2019年3月
思考の速度と文字の関係
尊敬するデザイナーさんが話していた「言語による思考の差」を追体験しています。
イタリア語と日本語で話す自分の思考が違うのはわかっていましたが、文字を書く速度でもかなり変わると知りました。
右手を怪我したので、左手で帳面に発想をまとめていたのですが、慣れないためユックリ書いていたところ、考えが先に進みずらいし、考えていたことを忘れるしで好い事がありません。私はPCのブラインドタッチができるため。それが一番早く文字起こしを行う手法です。それが頭の回転を早目ているのは間違いなさそうです。
考えがあるから文字起こしできますが、文字起こしから新たな発想が生まれるのも事実です。そのため、私にとっては早く書けるかどうかが、かなり重要な事だったと知る事がでいました。
左手で書く唯一良い点は、右手より(これで)も字が綺麗なことだけです。
これまでとは違った模様替えの意義は?
本日の午前中はこれまでとは違った意義を持つ、工場内の模様替えを行いました。
今までは利便性を追求した結果の配置だったのを、綺麗に見せるにはどうするかを主題とし行動した結果が写真のとおりです。10年先を見越した大局観(グランドデザイン)から基本路線を得ています。
社員一同がグランドデザインを共有し、判断に迷った際はそこから外れているか否かを判断材料とする事により、私に確認しなくとも各々の中に基準が出来て自身で考え決める事が出来るようになります。朝の会議は少し長めに時間を割き、先ずは社員の小野寺に私の考えを理解してもらい、そこからスタッフ・アルバイトに落とし込んで行きました。私の助言を直ぐに行動へ移した小野寺は、その後の動きが見違えるほど良くなり、彼の下で動く人間への指示や質問に対して非常に明瞭な答えを出していました。集団の長は間違った判断でも即断即決を求められ、自分の意思を示せない事こそが最大の問題になります。小野寺はそれを少し理解できたようです。私自身は決断の速さを常に心がけてきました。例えばランニングの途中に道の悪い路面を走り、反射的に判断する事を求められる場面を強制的に演出し、鍛錬したものです。彼にも間違った判断を恐れずに、どんどん決めてゆく快感を知ってほしいと思います。
会話の中だけでなく、研修会や会議を通し私の考えを常に発信し続け会社の理念に絶え間なく浸らせなくては、すぐに元の方法論に戻ってしまい、それまでの努力が水泡に帰してしまうと、ようやく気付きました。
次なる自動化は
管理プログラムと伝票関連の自動化を大幅に進めましたが、次なる自動化も進めます。
エア抜きの機械を制御版(又はPC)と電磁バルブを用い、自動制御を可能にする企画です。これによりワンタッチでエア抜きをかなりの部分終わらせられるようになり、生産性の向上と人手不足の両面に対し効果を発揮するはずです。
少数精鋭を狙う当社はプログラム構築や自動化のためのインフラ整備を内製化し、自社によりあった品を製造して行きます。その恩恵は納期や品質でお客様に還元して参ります。