ホーム>SACRED GROUND STAFF BLOG>2016年4月

2016年4月

通勤路

週に2〜3日は走って通勤しています。

その途中に田んぼがあるのですが、カモが居ました。近所の自衛隊基地の辺りにはキジも居りますし、タヌキもいます。なかなか田舎で柏もよい感じです。

201643023572.jpeg

いつも思うこと

 TZR250,3MAのリアダンパーが完成し、取り付けも行いあとは試乗で乗り味を決めていきます。

 新しく依頼を受けるたびに思うことがあります。新しい乗り味や価値観を少しでも取り入れ、楽しい車を造りたいのです。

 以前の、ダンパーや発条のどちらかに重きを置いた設定から、両者の調和を図った造りに移行し、現在はダンパーよりも、車両の動き方をどのように演出するかを考えています。

 一例を上げれば、リアの伸び減衰の強弱で軽快感は大きく変わってきます。その軽快感はどこから生まれる(感じる)のか、軽さを出すならば、なぜ軽くする必要があるのかや、逆に重さを演出するなら、何の必要がありそのようにするのかを大事にします。ですから、サーキット走行のように速さが第一ではい、街乗りのセットアップには、設定者の志向や世界観が大きく影響します。それは非常に楽しい作業なのですが、考えをしっかり持っていなければ、セットアップの到達点も道程もありません。

 今回は車体を預かっての作業ですから、ダンパーの設定から乗り味まで任されているので、難しくもあり責任感を楽しむ仕事でもあります。

 ダンパーを設定する際は純正を参考にするのですが、そこから発条定数、自由長、減衰の強さ、ダンパーの形状、予算までお客様に合う物を考えるので、それもまた楽しくもあり、神経を使う点です。

 車体の写真はお客様の了解を頂き次第、載せることにします。

 2016429201747.JPG201642920189.JPG2016429201830.JPG201642920193.JPG

明日の作業予定。

 毎日いろいろありますが、今日はDUKE390の造り直しで一日使い、今の時間は昼間形にしたダンパーのエア抜き作業に追われています。

 明日は3MAのFGを一日がかりで完成させ、そのほかにエア抜き、見積もり連絡、BMWのWPを完成させる予定です。

 20164272282.JPG

2レース走行後の分解

 今年は56レーシング様のほかに、数台のレースサポート業務を行っています。

 56は車体造りからダンパーメンテ、セットアップ、車体メンテナンスなどの一部も手伝わせて頂いていますが、ほかに千葉県松戸市のドッグファイトレーシング様も、FGの開発で協力頂いています。

 そのドッグファイトレーシングの折川様のFGが仕様変更で戻ってきました。筑波選手権と、全日本の2レースに練習走行を行っただけなので、オイルの劣化は少なくガスの混入もありませんでした。

 以前紹介したブラダを用いるNSF250Rのリアダンパーと比較し、FGはフリーピストンを採用しているので、上記の点は非常に有利です。フリクションの問題はありますが、引き換えにしなければいけない点を考慮すれば、フリーピストン型のほうが総合点は高いと思いますが、部品点数、組み込み作業、位置決めなど量産には不向きな面もあります。決勝と予選でエア抜きとオイル交換を行うのであれば、ブラダも価値がありそうですが、普通はそのようなことは出来ないので、今年は56レーシング様のNSF250Rで試してみようかとも考えています。

 2016427215858.JPG2016427215931.JPG

KTM DUKE390

 茨城県のKⅡプロジェクト様の依頼で、KTMのDUKE390のFGを製作致しました。イタリアでは希少車種なので設定がなく、DUKE690をもとに日本で設定を行いました。

 長さは純正と同じく300mmとし、車高調整で+9mm-1mmの設定です。上下の取り付け寸法は穴径10mm幅32mmで同寸法でした。

 ばね定数は100Nmを基本とし、今回は少々違う値にしました。サーキット走行も行うので、そこを視野に入れながらも、車格にあった減衰にしましたが、細部の詰めは、持ち主の方の意見を交え、今後も継続してまいります。

 201642721413.JPG2016427214122.JPG2016427214147.JPG2016427214222.JPG

3MAの依頼

 56レーシング様を通して知り合った方が、FGを購入してくださいました。

 フロントフォークはオイル漏れが見つかり、通常のオーバーホールを行います。リアのFGは、ベースモデルながら私個人としても非常に気に入っている、FQE11をつける運びとなりました。

 3MAに限らず1KT,2XT、3XVも製作していますが、3MAの実車預かりは初めてなので、乗り味まで含め仕上げられるので楽しみにしています。

 当社で脱着を行う場合は、外したボルトやシャフトなどは、超音波洗浄機を通しますので、綺麗な状態に戻ります。サスペンションの内部用と発条などを洗う槽を分けていますので、心配なく洗浄機にかけられます。

 2016426201814.JPG2016426201845.JPG201642620198.JPG2016426201929.JPG2016426201950.JPG2016426202011.JPG2016426202029.JPG

12年目に突入

 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 当社は今月で12年目に突入しました。今年に入り設備投資を行い、人員の入れ替えなど大きく変わりましたが、今後もさらに上質なオーバーホールを目指し精進致します。

 当初は多くの問題を抱えていたオーバーホールも、部品の仕入れや加工作業の拡張、向上に伴い質を上げ、作業の幅を広げて参りました。近年はFGの直接輸入販売を開始し、レースなども業務の内に入り増々忙しくなっております。

 せっかくなので、12周年の特別企画も考えたいと思っています。

 今後もご愛顧賜りますよう、願い申し上げます。

 2016425202829.JPG2016425202858.JPG2016425202919.JPG2016425202946.JPG2016425203013.JPG2016425203055.JPG

 

価格改定

 FGの油圧プリロードコントローラーを採用したモデル(アルファベートの後の数字が31)の価格が改定されました。

 イタリアからの価格が変わった事に伴い、国内販売の価格も以下に変更されます。

 FQE31 ¥123,000 

 EQF31 ¥141,000

 FQT11 ¥154,500

 FSM31 ¥179,000

 FFX31 ¥189,000

 油圧アジャスター単体 ¥45,000

 すべて税抜き価格、国内送料は無料です。

 201642520245.JPG20164252032.JPG

オイル開発、NSF250Rのサスペンション

 今年は長年の付き合いのある広島高潤の飯盛様が、56Racingをサポートして頂いているので、色々な話し合いの中からフォークオイルの新作を合同で作る事となり、その第一弾でNSF250Rのサスペンションをオーバーホール時に使用致しました。

 作業を終え手で押した瞬間に何か違うと感じ、その感触を開発者の飯盛さんに伝えたところ、私の感想と合致したので安心しました。今年はこのオイルの開発を行い、広島高潤様との間で合意に達した段階で販売を開始いたします。

 広島高潤様でも一般販売する品なので、皆様も購入して頂ける通常の商品です。価格は現在のオイル(定価2,700)よりもかなり高額になりますが、価格以上の出来だと感じました。

 NSFのオーバーホール時期についてですが、リアはブラダによるガス保持を採用しているので、かなり早期のメンテナンスが必要になりそうです。フリーピストン型では気体との接触面がOリングの面だけなのに対し、ブラダは全面がゴムなので透過する量が圧倒的に多くなります。

 今後は中野監督と相談し、レース毎か、特スポ終わりの予選前に現場でオイル交換が必要だと感じました。今回は前後ダンパー共に、消耗品はすべて交換しました。ある程度の期間でシムなども交換対象になると思います。

 2016422221020.JPG2016422221055.JPG2016422221115.JPG201642222123.JPG2016422221224.JPG

オーリンズのブラケット制作

 お客様の依頼で、オーリンズのモノサスに使うブラケットを造りました。

 図面を引き、製造は外注ですがなかなか良い仕上がりになり、お客様にも満足していただそうです。今年に入り、非常に忙しく、加工業者さんもレース等で忙ししているので、納期が非常にかかってしまい、申し訳なく思います。

 20164221226.JPG201642212229.JPG201642212247.JPG

ページ上部へ