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2017年3月

今度の週末は菅生

 今週末はモーターサイクルショーですが、当社大槻は菅生のレースへサポートに向かいます。

 桜井芽衣選手の大好きな菅生で、調子を取り戻す意味も含めリズムの取りやすいコースを走ります。

 

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エンジンオイル交換

 先日、試乗車にするためのCB400SFをオイル交換している時に、ふと感じたのは「エンジンオイル交換も理想をもって作業すると時間がかかる」です。

 自分の車両を街乗りで使う場合は、オイル窓の中央辺りより若干したを狙います。知らないお客様なら上限ギリギリを考え、競技車両は事と次第によりますが、下限近辺を目標とします。

 仮に指定値が3リッターだとして、最初は2.5リッターを入れます。その後エンジンを回し、落ち着かせてから量を確認し、100~200ccを数回に分けて入れながら適量を探ります。それを行うとメーカー指定よりも多くなる場合もありました。

 たかがオイル交換ですが、量でエンジンの回り方はかなり変わります。普段何気なくオイル交換をしている方も、行きつけのお店に頼んで量を調整すれば、いつものエンジンの表情が変わります。それらも楽しみの一つです。

 

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全身56design

 カジバに乗るお客様が、ふらっと寄って下さいました。

 営業職の立場から色々な助言を下さるので、話をするとためになります。昨年オーバーホールしたカジバも、リアにFGを備えたトリッカーも調子が良く、何よりです。

 本日は、ヘルメットからブーツの先まで56ブランドで決めていました。背も高いのでバッチリです。当社のステッカーも貼ってあり、嬉しく思いました。

 

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CB1100,CB1100EXの特別プラン

 大人に人気のCB1100とCB1100EXへ向けた、FGの特別企画です。

 FGのリザーブタンクの無いツインショックFQE11pr36を、定価¥118,000(税別)と脱着工賃¥8,000(税別)で販売します。FG本社の設定がないため、当社の在庫を用いて仕様変更を施し取り付け致します。

 一台限定ですがCB1100のサンプルを取る目的の謝礼として、フロントフォークのオイル交換を無料で実施致します。希望があれば、部品代と追加工賃の差額分でオーバーホールも行います。

 LINE@から連絡、申し込みを頂けます。ID @lig7244n キャンペーンのお得な情報を発信しています。

 イニシャルアジャスターの追加や、当社の独自バルブSGVFなども提案できますので、興味のある方は質問ください。単にサスペンションを交換するだけでなく、パッケージで車両を造り込むことで、ご自分の車両がより楽しくなるのを是非実感頂きたいと思います。

 他社には採用されていないトップアウトスプリングを備えた、特別なFGダンパーを体感してください。

 

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お客様が雑誌に載りました。

 松戸市でスナックを経営する石川さんのCBXが、BG誌に取り上げられました。 

 紹介でお越しいただき、それ以来チーム員の方を始め沢山のお客様を紹介頂いている気の良い方です。走りも良く、昨年のTOTで4位に入賞しました。このCBXは車体の問題点を確認して、フロントフォークを若干作り直しさせてもらいました。それが走りに少しでも良い影響を与えているなら、望外の喜びです。

 

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ホンダCT250S・シルクロード

 神奈川のドリーム店様からの依頼で、ホンダCT250S・シルクロードのリアサスペンションをオーバーホールしました。

 カシメ型は容易に組み直しができないため、慎重に作業を進めました。カシメ型のダンパーは殆どの場合、伸び切の衝撃をスプリングで受け止めるようになっています。これはKYB,SHOWAを問いません。最近は違った仕組みもみますが、古くからバネで受ける方が多数を占めています。

 逆にバネで受けない場合は、数十万回に及ぶ衝撃を受けた部材が粉々に砕けてしまい、オリフィスを塞ぎ加減衰なる事がほとんどです。これはKONIも同様です。

 この個体はロッドガイドにスライドメタルを圧入する加工を施し、耐久性と作動性を向上させてあります。一度組み上げると簡単に開ける訳にはいかないので、出来る限りの手を尽くします。お客様の希望で、スプリングは再メッキを施してあります。価格は総計で10万円以上しますが、新品以上の性能を確保できました。

 

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理論と物理現象

 理論的という評価は必ずしも良言葉ではないようです。

 聖飢魔Ⅱのギターリスト、エース清水長官の本を読んでいた時に見つけた印象深い言葉に「理論は感性の体系化」というのがありました。この真意はロックギタリストは音楽理論を嫌うが、有史以来積み重ねてきた音楽に対する感覚の「気持ち良い、悪い」を明確にしたものが音楽理論である、という意でした。

 これぞ正しくと思いますが、逆にとらえると理論とは感覚ともとらえられます。字面をとらえても理(ことわり)を論ずるなので、ある意見、判断、持論とも考えられます。ですから理論とは絶対的な物ではないと、私自身は考えます。

 それに反して物理現象とは、人間の判断が介在しない絶対的な現象なので、理論とは違います。物理現象の対極が感性だとしたら、少し物理現象よりの感性が理論かと思います。

 サスペンションとはスプリングとダンパーの物理現象を、感覚の体系化である理論でセットアップしてゆく、曖昧な行為です。その理論をここで「サスペンション理論」と便宜上呼びますが、このサスペンション理論はとてもふわふわした手触りです。一定のガイドラインにはなるのですが、個別の事例にかならず当てはまる物ではありません。

 サスペンションセッティングとはそれほど曖昧であり、その曖昧さを受け入れる寛容を持ち合わせなければ、事が上手く運ばないと感じる今日この頃です。

 上記文章を書いた後に、読み直しをして内容と文体の確認を行った際に、ふとひらめいたのですが「感性の体系化」=「気持ち良い、悪い」だとするなら、サスペンション理論は「感性の体系化」=「乗り心地良い(速い)悪い(遅い)」の集積とも言えます。

 

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Bitubo

 イタリアのビチューボが京都から届きました。

 イタリア語の発音ではビトゥーボと読みます。写真のダンパーは定価で6万円以下のようです。しかし納期や他の事情から、オーバーホールを行う運びとなりました。工賃とロッド製作を含めた価格は、税別¥68,000(送料込み)です。

 自社製ロッドSASGで対応しましたが、初めての形状だったため、細部の仕上げにかなり時間が掛かりました。ちょっとした問題も発生しましたが、手直しにより無事作業を終えられました。減衰調整の方法は旧いWPと同じ構造ですが、伸びのシムに圧力をかける方法が違っています。面白い構造だと思います。

 

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シリンダーの精度

 写真のダンパーは、モリワキ・ショーワです。

 このダンパーを組む時にいつも考えるのは、くみ上げた部品をシリンダーへ挿入する際、ピストンが滑らかに入ってゆく点です。

 純正採用のシリンダーはピストンを入れる時に引っかかるので、少し振りながら差し込みます。この辺りの動きは確実にダンパーの作動性に影響しますので、精度の高い品は走行フィールも気持ち良く感じると思います。

 有名なメーカーの品でも、ピストンリングとシリンダのクリアランスが大きく、このショーワのような動きは見せません。しかし乗り心地を決めるのは機械的要素だけでなく、スプリングと減衰の設定も大きく影響するため、どれか一つを取り上げて高性能とは言えません。

 

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R25用の新作ダンパ、FFX31

 今年はJP250にCBR250の二気筒が出てきます。R25はかなり不利になると噂を耳にしますが、とりあえず出来ることは進めてゆきます。

 旧来のシングルチューブFQTに替え、ツインチューブのFFXをテスト製作します。ライダーやチームなどの詳細は未だ明かせませんが、4月の全日本筑波の前には実戦で使える状態に仕上げます。

 楽しみにしてい下さい。

 

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