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2015年1月

フェラーリのダンパー

 フェラーリ456GTの前後ダンパーを、オーバーホールしています。

 すでに何度も仕事を頂いている業者様からの仕事で、年に数セット作業しています。聞いた話では、456GTのデザインはピニンファリーナ時代の奥山清行さんが関わっているらしいので、その車の仕事を出来るのは光栄です。

 ビルシュタインは、車でも二輪でもオーバーホール可能なのですが、特に二輪用は部品設定が無く、メーカーはオーバーホールのサービスを行っていないので、BMWを筆頭にヨーロッパメーカーの車両用として、数多く作業依頼を頂いています。

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XJRのオーリンズ

 XJR400の純正オーリンズの作業を、依頼いただきました。

 このサスペンションもオーバーホール可能です。400、1200、1300と排気量を問わずに部品が入手可能なので、メンテナンスから設定変更まで対応いたします。

 価格は4~6万円で収まるのがほとんどです。

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CBR250Rのリアサス

  この車両のダンパーはカシメ型なので、一般にはオーバーホールできないと言われます。が、当社では多種多様なダンパーをご依頼いただく中で、カシメ型も作業可能にしました。値段が高くなるので、ダンパーの価値と費用を無視できませんが、今回は実験でCBRのリアダンパーをオーバーホール可能にするため、加工を施します。

 ドリームカップに出場するにあたり、純正をメンテナンスできるようにすれば、長期的にみて費用を抑えられると判断したからです。本番用の純正無加工品は、1シーズンに予備を含め2本あれば十分と考えます。不要になった本番用のダンパーを分解し、消耗品だけ在庫すれば練習用のダンパーも、常に良い状態を保てます。

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CBR1000RRのリアダンパー

 CBR1000RRのSHOWAの純正ダンパーは数年前から、ツインチューブ構造へ変わりました。減衰を生むシムやピストンがどのようになっているのか、興味深かったのですが、今日分解する機会を得てとても満足しています。

 伸びと圧のピストンを同軸上に配置しつつ、両方とも調整可能にする発想力には敬服します。BPFも同様です。

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NSR250の前後サスペンション

 純正状態の試乗を終え、今月中にNSR250(MC18)の前後サスを改造します。

 フロントはカートリッジ化なのですが、予算の関係からSPなどの純正流用ではなく、あまり物です。リアサスはFGを一品製作。

 2ストロークはエンジンは低重心なのですが、チャンバーがエンジン下を通るのでそれほどエンジンを下に置けません。それ以前に、そんなに低くしてもピッチングしづらいメリットはありますが、逆に前後タイアに上手く荷重をかけられないデメリットもあるので、低重心だから良いわけではありません。

 二つ目のポイントは4ストと違い、隣のコンロッドのビッグエンドを真横に置けないので、エンジン幅は4ストに比べるとV型でも並列なみに広くなり、やはりここでもバンク角やロール性を考え、エンジンはそれなりの高さを必要とします。

 三つ目は、軽量な車体でV型エンジン(つまりクランクセンターが後方に在る)の場合、前後サスを硬めるとピッチングが小さくなり前後タイアへ荷重をかけられません。ですから、横置き直4とは違ったセットになります。

 以前の経験も踏まえ、色々試してみます。写真は6~7年前にCB400SFのバージョンSをカートリッジ化したものと、現在のNSRです。レーサーのストリップ写真は、「RACERS21号」なのですが、80年代のNSRを触る参考になると考え、写真を眺めています。

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オイルの劣化

 写真はフォークオイルです。劣化が進み鉄粉などの汚れが多くなっています。

 フォークオイルは、スプリングとインナーチューブが擦れる事で出る鉄粉が多く混ざる上に、酸素にも多く触れているので劣化が早く、交換を俊敏に行うのが良いと思います。ハイグレードなフォークならば5,000km以内の交換が良いのですが、現実的には20,000km程度でしょうか。理想ではありますが早めに行ってください。

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番外編

 兄が仕事の車で帰宅したので、写真を撮りました。

 大型トラックは街にいくらでも走っていますが、実際に運転席に乗ってみると目線の高さや、車内の広さに驚きます。乗降車時の高さも新鮮です。

 後姿は兄なのですが170cmの人間でこの感じですので、少しは大きさを感じてもらえますでしょうか。

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松戸市のライダース様へ行ってきました

 今日は店自体は休業日でしたが、ランニングの途中の松戸市にある「ライダース」様へ顔を出してきました。期せず、去年に問い合わせを頂いていたCB750F(900エンジン)の実車を確認できました。

 フロントはカートリッジ化。TRX850と同じ手法で「右伸び圧・左圧」でリアはFGのリザーブタンク無しツインショックです。

 まだ実車が入庫していないので報告できませんが、状況が進展次第また載せていきます。ですが面白い仕事になりそうなので、とても期待しています。「前後ノーマルホイールでタイアサイズを大きく変えずに、サスを現代版にする」これを題材に車を仕上げたいと思っています。BG誌で作らせて頂いたKZ1000も同様のコンセプトでした。

 Z1も、フロントのカートリッジ化とリアのFGが欲しいらしいので、色々とデータを揃えておくつもりです。

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D-トラッカー、CB400SF

 日常業務は中古仕上げのリアサスや、メンテナンスのためにオーバーホールの依頼を頂いています。

 このD-トラッカーのダンパーは、近所のバイク屋「オート98沼南店」様からの依頼です。オーバーホール、ロッドの再メッキ、ピストンリング、バンプラバー、ブラダを交換して約4万円ほどでした。

 CB400SFのリアサスは「ホンダドリーム関東」様からの依頼で、一本のみの作業でしたが約2.2万円です。

 色々なダンパーのオーバーホールが可能ですので、問い合わせくさい。

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CB1100Fのリアサス

 モトフィールドドッカーズ柏店様からの依頼でCB1100Fのリアサスを作業中です。数年前にも依頼を頂いたのですが、その際は技術と知識が追いつかず、金額が非常に高くなるので断りを入れました。

 今回は一般向けで14万円程度で収まることから、着手する運びとなりました。左記の額も普通の感覚では「高すぎるでしょ。馬鹿じゃないの?」との批判があるのは重々承知していますが、もう少し数量が入るようになれば、安価に製作できるかもしれません。

 この様な依頼をしてくださるお客様には、感謝の言葉しか出てきません。

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