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2016年8月

あっという間に完成

 大阪のモトエクスライド様の依頼で、ZX-10Rの電制TTxをオーバーホールと仕様変更を進めています。

 DucatiのMultiStradaの電制TTxは作業経験ありましたが、この型は初めてでしたので分解工具の持ち合わせがなく、急遽自作しました。

 旋盤だけで造ったので、現物を見ると細部はかなり荒いのですが、実用性は高く気に入っています。

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8月11日、19日と20日

 今度の木曜日、8月11日はJP250のテストで茂木へ出向きますので、現場作業は休業いたします。荷物の受け入れは可能です。

 来週の8月19日と20日も茂木です。全日本併催のJP250がレースを迎えます。現在CBR300Rは細部の煮詰めを行っていて、エンジン出力とサスセット、車体マネージメントに注力していますので、期待してください。

 この大会から桜井芽衣選手が復帰予定なので、彼女のファンの方も楽しみではないでしょうか。得意の茂木で優勝を狙ってほしいと思います。

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ZX-12Rのフロントフォーク改良

 90年代後半のKYBはフロントフォークのガイドブッシュの幅が狭いものが多く、長期間の仕様で大きな問題を起こしていました。その最たる例がハヤブサです。GSX-R1100もインナーチューブが酷く削れる車です。これもKYBのフォークです。初期型YZF-R1も41パイのフォークで幅が同様に狭く、TL1000も43パイながらやはり狭いのです。

 12Rではそれほど大きな問題が起こりませんが、車重と出せる速度を考慮しもっと幅を持たせたいと思っていました。

 品川にある桜井電機の桜井様の依頼でフォーク改造を行った際に、幅広ブッシュを入れる加工を試してみました。その時に考えた方法を今回も取り入れ、純正の8mmから15mmへと倍近くまで広くできました。もちろんアウターチューブを計測してその結果を他の車種と比較し、可能な範囲を導き出した結果が15mmです。

 20mm幅も可能ですが、少々怖いので安全策をとり15mmで収めています。12mm幅も選択可能ですが、15mmなら大きく余裕も持たせられるので、12mmは選ぶメリットが少ないと考えています。

 写真の品は市川市にあるJ'sファクトリー様の依頼で作業を進めました。再メッキ、ブラケットの脱着、シムの清掃、ブッシュ拡大加工などで13万円近く掛かりました。

 一般では交換不可能な上下2種のガイドブッシュは、当社では交換可能品です。インナーチューブ再メッキを行った場合は交換が推奨なので、問い合わせください。

 

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オーバーホールと改良

 ヤマハのRZ250R用らしきダンパーをオーバーホールしました。

 ヤマハに用いられるサスペンションは、多くの場合でフリーピストンを持っているのですが、ロッド先端とフリーピストンがほとんど(当社で作業した100%)で接触していました。

 これを改善する加工方法はあるのですが、極めて高価なため断念し、エマルジョン(オイル室、ガス室の別の無い)型に変更しています。これによりガス封入方法に安価な手立てが可能になり、いくつかの点で利益を享受できます。しかし、エマルジョンの根本問題である減衰力の不安定化も、実際問題発生します。

 ならば実践し確認するのが当社の方針なので、乗って試してみました。実用性の範囲では問題なく、テストは合格でした。これにより当社の同型ダンパーは上記の手法を用いて作業を行うことを決定しました。

 その他、12.5パイの一本サスにとっては細めなロッドを、14パイへと太くし剛性確保もいたします。細いロッドはオイルシールやブッシュ等の抵抗が少ないはずですが、それは負荷のかからない状態で動かした場合で、実際に横荷重のかかる場面では面圧が下がり抵抗が少なくなる事もあるので、単純比較はできません。

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完徹

 今日から大槻が夏休みにはいるので、その前に車体を一台仕上げてもらいました。

 FZフェザーの前後サスと車体関連のベアリングをすべて交換しましたが、前後サスのオーバーホールは終わらせた状態で、夜の7時くらいから約12時間かけて仕上げました。細かなボルトのみならず、スイングアーム以外の部品は全て超音波洗浄機にかけ綺麗に洗いました。細かい部分も洗えるので重宝していますし、お客様にも喜んでいただけるので、良いことづくしです。 一般の車体メンテナンスを行うバイク屋さんも中型の機械を導入すれば、生産性の向上を図れるので推奨します。

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久しぶりにキャブレター分解

 ZZR1200のキャブレター洗浄と、ヘッドガスケットカバー交換を進めています。

 以前はサスペンションにかかわらない、色々なメンテナンスを行いましたが、最近はサスと車体に関することばかりでしたので、少々手間取りましたがやっと慣れてきました。

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チャンピオン特典とサマーキャンペーン

 筑波選手権のJSBナショナルクラスで選手権を獲得した、泉沢さんの車両を整備する機会を頂きました。

 当社では、付き合いのある方が選手権を獲得した場合に、メンテナンス費用の割引を行い、その栄誉を称えたいと考えています。それと同時に、今年はサマーキャンペーンも行っています。車体を預かりサスペンションオーバーホールや、メンテナンスを依頼くださったお客様に、特典を用意しています。

 新品を納品してからだいぶ時間がたち、オイルの劣化も進んでいたので、良い時期にオーバーホールを行えました。現在では廃版になったボディーのFFXに、日本に初輸入したFGのフォークカートリッジキット・Pressione Zeroを採用くださっています。

 今回のオーバーホールに伴い、いくつかの特殊工具を製作したり、追加工などでメンテナンスの質を向上しました。具体的に質の向上とは、エア抜きの精度を上げ、それに伴い長期間の安定した性能を発揮することが出来る様になり、レースでも練習でもより質の高い練習が可能なると思います。

 

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ピストンリングの溝加工

 以前にも紹介した、ヤマハの車両に用いられるダンパーのピストンリングの溝を改良するために、追加工を施しました。

 幅が広がり面圧が下がるので、動き出しが滑らかになり大入力にも対応しやすくなります。隙間設定も自由に行えるので、ガタも狙った値を実現できます。加工を始めるとついついギリギリを狙い、きつめのクリアランスになりがちなので、節度を持って事にあたります。不利益は抵抗が大きくなる点ですが、実際の作動状態では抵抗値は下がるように思います。

 腕に自信のある加工屋さんはねじのクリアランスをかなりピッチリ造る方が多く、はまらない場合もあります。ねじで大切なのは締めて締結して、緩めるのが本分ですから、隙間を詰めることに注力すると、的外れな事態に陥ります。自戒も含め記しておきます。

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細やかな軽量化

 FGの内容が続きますが、ダイアルの裏側にも細やかな、軽量化の努力が見て取れます。

 ここまで軽量化を進めるのですが、本体のシリンダーは鉄系を貫いています。今のところ耐久性や破断性を考慮するとアルミは使えないのだと思います。ただ、オーリンズのアルミボディーは非常に長持ちで、街乗りでは数万Kmも持ちます。WPのアルミボディーも良さそうです。

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ロッド製作を進める

 本日はWPのロッドを造りました。

 非常に手の込んだ部品で、長さもあり加工に時間を要しましたが、無事に完成しました。

 母材の選定から外径の寸法まで自社で行えるので、納得できる製品にしあがり長寿命。今後は生産にかかる時間短縮が課題です。

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