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ダンパー仕様変更

ピストンリング

 ヤマハ・ランツァのリアダンパーをオーバーホール中です。連続して2セット入ったので、紹介します。

 主な減衰を生むピストンと呼ぶ部品があり、これはダンパーの往復運動を支える剛性部品でもあります。往復運動を滑らかにするために通常はピストンリングがあるのですが、ヤマハのダンパー(YHS)はそのピストンリングを省略し、ピストンを直にシリンダーと接触させ、滑らせる構造を多く採用しています。

 NSR50のフロントフォークを分解した方はわかると思いますが、アウターにはガイドブッシュがあるが、インナーの先端にはメタルがないのと同種の構造です。これではシリンダーが摩耗し樽型になってしまい、減衰抜け(圧縮抜け)を起こします。それを緩和するために、ピストンリングがはまる溝を作り、リング裏にOリングを入れる事で隙間の調整を行えるようにしてあります。

 加工費用とピストンリングの部品代も掛かり費用がかさみますが、長持ちして性能も上がるのでお勧めの加工内容です。すでにメーカー欠品のダンパーなので、早めのメンテナンスを行ってください。

 

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