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クリアランスを詰めたら良くなるか

 隙間寸法とカスタムバイク

 隙間寸法の設定は難しいです。詰めに詰めるとよくなる訳でもないし、逆もまた然り。

 隙間を詰めると部品同士の嵌め合いが難しくなりますから、歩留まり(簡単に言えば不良率)が悪くなります。ですから製品として許せる範囲の中で最大限「広い」隙間を設定し、生産活動(経営、経済合理性)の中で最大限許容できる「狭い」隙間を譲歩します。

 隙間設定は作り手の裁量次第です。

 能力と行動

 今回のお題はブレーキペダルの軸部分です。フロントブレーキレバーとクラッチレバーの経験から、これらの隙間は狭い方が良いと思います。そこで今回は3/100mmの仕上がりとしました。

 実際の加工作業

 加工を失敗したなら部品を作り直すしかないので、歩留まりは悪くなります。今回、一発で上手く行きましたが、最後は手元のゲージを2/100mm進めて仕上げました。内径15mmから4〜5回は削りました。

 難しいのは、細かく刻めば(例えばゴルフでロングコースを刻むように)必ずカップインできる訳ではない点です。つまりピンまで1Mでも外します。ゴルフならダブル、トリプルと何度でも打ち直せますが、加工は削れば元に戻りませんので、また一から部品全体を最初(ゴルフならティーショット、初打)から作り直さなければなりません。

 ですから、技術力が伴わなければこのゲームに挑むのは無謀と言えますし、その能力がないなら日々鍛えるしかありません。私は旋盤加工の職人ではありませんが、サスペンションに関する加工のみ日常で鍛えていますので、なんとかこの挑戦に耐える程度に腕を磨いております。

 結論。結局、使ったらどうなのか?

 頑張って作った結果、どうなのでしょう?

 答え 最高です!

 非常に滑らかな作動感と、クリアランスの小さい恩恵で時間差のない反応を示します。

 

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