2016年3月
鈴鹿サンデーロードレース初戦
鈴鹿の結果はNSF250Rが予選3位、決勝は転倒で終えました。
CBRドリームカップは予選5位、決勝4位でした。
担当したNSF250Rの顛末ですが、筑波から進めているセットは鈴鹿では全く違う内容となりました。レース前の練習でライダーのお父さんにベースを作ってもらい、レース前日の土曜日からチームは鈴鹿に入り、車体を詰めて行きました。
将来のGPライダーを育てる事を第一に考えてセッティングを進め、一度の走行に一ヶ所だけ変更し、特に鈴鹿ではリア周りを主に変更しています。CBR250Rのドリームカップと違い、すべての調整が可能ですから、考えを全方向に意識しなければいけないので、難しさと同じだけ面白みもあります。
厳しい言い方ですが、機械のトラブル以外の転倒はライダーの責任だと考えています。どんなに酷いセッティングであったとしても、抑えて走れば転ばずに済みます。セットを外しても何かが壊れてもゴールしなければポイント獲得はならず、逆にどのようなトラブルがあってもゴールすれば優勝の可能性もあります。
今回は若さが災いしたレースとも言えますが、それが育成チームだとも思います。ポジションアップのための挑戦をし、見える結果は転倒でしたが、決勝にたどり着くまでの道程は、一歩ずつ確実に前へ進んでいるので、ライダーを評価しています。戦術として15周のレースの4周目で仕掛けるのが正しかったのか、そこはライダーを正す必要はありますが、セットアップは着実に進んでいます。
良い結果を残せずに、スポンサーの皆様、監督、お越しくださったお客様には申し訳ないと思っていますが、もちろん結果も追いますが次につなげるレースを心がけます。
NSR250R、MC18
NSR250RのFGが完成しました。
当社の独自企画で製作した車高調整なしのFQEco11をベースに、調整ロッドを別に用意しました。
ダンパーに車高調整を持たせずに、別にしたのは調整を容易にするためです。特にMC21/28は車載状態での調整はかなり面倒なので、この製品を使えばカウルを外すだけで調整が可能となります。
写真はプロトタイプなので大型ですが、製品版は小型化しました。スパナのかかりなどを改善しています。
ダンパー単体、調整ロッドの単品販売を行います。調整ロッドはロッドエンド(ピロボール)を高荷重用と低価格版の2種とし、用途と予算に合わせ選択いただけます。
サーキット走行のための品ですので、調整部のカラーなどにはアルマイトを施していません。必要な場合は対応致します。材質は2017Sです。
ダンパーと調整ロッドのセット価格は¥92,000の予定です。車高調整ロッド単品は、低価格版が¥22,000。高価格版は¥32,000を予定しています。完全受注生産なので納期を頂きますが、細部はお客様の要望に応え、大幅な変更は別途費用がかかりますが、対応致します。