2018年12月
年末の挨拶
ただいま納車を終え、年内の業務が終わりました。
結局年越しになってしまった品物のお客様には、お詫び申し上げます。
来年は課題となっている納期の改善へ向け、策を講じておりますので、早めに対応致します。
年始の営業は一月四日からでございます。皆様も素晴らしい新年の幕開けを迎えて下さい。
セイクレッドグランド 新保
お客様からの贈り物
気づけば初めて仕事を依頼下さってから3~4年のお付き合いになるお客様から、野菜などを頂きました。
いつも気遣って下さり色々な物を頂くたびに、心づくしのお返しを送るのですが、そうするとまたお返しを頂いてしまいます。
仕事で知り合ったとは言え、人間同士の交流とはすばらしいと感じた次第です。
音楽を聴きながら、休憩
NSR250の納車を終え、少々休憩をしております。
NSRの試乗記はまた後日に譲るとして、聴いている音楽はWilsonPhilipsのOhldOnです。80年代後半の電子音と生音が程よく混ざったサウンドがとても好みで、この年代の音楽を良く聴いています。
アメリカの流行歌が少し遅れてやってくるのはイタリアも同じようで、80年代から90年代は好みの曲・・・というようりも好みのサウンドが多く愛聴しています。
休憩を終えた後はお正月の飾りつけを行い、帰宅致します。明日は休みの予定でしたが、急遽車両引き上げにお越し下さるお客様があり、朝一番に出勤となりました。12月の31日まで仕事が入るとは、とても嬉しくおもいます。
NSF100の減衰調整ニードルを造りました。
NSF100は伸び減衰の調整が神経質であることは、周知の事実です。
これは色々な見解があるようですが、私見では伸び減衰の調整ニードルに問題があります。詳細は申し上げられませんが、これを解消しなければ、シムやピストンをいくら変更しても徒労に終わります。
そこでニードルを造り直し、一度乗って頂いた上で次回のオーバーホールではシム組を変えるのが最善の選択だと考え、お客様に提案し了承頂きました。この個体はホンダドリーム鴻巣の店長・木本さんからの依頼です。ドリーム鴻巣さんは店舗を建て替え、とても素晴らしい、まるでブテックの様なお店になっていました。素晴らしい店舗を見学し、いつか自分もこの様な職場環境を構築したいと、夢想しております。
ロッドの製作費用は、約2.5万円です。安くは有りませんがとても効果的なので、一度試してほしい部品です。
NSR250カートリッジキット、仕上げ
NSR250のスタンダードには減衰調整がついておりません。そこで今回の改造では調整機構を付与し、右伸び、左圧の減衰調整を可能にしています。
もちろんただ向きを変えれば良いわけではなく、純正の簡易的なシステムに対しシムを重ねる複雑な構造へシフトしてあります。NSRのSEやSPのカートリッジを使わずに他車種を流用し、ロッドをアルミに替え、オイル粘度や油面も変更します。自由長も少し伸ばして車体セッティングの調整幅を増やし、より好みに近づけられるようにしてみました。
年内最後の仕事になりますが、昼くらいから実走セッティングを行い最後の仕上げを行います。これが一番の楽しみです。
セッティング作業はキャンペーン対応となり無料でした。実際はお客様で15万円程でした。
遅めの出勤をしております。
当社も本日の夕方で年内の営業を終えます。一年間、多くの依頼を頂きましたこと、深く感謝いたします。
売り上げ目標も達成し、考えていたことが半分は実現し半分はまだ道半ばです。来年はお客様が喜び楽しんでもらえるバイク、車づくり、更には楽しめる環境づくりを考えて参ります。
年明けは4日が仕事始めです。従業員は7日が初出勤となりますが、お急ぎのかたは連絡ください。
機械式の手巻き時計
先日、バイクハウスゼロの清水店長から勧められ、イングランドの時計を購入しました。
スミスと呼ばれるメーカーの1954年製です。子供のころから歯車が好きだった私にとっては、機械式は垂涎物です。幼いころ、家にはゼンマイ仕掛けの壁掛け時計があり、その思いが機械式の手巻き時計へ誘われた切っ掛けなのかも知れません。私の父も腕時計のバンド部分を製造する会社を営んでいたため、腕時計には子供のころから親しんでいました。父が腕にはめていたオメガは、今も脳内に焼き付いています。
腕時計の製作者、スイスのキャビノチェにも憧れます。日本にもおひとりいらっしゃると見聞きしましたが、そのような、独立時計師の方々と同じような仕上がりを持つバイクや車を仕上げてみたい。このような目標を持っています。
いつの間にか
「いつの間にか」と書いてあれば、今年も残すところあとわずか・・・の様な定型文を想像しますが、別の話題です。
ホームページの管理画面を確認していたところ、ブログの記事が2431件とありました。4年強でよくもこれだけ書くなあ、っと自分でも呆れるのですが、元来お喋りな私ですから、まだまだ書きたいことは沢山あります。来年も駄文にお付き合い下されば幸いです。