ヶ月前に依頼があり、作業を進めていたWing Koniが完成し納品しました。

 KoniとiKonの比較

 詳細は動画で話をしますので、ここでは重要な点のみを上げるとします。

 両者は外観からは似通った印象を受けますが、内部はかなり違っています。一番の違いは減衰力の発生機構です。コニーは内部にあるネジの締め付けで、減衰力の強弱を調整可能です。アイコンはその様な調整はなく、決め打ちです。ただし、調整ダイアルを持つ品が安価に販売されているので、それほど悪くはありません。

 コニーも調整ダイアルを備えた品はありますが、エンドアイの組み付けがガタガタで大いに問題ありです。部品が割れたりもしますので古い調整付きKONIは気をつけてください。

 アイコンが優れている点は、ガイドブッシュを採用している事にあります。コニーでは焼結剤が含んだオイルで潤滑するとの名目で、ロッドガイドとロッドが直に接触します。現代的なダンパーはガイドブッシュというベアリングにより金属同士の直接接触を防ぐため、耐久性に優れています。

 内部の寸法は似通ってはいますが、全くの同一ではなく互換性はほぼ皆無といって差し支えありません。が、全てが使えないわけではない。と言うのも事実。

 使い分け

 当時物としてもてはやされるKONIですが、品物自体が高くO/Hも高額です。雰囲気を味わうのであればiKONでも十分だとは思いますが、それを許さないのがマニアの心意気なのでしょう。作業者として言えることは、両者を組み合わせてダンパーを作ることはかのではあるが、余計な出費が増えるだけなので得策ではないと助言する事だけです。

 一体何を言いたいのか良くわからないブログとなりましたが、何か役に立つ点があれば幸いです。

 今回の写真ですが、ステンレスで作ったカラーをご覧いただけます。これは流用により寸法が変化した部分を、旋盤で部品を作り対応した物です。O/Hと含め20万円程度で製作可能です。Wing Koniをセラコートで塗り、ダンパー自由長を伸ばした特別製です。 

 

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右目?左目?

 銃とカメラは標的を狙うという点で同じである。とはゴルゴ13に出てきた言葉です。

 私はカメラのファインダーは普段使わずに、背面のデスプレイで撮影しています。しかしファインダーを覗く場合は左目です。皆さんはどちらの眼で標的をフォーカスするのでしょうか?
しかも右目は閉じず、周囲の状況を確認できる様にしています。片目を閉じる、ウィンクは顔の筋肉の都合で日本人は不得手だそうです。ヨーロッパの人は得意だそうで、私が片目を閉じないのはその理由もあるやに感じます。

 しかし最近の光学ファインダーは驚くほどよく見えますね。もしかしたら狙撃用のスコープもレンズではないのでしょうか?各種情報を確認できる様にと考えればレンズのスコープはもう時代遅れなのかもしれませんね。

 

 

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ホンダ X4の純正リアショック

 X4の純正リアショック 

 X4のリアショックには二つあります。スタンダードとLDと呼ばれるローダウン仕様です。ローダウンはリザーブタンクがあるCBなどと同じ外観です。
 X4のスタンダードはカシメ型と呼ばれる作りなので、製造は部品点数も作業工程も少ないので安価に早く作れます。ですがオーバーホールでは別です。カシメを削りとり部品を製作し再カシメを行う。

 なかなか手間がかかり値が張ります。そうは言っても如何しても純正を使いたい。または社外品が無いためO/Hするしかない。その場合は依頼いただければ対応致しますので連絡ください。

 価格

 作業工賃は一台分で概ね6〜7万円です。ロッド交換や再メッキ、追加の作業を含めると10万円以上する場合もありますので、見積もりの依頼だけでも連絡ください。

 

 

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2020年型 ヤマハ YZF-R1 評価

 2020年型 R1に対する評価

 かなり良いです。

 この車両、自分でサスセッティングを行なったが如何にもよくならないので、依頼をしたいと連絡があり6日の本日、作業を行いました。

 基本的な評価 その分類

 フロントフォーク 2018年型にも乗りましたしカワサキのH2も同様の機構を有したKYBのフォークです。非常に良い動きをします。動きそのものが良い。スプリングレート、減衰の値が概ね良い所にあると感じます。しかしながら純正のセットアップではイニシャルと減衰ダイアルの設定が今一歩でした。

 リア フロントと比較して安っぽさを感じます。ただ古いR1やR6と違いネジ式のイニシャルは微調整が可能であり、狙ったポイントを探し出せるのは良い点です。

 基本状態のサスセット評価

 フロントは硬く、高い。リアは柔らかくて低い。そこでフロントフォークのイニシャルは抜き、リアのイニシャルは強めました。減衰は微調整で少し変えた程度です。バネによる姿勢変化で車高は大体まとまりました。セッティングを詰めてゆけばピンポイントで良い部分は出てきますが、悪い部分も表面化するので純正状態では精緻に詰めすぎないのが良策です。

 総合評価

 車両価格の詳細は知りませんが230万円以上はする様です。しかし昨今の車両は素晴らしく基本特性が良いので、見合った価格だと思います。自分ならば少々安っぽさを感じるリアショックは社外品を選び、見た目が好みのホイールへ交換したいと感じました。

 予算に余裕のある方はフロントフォークも交換すれば、車両の動きも見た目もさらに満足できると思います。ただMの電子制御オーリンズと比較した場合、どちらがお得なのか?と疑問は頭を過ぎるでしょうが、これはそれほど難しい話ではありません。

 社外品と純正とではセットアップが違いますし、自分で調整するのが好きな方は社外品。電制で最新の機構に魅力を感じる方はMを購入するのが得策です。
 このセッティングの件は動画にもしますので、お時間のある方は当社のYouTubeもご覧ください。

https://youtu.be/fP0oN3NayMo

 

 

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カメラ欲しいですよ

 なぜ今になりカメラに 

 以前にもブログなどで書きましたが、5〜6年前にブログ用に一眼レフのカメラを購入しました。CanonのKissX7です。写り具合に驚きましたが、Pのポジション(プログラム)では満足のゆく仕上がりとならず常にシャッター速度とISOを微調整しながら撮影していました。

 3年ほど前にKissX8iへ交換し、7は従業員用にしました。最初は大きくなった躯体に驚きつつも、今では7の小さなボデーに持った際、レンズとの重量配分に違和を覚えます。

 そんな中で最近、なぜカメラにこだわり始めたのかといえば、YouTubeで綺麗な動画を撮りたいと考えたからです。私はカメラ自体にはそれほどの興味が無いのは今でも変わりません。そうは言ってもレンズで変わる写真の仕上がりには驚嘆したのも事実。

 機材でそこまで変わると知っても、機材自体には究極の興味はなく、やはり写真の画質、見栄えが最重要に思います。なぜか?それは写真を商売にしてはいませんが、写り具合やそれらの要素でお客様に与える印象が大きく違うために、その画質次第でお客様の印象が大きく違えるためです。その意味ではある種の商業カメラマンとも表せます。写真で収入が変化するからです。

 美意識の問題もありますが、携帯電話で撮影した写真とは大きな違いを感じますし、撮影自体も楽しく感じます。

 今の入門用カメラのセンサーは小さいらしく、フルサイズ一眼やミラーレスに興味はありますが、撮影ボックスなど周辺環境も整え、全体で質を上げて行こうと思います。

 

 

2020114053.JPG 写真の腕は置いて、単焦点の50mmレンズは写り具合に面白さを覚えます。動画で色々と調べましたら、レンズによってかなり面白く違いが出る様です。
 私は単焦点の面白さに惹かれます。50mmのLレンズが欲しいと思い始めた今日この頃です。

 

 

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