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2019年6月

優勝しました。が、想定通り。

 今日もまた、筑波選手権へ行って参りました。

 56レーシングのサポートを主にしながら、KISSレーシングの松岡君の走りも観察して参りました。

 梶山さんは前日から良い走りをみせていたので、このままの走りができれば優勝争いは確実だと睨んでおりました。その顛末は昨日のブログに書き記しましたので、興味のある方はそちらをご覧ください。

 始まった予選は走行位置が悪く、一度ピットに入りクリアラップを取れる位置を確保した上で、タイムアタックに臨みました。アタックを始めて直ぐ一番時計を記録し想定通りの展開に、思わず私はニヤついておりました。
 しかし敵もさる者、二人のライダーが彼女のタイムを上回り、結果は予選3番手となりました。ですが、見せ場を作る才能についつい嬉しくなります。

 決勝はスタートを上手に決めホールショットから一度もトップを譲る事なく、ゴールして優勝できました。この優勝はもちろん運も関係しますが、実力で得た勝利だと私は確信しています。二位になったライダーが「逃げられた」との言葉を残しました。これは先程の「運」の部分をライダーのプライドから発生した、負けを素直み認められない幼さから出た言葉と私は認識します。なぜ負け惜しみだと言えるのかを説明すれば、梶山さんは予選、決勝共に全て単独走行(二位のライダーも同様に単独走行)のタイムであり、ファステストラップも平均値も全て梶山さんが上回っているのを根拠にしています。

 勝って兜の緒を締めよとは申しますが、当然、梶山さんもライダーとしてまだまだです。次なる課題はありますが、それをいつ伝えるのかは監督の仕事なので、それをどの様に越えて行くのか楽しみにして、走りを観察してゆきます。

 三位に入った田中さんは、自身の不甲斐ない走りにゴール後バイクを止めから悔し涙を流しておりました。前回の筑波では運良く優勝できた事や、鈴鹿での転倒に終わったレースでは苦悩や葛藤を感じ取ることはできませんでしたが、今日の走りにはそれがありありと現れていました。
 少しでも速くなりたいともがく(毎周色々と試しながらも、結果に結びつかない)姿は、やっと開始地点に立ったと言えます。前のライダーについて行き、実力以上のタイムや順位を得るよりも、よっぽど収穫のある二日間だった筈です。
 これは私自身への戒めでもありますが”悔し涙を流し、これからは自分に厳しく全てを変えて行く”と決意しても、その気持ちを忘れず継続する事に加え、努力(正しい方向性を持った行動、または頑張りを指します)も続けなければなりません。これが田中さんに伝えたかった一番大切な事なので、少しでも感じ取ってもらえたなら良いのですが、それは今後の彼の行動からしか読み取れませんので、注意深く観察します。

 最後に、梶山さんの優勝はかなりの確率で達成できると確信していたので、何ら驚きや感動はありませんでした。優勝の瞬間に湧き上がった感情は「よし!」と同時に「たった一度の優勝で勘違いしない様に気をつけなければ」の二つでした。

 

 
 

 

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