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スプリングにおける重要な視点、2

 昨日はフロントフォークのバネ定数だけでなく、油面によるバネ定数が合算されると言う、当たり前の視点を話しました。しかし当たり前であるけれども、バネと油面を縦軸として捉えている方は意外に少数ではないでしょうか?

 私の受ける印象ですが、バネと油面は並列と捉える向きがある(私自身がそうであるから、世間も同様だと考える傾向の強い私の主観ですが)ように思います。

 バネの個性、キャラクター

 ゴルゴ13の話の中に、整形など顔貌は変えても、変えられないもがある「キャラクター(性格)だ」と出てきます。イニシャルで誤魔化してみても、バネが持つ定数(スプリングレート)の線は変えられません。

 下の図をご覧ください。

 

202010520178.png 赤い線は単一定数(シングルレート)のバネ特性。複合定数を持つ黄の線は赤の単一定数を中盤までは下回り、後半で上回る仕様。
青い線はシングルレートと同じ硬さから始まり、ドンドン硬くなる仕様です。

 巷間に溢れる複合定数は主に黄色い線を目指しているようです。初期は柔らかく、奥は踏ん張る感じです。

 黄色と赤の交差点(このグラフでは9mmの辺り)の位置ですが、これをストロークどこへ持って行くかが、作り手にとって難しくも面白い点でしょう。このような特性は主にツインショックに用いられます。
 モノショックでは大多数がシングルレートを採用しています。

 

 次回はリアショックのスプリングがコイルスプリングの定数だけでは決まらない。と言う点に関する豆知識を話します。 

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