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2018年6月

再メッキの手数料分

 当社はフロントフォークのインナーチューブや、リアロッドに再メッキが必要になった場合、九州は福岡県久留米市の東洋硬化さんに施工を依頼しています。 

 仕上げ寸法は精度が高く、重宝しています。

 他社からの依頼で当社を通して東洋硬化さんメッキを依頼する場合、上がってきた品物を洗浄しています。内部にバフか何かが無いり込んでいるため、そのままではダンパーに大きな問題が生じてしまうので、必須の作業です。

 直接、東洋硬化さんに依頼すれば手数料が不要になり、当然料金も下がります。しかし、手数料がかかるのを承知で当社から再メッキを依頼してくださる方のために、上がってきた品物は全数洗浄しています。

 

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作業をしながら

 今日は全日本に初参加した56レーシングの埜口遥希さんが優勝を成し遂げました。作業をしながらその吉報を目にしました。

 昨年からはサーキットには殆ど顔を出していないので、あまり彼とも会う機会はありませんが、久しぶりに会った筑波の地方選では走りも人間性も成長した埜口さんに会えました。

 松山拓磨さんも、昨日の練習からはだいぶ持ち直したようです。自分の実力や立ち位置を知るのはつらい部分もありますが、それをテコにして伸びて欲しいと思います。 

 

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911完成

 ポルシェの911タイプ996が前後ダンパーのオーバーホールを終えました。

 試乗記は後日に譲りますが、前後ダンパーの脱着をこなしてくれた矢作を助手席に乗せ、二人で走りましたが助手席でも車の動きに感動していました。確かに、凄い仕上がりです。

 

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明日からは

 明日からは大槻がレーシングを担当し、梅山がKISSレーシングを担当します。

 大槻はサスセット全般に対応するトラックエンジニア、梅山はエレクトロニクスエンジニアとしての参加です。当社としては初の試みであり、色々と課題もありますが、楽しみでもあります。

 そのような中で私は911の前後ダンパーを仕上げ、明日の朝から矢作に車体への取り付けを行ってもらう予定です。 

 

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なんだかんだ言っても

 今日から当社の大槻が、56レーシングに着いて全日本の筑波ラウンドに参加しています。

 GP3の埜口遥希さんは2本目の走行でトップタイムを出して、悪くない滑り出しの様です。色々とバタつくのはレースでは仕方ない事ですが、事前に準備を行ってもなかなか思い通りには進まないのが世の常です。

 大槻から、シフトペダルのロッドを造ってほしいと連絡があり、急遽2本製作しました。筑波や茂木のように近場だと、このように対応できるので助かります。

 なんだかんだ言っても、今日もレースの部品を造ってしまいました。

 

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VFR400Rの純正ダンパー

 ブライトサイドトレーディングの松倉さんから依頼を頂き、VFR400Rのダンパーをオーバーホールしました。

 ロッドには錆があり、自社製ロッドSGSA14を用いて耐久性と作動性を確保しています。エア抜きもバキュームポンプを使いしっかり行ったうえで、設計値通りの動きを出せるようにしてあります。

 サーキットも走るというので、イニシャルやガス圧に加え、シム組もお金のかからない範囲でほんの少しだけ変更しました。

 

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R25用のFGを更に改造。

 KISSレーシングの家根谷さんが乗るR25には、当社がサポートするFG・FQT11がついています。

 FGは通常鉄シリンダーなのですが、ティーム(というより木嶋社長)の依頼で、軽量なアルミシリンダー仕様へと改めました。FGにはアルミシリンダーの設定はないため、某大手メーカーのシリンダーを拝借しました。

 重量は比重通り、ほぼ1/3になりました。

 

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先週の続き。

 先週の全日本テストで不採用になった、56レーシングのNSF250R用前後サスの続きです

 フロントはオイルロックピース式から、バンプラバー型へ改造したのですが、ライダーの好みに合わなかった為に、急遽オイルロックピース式に新たに改めました。このロックピースは完全な自作ですが、大型バイクに採用されている方法を取り入れています。動作確認では上手にいったので、後は走り手の好みに合うかどうかです。

 リアは減衰が良い面、悪い面がはっきりしていたようなので、少しやり過ぎかと思うほどに強めました。

 今週末の全日本では使わないかもしれませんが、何があるか分かりませんから、準備だけは行いました。 

 

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初期型GSX-R750

 レース関係の事ばかりではなく、通常業務にも励んでおります。

 ABBT北海道店様からの依頼で、初期型GSX-R750 の純正リアサスをオーバーホールしました。

 カシメ型ですが減衰調整のダイアルを持ち、ロッド径14パイと太いのが特徴です。カシメ型の多くはツインチューブでガスが入っていません。この型は、ピストン径も大きくてかなり頑張っている作りだと感じました。ロッドは酷い錆が多数あり当社のSGSA14へ交換しました。ロッドに相対するロッドホルダは焼結材が直に当たる仕組みです。これは焼結材の隙間にオイルが入り込み潤滑するとの理屈で、ガイドブッシュを入れない仕組みです。ですが、ベアリングを入れた方が長持ちしますし、作動性も良好なので加工してブッシュを入れました。狙いの1/100mmプラスで加工出来ました。

  作業工賃は総額で8万円程度ですが、かなり良い仕上がりになりました。

 

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911、タイプ996用の純正ビルシュタイン分解

 最近の慌ただしさを言い訳に、分解を先延ばしにしていた911・タイプ996用のビルシュタインを分解しました。

 リアダンパーはモノチューブ、フロントは低圧ガスのツインチューブです。極めて低コストで作っている割に、乗り味は非常に上質でした。車両運動の重要な点を把握しているからこそ、最低限の費用で最大限の乗り味を創れるのだと思います。こうなるとGT3や更に上の911は一体どうなっているのかと、興味がわきます。

  ビルシュタインやザックスは、ポルシェ以外にも多くの欧州メーカーや日本車にも採用されています。以前はスバルのレガシーやマツダのロードスター用を改造した経験があります。フェラーリの456GTや355もビルシュタインでした。

 

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