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2016年6月

純正部品

 オーリンズの部品は大部分を正規代理店の「ラボ・カロッツェリア」様から購入しています。

 全てを正規品でそろえているわけでは有りませんが、可能な限り純正を使いメーカーの意図通りの仕上がりを持たせるようにしています。特にロッド(シャフト)は神経質な部品なので、再メッキよりも新品交換を勧めます。ただ、価格がメッキ¥11,000に対し¥14,100~21,300程度掛かるので、その辺りの配慮が難しく、どのように提案するか悩むところです。

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ライダーの能力

 56Racing様に関わってから五年目となりました。その前から、なぜ日本人ライダーでワールドチャンピオンが少ないのか疑問に思い、考えを巡らせていました。人口比でイタリアもスペインも日本の半分程度なのに、チャンピオンの数はその逆以上です。

 モータースポーツが盛んなのも大きな要素だと思いますが、その他にも教育に問題があるように感じます。

 先日も担当ライダーに伝えたのですが、育成とは良いセットや速いバイクに乗せる事ではなく、自分で考え行動できる人間にする。それが出来ればライダーとしてだけでなく、人間としても成熟するので社会に対して貢献できます。中野監督はただ速いライダーを育てたいのではなく、社会人として立派な人を育てたいのだと考えます。

 そのような偉そうなことを若者に語ると同時に、自身の行動も省察し、恥ずかしくない人間になるべく努力するつもり、なのですが、なかなか簡単には参りません。帰宅時間を告げずに妻に叱られ、風呂や台所を一所懸命に掃除し、機嫌を取るのが本当の姿です。

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TZMのYECの発条交換

 藤沢のお店の依頼で、TZMのリアスプリングを交換しました。

 内径が若干違うのですがスプリングガイドが鉄なので、強度も遊びも問題にならないので採用しました。

 希望通りの定数があり、お客様の希望に添えたのでうれしく思います。

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総合2位、クラス1位。5位。

昨日は筑波サーキットで行われた筑波選手権に行ってきました。

GP3の埜口選手は総合2位、クラス1位を獲得し前回の鈴鹿優勝をマグレでないと証明してくれました。しかし課題山積の練習とレースで、次戦鈴鹿へ向けて仕切り直しの感があります。

CBRの渡辺選手は金曜の練習で転倒し、右腕を骨折しながらも5位を獲得しました。その事は評価できるのですが、それまでの練習で積み重ねてきた物をレースで見せる事が出来ず、悔しい思いをしたはずです。

次の鈴鹿へ向けてチーム一丸となり、目標の達成を目指します。

次回は昔から感じていた、ヨーロッパのライダーと日本人ライダーの違いを考察し、私なりの結論を述べます。

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リンクロッド生産

 MC18用の車高調整リンクロッドが売れ、お客様の評価も上々なうえ、MC18のFGまで売れたのを良いことに、MC21用のリンクロッドも在庫分を5セット発注しました。初期ロット分だけはロックナットをアルミとステンレスの両方を選べますが、在庫がなくなり次第すべてアルミへと移行します。

 ロッド長は発注時にオーダー可能ですが、当社基準の長さ以外は別途費用が掛かります。当社の基準値は高くなるほうへ3mm、下げるほうへ7mmを採用しています。チャンバーとスイングアームの干渉や、乗り味を考慮すると純正の値から大幅に上げる必要がないとの判断から、前述のような数字に決定しました。

 ついでにNSF250Rの調整ロッドも造ります。これも実車でテストを行うつもりです。

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製造メーカーさん、ごめんなさい。

 ただいま依頼を頂いている、オーリンズのツインショック36Pと、ワークスパフォーマンスのプロレーサーをオーバーホール作業と同時に、作り替えを進めています。

 オーリンズは12mmのロッドを14mmに変更するだけですが、シールヘッド、オイルシール、ベアリングの寸法など見直す点は多岐にわたります。

 ワークスパフォーマンスも同様にロッドを変えますが、インチサイズから14mmへと変更し、割れて使い物にならないブラダを日本製に交換します。写真にあるように割れたブラダのガス室側にオイルが満ちています。写真のブラダはまだ原型を留めているのでマシですが、酷い物はバラバラに分割し、作業が面倒な事になります。

 高価な作業になりますが、長期的な観点では価格面でも性能面でも、良い点が多いと思います。マイナスポイントはフリクションが増える点と、受圧面積の減少、ストローク時のガス室とのバランスが主な問題点となりますが、支払う代償よりも得られる物の方が多く、このような手法を選択しています。

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週末は筑波、その前に

 今週は筑波選手権が開催されます。

 金曜日は特別スポーツ走行、土曜日は予選、決勝が行われます。その前にNSF250Rの前後ダンパーのメンテナンスを済ませ、ただいまは大槻がCBR250Rのフロントフォークのオーバーホールを進めています。

 明日は金曜日朝の出発直前まで、日常業務とサポートしているダンパーのメンテが入っています。

 今回の筑波は初戦の予選1位、決勝2の結果と、鈴鹿での優勝を踏まえ、勝利を意識して臨みます。ライダーは重圧もあるでしょうが、あえてその負荷をかける方向で進めて行きます。プレッシャーを感じずに楽しくのびのびと走るのは、例えれば甲子園を目指す強豪校には当てはまりません。重圧を味方に付けるくらいでなければ、目指す世界には及ばないと考えています。

 

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