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2015年10月

CB400SF オーバーホール

 NC39からリアダンパー内部にリバウンドスプリングを備えるようになり、ばねとロッドが擦れ合いメッキ表面が傷みやすく、メッキの質も変わったようなので、オーバーホール時期を早めなければいけないようです。

 当社では、傷みずらいように手当てをして出荷いたします。

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XJR1300のOHLINS

 依頼のあった、XJR1300の純正採用オーリンズです。

 内部の作りはアフターマーケット製とほぼ同じなのですが、ピストンとシムの組み方に差異が認められます。セカンダリーピストンのシムも違っています。

 上下の取り付け部に焼付けブッシュを採用し、作動性よりも衝撃吸収時の当たりの柔らかさと、ブッシュ自体の減衰も含め特性を考えなくてはいけません。ただ、スイングアーム側のブッシュは捩れが大きいので、ゴムと鉄が剥離しやすく俊敏な交換を必要とするので、ピロボール(ロッドエンド)化した方がよいかも知れません。

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セッティングを変更する場合

 今日は、先日車体を預かり、フロントフォークを仕様変更したライダーからメッセージがあり、セットアップの順番を指示しました。

 電話よりも、メッセージで会話する方が、文字に起こす分だけ冷静になり、読み返すことも出来るので、状況をより理解しやすいと感じました。

 望む車体に仕上げる為には、勘ではたどり着けるかわかりませんので、実践と検証を経て目的の場所まで進むしかありません。しかし、エンジニアなど経験者の知見を借りることで、無駄なく早く結果を得られると思いますので、サスで悩んでいる方は、一度連絡してください。 

明日出発

 金曜日のから始まるレースへ向けて、大槻第二工場長が56号車のメンテナンスにいそしんでおります。

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ボスホスのリアサスペンション

 本日、ボスホス(BOSS HOSS)のリアダンパーの作業を行いました。

 カナダのダンパーでカシメ型ツインチューブでしたので、大幅な加工を要しましたが、問題なく作業を終えました。内部の作りはプログレッシブにも似たつくりで、減衰性能の変更は簡単ではありませんが、加工によりオーバーホールを可能にしましたので、多少は変更も出来るようになりました。

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BMW K1のビルシュタイン

 BMW K1のリアダンパーをオーバーホールいたしました。

 ガスバルブの加工や、ロッド径を変更し剛性を上げ長持ちするようにし、今後のメンテナンスも考慮しています。内部のシムを変更すれば減衰の設定も変えられます。四輪車や80~90年代には二輪車でも採用例の多かった、デグレッシブ型ピストンを使っています。その辺にあまり費用を掛けると、社外品の金額に届いてしまうので、お金が無駄になるかもしれません。

 基本的なつくりは速度依存型なのですが、ストロークの奥で機械的に減衰を生む、位置依存型と合わさる面白い造りです。この仕組みをBMWの純正採用オーリンズでも採用していることから、BMWはボトム付近のダンパーの動かし方に神経を使っているようです。

 この純正ビルシュタインはロッド製作とガスバルブ、シールヘッド製作を含め税込み¥55,620でした。

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特殊工具を作る

 現在作業中のフロントフォークは、イニシャルを変更するのに特殊工具を必要とするので、売り物のソケットを削り対応しました。

 延長キットには付属するらしいのですが、長い時間を経てそれらはどこかへ行ってしまうので、こちらで何とかするしか有りませんが、小さいながらも旋盤があれば、丸物は何とかなるので、機械に助けられています。

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2台の56号車

 鈴鹿の全日本併催、ドリームカップへ向け現場であわてないように、当社の第二工場で準備を行っています。

 前回の西コースのレースでライダーから得た情報を基にして、よりライダーの意にそう車体を考えています。結局は、ばね定数、プリロード、車高が基本となり、他にフォークのオイル粘度しか変更できない中で、どこまで狙いを絞れるかが重要であり、その絞った焦点をどこまでぼかせるか(幅を持たせられるのか)が一番最後に来るのだと思います。

 ライダーの要望に答え、その一歩先を読みセットを造りこめるかが、勝負になりそうです。

 前回の筑波TTはSGF・DDTとして参加しましたが、ここまでの3ヶ月間で得たデータと手法が、前回の56Racingとの鈴鹿西から如実に現れ、セットアップに掛かる時間が大幅に短縮できそうです。これは56Racingの中野満GMが言及されていた事と、まさしく符号します。

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今日は珍しく

 本日は休日出勤でした。

 3組のお客様がお越しくださり、サスの話や、実車を前に調整などを行いました。

 着実に迫り来る冬に哀愁を感じながら、仕事をする毎日です。

本間利彦さんの記事

 レーサーズの35に、ヤマハで活躍した本間利彦さんの記事がありました。

 車両開発の方向性を語っていますが、非常に示唆に富む内容で素晴しいと思います。本間さんの師匠の河崎裕之さんも以前のレーサーズ(YZR,RGガンマ)で取り上げられていて、その際も二輪車の根幹に関わる重要な記事でした。

 その後、鈴鹿のNGK杯で二年連続して、河崎さんと話す機会に恵まれ、中野真矢さんに次ぐ自分のヒーローに会った事で、とても嬉しいと同時に記事の内容に触れ、その考え方を学ばせて頂きました。

 見開き一ページと短いインタヴューですが、皆さんにも必ず役に立つので、読んでくださると望外の幸せです。

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