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CBR250R MC41

SGMFG 開発番号000 完成

 半分オリジナルのダンパー「SGMFG000」が完成しました。

 今回は、油圧プリロードコントローラーを装備していますが、一番重要なのはシリンダーヘッドにある調整機構です。最近はTTx、FFXも一般化していますので、ツインチューブ構造のように見えますが、じつは旧来のオーソドックスなピストンを備えています。

 任天堂の横井軍平さんが仰った「枯れた技術の水平思考」を参考に、基本的な構造は一般のシングルチューブですが、調整機構とガス室をヘッドに全て集積した部分が大きく異なります。一番重要なのは、伸び、圧ともに調整機構の中にハイスピードコントロールを可能にするピストンとシムを埋め込んであります。伸び調整にまでこの機構を取り入れるには、TTx以外に方法が無かったのを、とうとう造り出しました。

 左の青いノブは圧、中央の青ノブが伸び、右の大きな部屋にガスを納めます。このつくりならば、オイル通路を最短にしながら、従来のロッド下に伸びダイアルを設ける必要が無いので、ヘッド以外の全ての部分で製作が簡素化され、コスト低減を実現します。シャフト内部に調整棒を通す必要も無く、剛性に寄与しています。

 問題も起こります。写真の形状ではリザーブタンクを大きく出来ないので、必然、ガス室容量が小さくなりストロークにより、ガス圧力変移が大きくなります。調整ダイアルの奥にあるピストン径も上下寸法に限定され、大型化が不可能です。今後の課題は、調整部とガス室の配置を見直し、上下寸法に自由度を持たせ、それにより前記二点にデザインの自由度を持たせる必要があります。

 この機構を思いついた原点は、ダンパー本体の調整部を廃し、リザーブタンクを2つ直列でつなげれば、伸び圧の調整を可能にする思考実験を重ねた結果、シングルチューブの可能性を更に追求できると確信したからです。微少ストロークの減衰が立ち上がらないデメリットは、動き出しの柔らかさを演出します。

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