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マツダ、アテンザに試乗

 昨日は56レーシングの手伝いで茂原ツインサーキットへ行き、合同合宿でのサスペンションセッティングを施しました。

 ティーム員で立ち上げからずっと手伝いをする方が、マツダ・アテンザを購入したので、写真を撮らせてもらったところ、「乗ってきますか」と提案下さり、喜び勇んで試乗へ向かいました。

 車の寸法は最近試乗を重ねるミドルクラスの全長5000mm、全幅1800mm 前項1500mm前後の車です。大切なホイールベースはワゴンで2750mm、セダンで2830mmでした。

 室内の質感はとても高く、ダッシュボードは合皮だと思いますが、革でフェッラーリの様です。現行車らしく各部の操作系が流麗で気分が盛り上がります。ギアの入りも良く、アクセルの操作に対して現実的な反応を示し、クラッチ操作に神経を使わず、放してゆけばスッと車が出発します。ブレーキを踏み込んだ時の反応も無効ストロークが大きすぎず、扱いやすいものでした。

 少し速度を上げてから強めのブレーキを掛けましたが、ピッチングは適度で穏やか、ブレーキの効きも十分。エンジンがジーゼルのこの車両でこのピッチングの仕方は、前後ダンパーが上手くまとめられていると感じます。

 直進状態から舵をゆっくり入れていった際に、右と左で反応が違います。右の方が機敏で、左の方が緩慢です。これは以前乗ったC-HRも同様な感触でした。ホンダのレジェンド、アコードにはこの動きは見られません。FF車の宿命で、ドライブシャフトやハンドル操作系の左右長が違うために起こる動きなのかもしれませんが、ホンダ車では感じなかったため、ブッシュなども含めて何かなのだと思いますが、私にはそこまで判断できませんでした。

 FF車で致命的だと感じる点は、ブレーキからコーナーへ入る瞬間のフロントノーズの動きの悪さです。レジェンドでもその悪癖は良く分かりましたが、アテンザは素晴らしく上手に抑え込んでいます。重くて大きい物体(エンジン)があるのに、ゆったりと穏やかに鼻先が動きます。普通はダンパーやバネ系を硬めてゆけば、ギャップを走破する際に大きな衝撃を伴いますが、その場面でも問題なく、違和感なく走破するので、ゆったり動かす場面と、ギャップなどストロークスピードが速い場面での減衰を上手に演出できています。リア周りの重量配分もかなり考えられているはずです。パッケージで車を見て、まとめる手法が長けていなければ、これは出来ない事です。マツダはとてもまとめ上手だと思いました。

 ホイールは19インチの型で、走行時にその重さを感じます。しかし、その重さのお陰でタイアが路面をとらえる感触を、強く感じ取れます。一般にバイクや車は軽い方が良いという定説がありますが、私は全てにおいて賛同できません。「動く(動き出す、再加速)」、「止まる」、「向きを変える」においては軽量な方が有利です。反面、「ゆったり」、「落ち着いた」、「サスペンションセッティング」においては重い方が有利です。この問題は多くの前提条件があり、一つ一つに反論は有ろうと思いますが、煎じていえば「軽量な方が絶対の正義」ではないという事です。

 とても上手にまとまっていますが、悪癖を誤魔化すための手法であり、私自身が感じるFF車の問題点を消し去っているわけではありません。マツダが求める上質はFRにあると思います。

 試乗したマツダ・アテンザは新車の乗り出しが400万円前後だそうです。この価格で、外観、内装、走りを考えるととてもお買い得な車です。正直、昨年まで一番欲しい車でした。外観のまとめ方が、欧州車を含めかなり上位に入ると感じています。BMWやメルセデスと比較しても引けを取らないどころか、優位だと確信しています。アテンザの外観から想像される走りの質感と、運転席に座った際の質感は期待通りでした。マツダには是非FRで600~800万円クラスの、本当の高級車を造って欲しいと思いました。

 

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