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2015年9月

ニンジャ900のフォークカートリッジ製作

 松戸のバイクショップ、ライダース様の依頼でフォークカートリッジキット「SGCFkit004 4P」を製作しています。車両はNINJA900Rです。

 リアにはFGのFQT11を取り付け済みで、フロントはただいま製作中で明日、明後日には完成予定ですが、今回はSGCFの動作をより安定させる為に少々部品の配置を変更します。

 オイルロックピースがそのままでは使えなかったので、作りました。純正とは形状が違っていますが、フレーム補強などの無い車体に合わせるように考慮しました。

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在庫と価格

 現在のFG在庫状況ですが、

 RZ250/350のFQEco11 ¥74,000(税別)

 RG400/500ガンマのFQEco11 ¥74,000(税別)

 CBX400/550のFQEco11 ¥74,000(税別)

 CBR400FのFQE11 ¥92,000(税別)

 MT-09のEQF11  ¥114,000(税別)

 MT-07のFQE11の中古  ¥74,000(税別)

 その他に、BT1100BulldogやTRX850、GSF1200、アプリリアのRS250など当社で独自に開発し、受注でイタリア生産を行ったり、他メーカーでは設定の無いようなマイナーな車種も作りますので、気軽に連絡ください。

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トミンモーターランドでテスト

 自社のリアダンパーSGMFG000のテストで、茨城県のトミンモーターランドへ行ってきました。

 距離は短いのですが、一つ一つのコーナーがロードコースのタイトコーナーのようで、ブレーキを握りながら倒しこむ事も多く、非常に有益なテストとなりました。

 純正と比較して大幅に性能を向上したリアダンパーに対し、フロントはドリームカップ仕様のままなので、そちらに不具合が発生し、微調整で対応しました。しかし、このような問題を一つ一つ丁寧に解決していく事で、サスセットのレベルを向上させられると思います。

 昼休みにはライダーとコースを歩き、本人がどう感じながら走っているのかや、こちらからどう見えるのかなど、コース上で細かな話し合いを行い午後にはそれを活かせました。

 リアダンパーは問題が起きていませんが、一度分解して消耗品の減り方を確認し、内部のシム組みを少変更するつもりです。

 次回は10月3日の筑波でテスト予定です。いよいよ本番へ向けて精度を高めていきます。

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R加工

 イワイサーキットへテストへ行く予定が、休みのようで急遽トミンサーキットに変更になりました。しかし、音量が引っ掛かりそうなのでバッフルを製作。

 角Rを取るのにカッターナイフで加工しました。使い古した刃を再利用し、背面を使います。以前樹脂加工業者のかたが使っているのをみて、アルミにも転用できるかと思い使い始めましたが、かなり便利です。

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同じ定数で長さ違いのばね。

 ばねの形状には多種多様なものがありますが、どれが優れていると言うことはありません。

 巻き数が増えても線径が細ければ、単に重くなるとは言い切れませんし、長くても巻き数が少なければ軽くなります。

 重要なのは、求める性能に合致しているのか、その際考えるのは固有振動数です。そこを決めた上で、重量や巻き数、外径、内径の制約を考慮します。

 「重いばねは駄目だ」と言う人が居る一方で、「巻き数が多く線径を太くした重いばねがよい」と仰る方も居ます。要するに要求性能を理解していれば、何が正解かは判断できますし、どちらかが正解なのではなく、一長一短があると言う事です。

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ガスバルブ

 当社の増設ガスバルブは溶接型、ボルト型、蓋に加工する三つに大別できます。

 BMWなど円周方向へ制約のある場合、非常に加工が難しくなりますが、何とかするのが仕事なので、写真のような箇所にネジ加工を施し取り付けます。銅ワッシャとOリングで厳重にシール致します。

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つけられるように改造する

 部品の形状による制約でホース角度が限定されてしまい、車体への取り付けが出来ず困っていたので、延長アダプタを製作しました。簡単な部品なので自前で製作しました。六角アルミ棒で、一般にオイルラインへ使用しますが、色々な用途があります。ステンなら更に自由度が高まりますが、製作時間と材料費のバランスが問題となります。

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オーリンズのフォークメンテナンス

 偶然ですがオーリンズのフロントフォークメンテナンスが、連続して入荷しました。

 私のBT1100もオーリンズの正立フォークを使っていますが、来年には内部に独自の機構を取り入れたいと思っています。大々的に販売する事はありませんが、研究と実験のためにどんどん新しい発想を具体化します。

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SGMFG 000 走行テスト

 半自社製ダンパー SGMFG 000 の走行テストを桶川スポーツランドのミドルコースで行いました。

 ばねはCBRドリームカップで得たデータを基に、純正ダンパーでは破綻してしまう設定を施しました。具体的には、純正ダンパーにセットするばねよりも硬い定数を選び、プリロードを抜き気味にします。減衰の効いていないダンパーでこの手法をとると、動き出しに張りもしなやかさも無く、ただ動くだけの危ないサスになってしまいます。ですから、抜いたプリロードに部分には減衰をあてがい、しなやかさを演出し、ストローク奥はばね定数本来の強さで踏ん張ります。

 ダンパーを交換(使用変更)する目的の一つに、使いたいばねを選ぶためとも換言できます。サスペンションの主役はばねであり、ダンパーはわき役です。そのなかでも大根役者も居れば、名わき役も居るのです。

 ダンパーに対するライダーの評価は、「アクセルを開ける状況で、タイアが滑っても飛んで行かない。ノーマルはそこで横飛びを起こし、アクセルを戻すが、SGMFGではスライドしても安心して攻めていける」とのコメントでした。狙い通りですが高性能ダンパーですから当然で、そこから一歩先を見せるのが、本当のレーシングパーツだと思っています。

 テストは具体的に、以下のように進行しました。

 一 取り付けた状態のまま走行し、状況を確認する。

 二 問題が無かったので、レコードタイムと同等のタイムが出るまで(43.6秒)そのまま走る。

 三 レコードタイムを上回ったので(43.952秒)、セットを変更する。イニシャルを掛けベスト更新(43.550秒)。

 最初の15分×4本は手をつけず、最後の15分だけセットを変更しました。このように、ベースセットを作る場合は無闇にセッティング変更を行わず、目途が経つまでとにかく走り、ベストタイムと同等まで進んでから変更するのが無駄のない手法だと考え、当社ではその手法を取っています。

 今回は走行時間が1時間15分でした。次回は走りこみを主眼に、22日に茨城県の岩井サーキットでテストを行う予定です。

 桶川で青山博一さんがCRFモタードで走行されていましたが、すわ!GPライダーの滑らかで無駄の無いライディングは素晴しいものでした。

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XJR400

 ヤマハ、XJR400のオーリンズを「モトフィールドドッカーズ」様から作業依頼を頂きました。

 写真のように、本来ならエンドアイのゴムブッシュに嵌まるはずの、金属カラーが紛失している車両を散見します。原因は不明ですが、メーカー出荷時から無いのか、外した時に紛失し、そのまま車体に取り付けたのかも知れませんが、非常に危険です。なぜなら、ボルトはブラケットを締め付ける引っ張り荷重のために存在し、本来はカラーが縦荷重を受け止めますが、そのカラーが無ければボルトにその荷重が掛かり、曲がり最悪折れる場合も有ります。

 XJRに乗っている方は、一度ご自身の車両を確認ください。

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