2014年11月
今週末は
今週末は56Racing様のレースサポートで、弊社の大槻さんと鈴鹿へ出張です。会社は現場主任・木村さんが対応しますので、ご安心ください。
鈴鹿のグラチャンは2年連続で参加でき、チームとライダーに感謝しています。ここでのレースの進め方は、時間が十分にありますが、走行時間は短いので話し合いや会議を入念に行い、短い走行時間でどこまでセットを詰められるかが勝負となります。もちろん、他のレースでも同じ事なのですが、全日本のような時間の使い方は、上のクラスへ移行した際にも、役に立つと考えています。
鈴鹿に近い方には、ぜひ見に来ていただきたい、熱くなるレースです。
MT-09 FGリアサスペンションとフロントフォーク
発注を掛けていたMT-09のリアサスペンションが、近日届きます。詳細は車高調整、伸びダンパー、油圧プリロードのFQE31と、そこから更に圧ダンパーも調整できるEQF31の二種類です。MTはリアダンパーの周りに隙間が少ないので、リモートのプリロードアジャスターは非常に有効です。さらにリザーブタンクの無い形状は取り付けに頭を悩まさないので、これも有益だと考えています。
フロントフォークも依頼があれば、FGのPressione Zeroを用意できます。これはダンパーカートリッジが体積変化を起こさない「ステダン」方式なので、チャタリングに有効ですし、トップキャップにある車高調整を使い「突き出しの変更」を必要としないうえに、0.1mm単位でフロントの高さを変化させられるので、本当の微調整を可能とします。この機構はフロントの調整巾を細かく、調整時間を大幅に短縮し、ピットロードで数分の内に乗車したまま調整可能なので、コースで大きな威力を発揮します。トップキャップに全てが集約されており、下りてスタンドを掛けずに作業可能な点は、一人で走行する時にも安心です。
今年は10周年
今年の5月で、当社も開業して10年目を迎えました。
現在は現場三名、事務二名体制で品質、納期ともに非常に高められたと自負しています。これからは営業や外回りを俊敏に行い、お客様の要望や更なる技術の向上を目指しています。ゆくゆくは独自のサスペンションや大きなレースのサポートにも参加したいと考えているので、先ずは目の前の仕事をしっかり仕上げていく事が重要ですね。
精進します。
TRX850、FGやフロントフォークの改造
昨年、TRX850のFGを購入頂いたお客様が、今年はよりTRX850を楽しむためのカスタムを希望されたので、いくつか提案しました。
「車を軽快にしたい」が第一希望でしたので、取り回しの軽さか、乗った時の軽快さ、どちらを希望するのか確認したところ後者でしたから、チェーンとスプロケットのサイズ変更と、フロントフォークのカートリッジ化を進めました。FGをつけた事でリアサスの動きは格段に良くなましたので、フロントを中心に作業すれば大きな効果を得られると考えています。
TRX850のリアサスは純正で伸び、圧、プリロード調整が備わったお金の掛かった仕様なのですが、問題点はスプリングレートと減衰が足りない事で、楽しめる幅が狭いと感じていました。それを改善したダンパーをFG社に依頼。自身もTRX850を所有する身なのでとても良い乗り味に満足しています。
CBR250 買いました
日ごろお世話になっている56Racingの中野監督から旧62号車を買い取りました。自分の仕上げた車がどのような乗り味なのか、それを確認すると同時に自身の操縦技術の向上も視野に入れています。
しかし、買ったからには足をいじりたくなるのが、サス屋の宿業。フロントをカートリッジ化しつつ、リアにFGをつけようか、などと夢想しています。BT1100と併せ今後の改造計画が楽しみです。
その影で10年のった愛車、ZX-9Rを手放す決意をしました。寂しいですが、多くを学んだ思い入れの深い車です。