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ハンドルポストの剛性

 一番大きな問題点

 先日から数度の試乗を行ったドカティのムルティストラーダですが、かなり大きな問題点を感じます。それはハンドルポストのマウント部分です。
車種によりますが、ハンドルポストとトップブリッジの結合はゴムブッシュに(多分)金属カラーの結合です。トップブリッジと直接結合したり、セパレートハンドルはフロントフォークと結合します。大別すれば間接結合と直接結合の二種ということになります。

 ムルティストラーダは前者の間接結合です。走り出してすぐに感じ取れるのはこのポストの結合がとても緩くグラグラします。ゴムブッシュの硬度と金属カラーの寸法によりカッチリやユルユルになったりします。この件に関しては動画を上げますので、ご覧ください。

 

 何が問題かといえば、減速により体重がハンドルにかかり、ポストが前方に押しやられます。そして旋回へ移行しようとする際には前方へ追いやられたハンドルは手前に戻ります。この刹那の出来事がかなり長い時間に感じられます。1秒以下、0.2〜3秒ではないかと思いますが、それでもカッチリしたハンドルから乗り換えると、とてつもなく長い時間に感じられます。

 振動を手に伝えないという面ではかなり効果的ですが、しかしながらライダーの意に沿う応答性は得られません。この部分を解消すると、相当違ったハンドリングになりそうです。

 違う車両ですが、先日もハンドルポストがユルユルな車両に乗りましたが、同じ様に原則から旋回への移行が思う様になりませんでした。ただ、不思議というか人間はいい加減な物で、その様な車両腕も乗りつけると、そのだるさが感じ取れなくなります。慣れとは怖い物です。

 モトクロッサーから読み取る

 モトクロッサーはハンドルポストがトップブリッジと一体です。あの激しい振動の中でどの様に衝撃を逃すかといえば、ハンドル自体のしなりです。そこにブリッジを儲けたりプロテーパーと呼ばれる根元を太くし先端を細くする釣り竿形状にして、しなりを調整しています。
 オフロードは振動が大きい面もありますが、ジャンプの着地などかなり大きな入力があります。そこでグラグラのハンドルポストでは、とんでもないことになります。そのためにある程度の硬さと大入力時には相応の緩さを必要とします。

 結論

 この事からユルユル・ハンドルポストを持つMultistradaは大きな入力を与えずに走る車両だと、想定している様に思います。バイクの各部をつぶさに観察する事で、その車両の持つ特性を想像して楽しんでおります。

 

 

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