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2017年3月

FG、実は2ウェイ

 2ウェイアジャスターがなければ使い物にならない、と言われてしまう事もありますが、コンプレッションアジャスターの内部は通常2ウェイ構造になっています。これは環状隙間だけで制御すると、狭い通路をオイルが通れなくなる「オイルロック」が起こり、深刻な問題を起こすからです。左記の問題を解消するには2ウェイか、オリフィスの径を大きくするなどがあります。

 FGは外観からはわかりませんが、内部にピストンを備えシムで高速域を制御し、低速は環状隙間型で制御します。ここのピストン形状も旧型から変化し、日々進歩しています。

 

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3月のキャンペーン、DEENプレゼント

 今月のキャンペーンを遅ればせながら発表致します。

 前後同時にサスペンションオーバーホールの依頼を頂くか、オーバーホールとFGの購入などを頂いた方に、千葉県柏市で始まった工具会社ファクトリーギアのオリジナルブランド「DEEN」のラチェットをプレゼントいたします。差し込み1/4という狭い場所で使いやすく、手のひらに収まるなじむ寸法です。

 自分ではコーケン、ファコム、マック、KTC、スタビレー、ベータのラチェットも使いますが、ディーンも用います。それほど高価な品ではありません。ですが、その気軽さも手伝ってサーキットや自宅でも使用頻度は高くなると思います。

 バイクに乗るのも楽しいですが、ちょっとしたメンテナンスも楽しんで頂きたいと考えて選びました。

 LINE@からも申し込みできます。気になった方はぜひ連絡ください。IDは @lig7244n

 

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ひらめきと、道

 昨日はふとひらめく事がありました。

 以前も散歩の最中やランニング中に、抱えていた難題を解決したことがあり、出来るだけ運動を心がけています。最近は通勤を自転車で行い、片道40分をかけています。

 しかし今回は違った場面でのひらめきでした。このひらめきの瞬間は、知っていた道をいつもの通りに曲がらず、そのまま進んでいたら近道となり、知っている場所に出てきた感覚に似ています。

 この二年は二輪車のピッチングをかなり意識していましたが、その事と現実のセットアップが重なり、車両の運動にどのような(影響ではなく)現象が現れるのやっと理解しました。説明は非常に難しいので、知りたい方は対面で話をさせて頂きます。

写真は川野さんの撮影

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フロントブレーキとリアサスの伸び

 直進時には体感しやすいのですが、リアサスの伸びしろはブレーキ時の安定に大きな影響を与えています。

 フロントブレーキを握りながら車体を倒し込むと、直進時と同様にリアサスが伸びます。ライダーはこの場面で安心感を欲しがり、リアの伸びしろは直進時以上に大切になってくると感じています。

 リアの伸びしろは実際のストローク量の大きさと、伸び減衰の強弱でも大きく変わります。他の全ての調整部分はそのままに、リアの伸び減衰調整だけを変化させ、車体の安定にどのような変化があるか感じてもらい、それを基にセットアップを考えれば、セッティングの理解を助けると思います。

 

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開発車両を入手

 自己所有ではない、会社所有の開発車両を入手しました。CB400SF・ブイテック3です。

 これまではフロントフォークをカートリッジ化したり、リアにオーリンズのフルアジャスタブルを付けたりして、最上級を作ってきましたが、今回は気軽に交換できる価格で製作する事を目的とします。

 具体的にはフロントフォークはイニシャルアジャスタを取り付け、SGVF(圧減衰発生弁)を追加します。

 リアはイニシャルアジャスターを無段階に調整可能なネジ式に改めたいと考え、CBR250Rの自社製品を基に寸法を吟味して、実現可能かを判断します。リアロッドには未だ実現していない再メッキの代わりとなる、SGSAのSHOWAツインショック用を模索します。

 タイア、グリップ、各種レバーやべダルの軸にベアリングを追加して、操作感を向上させ「高級感」ではない本物の「高級」または「上質」を追求します。

 

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VTR1000SP1、キャンペーンのオイル交換

 SP1のメンテナンスを終え、2月の企画「エンジンオイル無料交換」も同時に終えました。

 車体の方は純正をオーバーホールしただけですが、フロントはオイルロックピースにバイパスポートを開け、実ストローク量を増やしました。それと同時にMCナイロンでスプリングカラーを延長して内部でイニシャルを12mm足しました。

 リアは固着していた伸びの減衰調整ダイアルを修理して、元に戻し、消耗品は全て交換しました。

 SP1はVツインのスーパースポーツの中では大柄で車重もありますが、その車重がタイアを路面に押し付けるので、乗り手に楽をさせてくれます。しかし車重はありますが、重量バランスが良いので街乗りや峠道なら、その重さが邪魔にはなりません。エンジン特性も含め家から峠道を走り、帰路も楽しく過ごせる車だと思います。

 今回のキャンペーンはヒロコーの飛竜15W-50を入れました。滑らかな回転と、2気筒らしい鼓動が感じられる楽しめるオイルです。2気筒でもヒロコーをはじめ4~5種類のオイルを試した結果、同オイルを勧めています。ただ、オイルはエンジンや人との相性があり、必ず飛竜が良いわけではありません。ご自身で多くの種類を試して、好みの油を発見できればより楽しみも増すはずです。その中からヒロコーを選択して下されば幸いです。

 

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KDX220のリアダンパ

 近所の大型販売店様からの依頼で、カワサキ・KDX220SRのリアサスペンションを作業致しました。

 特に難しい作業を要する品ではありませんが、先日のDT230ランツァと同様に長いSGSA14を製作しました。ここが少々面倒で、オーリンズやSHOWAはロッドの仕組みは複雑なのですが、組み立て時は逆にキッチリと仕上がります。対してKYBやYHSは簡単な作りなのですが、圧入を主にしているため寸法を間違うと、全てが無に帰すという悲惨な結果になってしまいます。

 今回は税抜き¥42,000(送料込み)でした。

 

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アルバイト募集

 アルバイト(パートタイム)の募集を行います。

 週2~3日程度で、実働7時間。AM9:00~PM17:00

 残業あり(残業手当あり)。

 時給は¥900~1,000。男女は問いません。交通費の一部支給、昼食支給。労災、通勤保険加入します。

 年齢は30歳前後まで。

 業務内容は、工場内外の清掃、入荷確認、ダンパー洗浄、ダンパー分解に発送の手配などです。

 興味のある方は、担当新保(しんぼ)まで問い合わせください。

 電話04-7191-5306

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溝切加工

 シールヘッドの溝切加工が失敗した例を発見しました。

 通常オイルシールやOリングと接触する部分は、シール材のメーカーが指定する面粗度で仕上げる必要があり、サスペンションメーカーも溝切加工の後でそれらを施工します。しかし写真のように刃物が跳ねたのを見られる事もあります。この個体はかなりひどい状態です。それでも漏れないのであれば、メーカー指定も一体にどのような価値があるのか、不思議に思います。

 自社でも外注でも、同様の部品はかなりの数を製作していますが、一度もオイル漏れを起こした事はありません。甘く見積もるつもりはありませんが、厳しすぎる必要もない箇所の様です。

 

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フォルナレス

 フランスのフォルナレスがオーバーホールに入ってきました。

 バタバタしていて納期が掛かってしまいましたが、無事に作業を終えました。

 しかし、このダンパーは割と難しい作りだと思います。動き出しの柔らかさと奥の踏ん張りを出すのには、空気室が一つでは達成は無理に近いのが現実です。空気室を2つにして、低圧高圧で振り分ければかなり実現性が増します。更に低中高の3室を持たせれば、かなり良い乗り味を作れそうです。ただ、この方法ではリザーブタンクを持たないフォルナレスでは実現不可能です。リザーブタンクを空気室として使えれば最低でも2室は確保できるので、現実的となります。しかし、それはダンパー性能ではなく、スプリング性能の話です。そこからダンパー性能を高めようとすれば、構造は更に複雑になります。

 作業工賃は税抜きで¥36,000(送料込み)でした。

 

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