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ダンパー仕様変更

CBR650Rの前後ショックを設定変更

 扱いやすい良いバイクではあるが、不満もある

 CBR650Rは女性などには少々車高が高いと受け止められているようですが、とても人気のある売れ筋のバイクなようです。
ですがもっと楽しいバイクにすることができます。

 不満点その1

 フロントフォークのスプリングレートが不足しており、ちょっとブレーキをかける程度でも大きく前が沈み込みます。内部を覗くとバネは2段になっており柔らかさと硬さを両立させたいようです。
 これを実現するのに2段バネやライジングレート(プログレッシブ)を採用するのは間違っていると思います。スプリングはそもそもが漸進性を持っています。シングルレート(リニア)を説明すれば、定数1Kのバネは1mm縮めるのに1K の力が必要。2mm縮めるには2K必要。縮める力は一定の割合で増してゆきます。しかし!大切なのは「増してゆく」点にあります。

 シングルレートでも複合レートでもバネをより大きく縮めるには、最初に与えた力に対して「追加」の力が必要になります。

 これは簡単な実験で、バネを手押しすればすぐに感じ取れます。複合レートはその漸進性をより強調しているだけのように私は思います。

 注意

 単一レート、複合レートの理論的な意味は知っていますが、それでも単一レートであれプログレッシブであるとの認識を持つことで、私は複合レートを採用しません。これは考え方や使い方に次第なのかもしれませんが、複合レートを色々と触ってきた結果で、使い勝手の悪さ・セッティング幅の狭さを知っているために、採用を見送っています。

 不満点その2

 リアのスプリングレートも最適とは思いませんが、交換となれば値も張りますので、なんとか誤魔化す手法がないか模索しました。

 そこで段階的に変化するイニシャル調整(プリロードとも呼ばれる)を、無段階のネジ式に改めることにより狙い通りの姿勢と動きを実現できるようにしてみました。

 果たして、これはとても役に立ちました。純正では1段で1mm前後の変化があります。中間やほんの少しを体現できません。ねじ式の場合は.01mmの変更も可能です。今回はベースセットから一回転・1.5mm緩め、少々抜き過ぎたようなので半回転・0.75mm硬くすることで大体良い感触を得られました。

 まとめ

 フロントのスプリングはシングルレートへ交換し、リアは調整機構を微細に改めました。料金は大体8〜9万円程度です。

 長く乗る一台にするのであれば、もっと大幅な変更も視野に入れ、前後ショックで30万円〜のような改造も良いと思いますが、ビッグバイク入門の一台として、しかしもう少し自分の感性に合った車両に仕立て直したいと感じている方には、今回の10万円以下の仕様変更は良い提案になると思います。

 

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