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シム Lamella

 現代のダンパーに使われているピストンとシムは、改めて強調する必要もありませんが、減衰力を発生するのに極めて重要な部品です。

 今日は尋ねてくださったお客様を前に、ダンパーをすぐに分解して、状態を確認してもらいました。そのダンパーはQJ-1と呼ばれる、数年前まで製造されていたショックですが、社長さんが亡くなられて、今はなくなってしまったようです。

 このショックはいくつか問題点を抱えていますが、その一つはシムです。シムとは簡単に言えば円盤状のバネです。そのバネ材がよくないので、シムの動きもあまり良くありません。これはお客様にも試して頂きましたが、上質な品と比較して反らせた時の反発が弱く、最初からへたったような感触です。この部品は材質もそうですが表面処理も大切です。鏡面では問題があるし粗すぎてもよくない。程よい粗さが求められます。

 この表面粗さに関してはBilsteinがかなり拘っているようです。イタリアのFGは表面がかなり荒く、面白い程です。多くのメーカーでは防錆対策がされています。ただし有名どころでもそれがなされておらず、脱脂して保管するとあっという間に錆びる品もあり、梅雨時などは注意が必要です。

 今回あずかったQJ-1はシムを全数交換して、動きの質を変えることになりました。一台分では5千円近い出費となりますが、効果は大きので乗り味の向上も期待できます。下にシムの表面を4倍10倍した写真を載せておきますので、ご覧ください。

 

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