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カートリッジキット SGCF kit 4P

今日もフロントフォークを改造

 NSR250のフロントフォークを改造しています。

 インナーチューブにはクロームナイトライドよ呼ばれるコーティングを施し、オイルシールやダストシールには細工を施し、抵抗を減らす努力を行っています。

 カートリッジは右は伸びの調整とし、反対の左は圧の調整に改造するSGCFkit4Pです。これにFGのカートリッジピストンキットを組み合わせ、純正フォークの改造とは思わせない質感の高い、流麗な動きを実現します。

 スプリングも純正の複合レートからシングルレートに交換し、お客様の意図に合わせた選択としました。インナーチューブとスプリングが擦れることで発生する摩擦抵抗と汚れを嫌い、新たな挑戦を考えましたので、そのためのスプリングカラーを製作します。バネ定数は0.675です。一般には柔らかめになると思いますが、街乗りでの使用を前提に、プリロードと新たに追加したコンプレッションアジャスターによる調整で、沈み込みを細かく演出します。

 総額は30万円を超しますが意欲的なフォークが完成しそうです。

 

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TRX850のカートリッジ化、完成

 TRX850の純正フォークをカートリッジにしたうえで、減衰調整を持たせる改造、SGCFkit4Pが完成しました。

 右フォークは伸び、左フォークは圧の減衰を調整可能です。ただし、ピストンは二つではなく四つあり、4Pの文字がそれを指しています。このクアットゥロ・ピストーネと呼んでいる機構により、左右のアンバランスを極力排し自然な作動性を演出できます。

 滑らかな動きを求め組の作業も丹念に行います。

 SGCFkit4Pの良い部分は以前にも書きましたが、車両メーカー純正の部品でフロントフォークのオーバーホールを行える点です。当社で製作した後でも、知識と道具があればご自身でメンテナンス可能です。油面や油種のデータも付けてあります。

 フロントフォークの純正部品代を除き、税抜きで¥228,600でした。

 

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一品物、カートリッジキット

 当社が独自に開発したカートリッジキットSGCFキット4P(セイクレッドグランド・カートリッジフォークキット・4ピストン)。

 これまでにTRX850を皮切りに、TZR250の3XV、GPZ900R、CB900F、CB1000SF/SC30やCB1300SFのSC54などを造ってきました。写真は新たに依頼を頂いたTRX850用です。大手メーカーから小規模メーカーに至るまで、フロントフォークカートリッジキットは販売されていますが、当社はオーダーによる製作で対応しています。

 私どもは、一人一人、一台一台に合わせ込み楽しい車両へ仕上げるための準備としてサスペンションを交換、又は改造を施し、その素材を使いお客様に合わせ込んでゆきます。サスペンションは交換して終わりではなく、そこからが始まりと捉える方が正解だと思います。

 価格は大よそ15~25万円程となります。特に旧車のZ1用に造った際は、カートリッジを追加しスライドメタルなどのベアリングを入れましたが、外観は純正然とした佇まいを残し、ブレーキからホイールまでそのまま手を付けなくても良いため、コストパフォーマンスは意外に良く、フロントフォーク改造費だけで終りました。

 適正に設定された足回りを調整し、ご自身のライディングスタイルに合わせ込む楽しみをこのカートリッジ追加により、提供してゆきたいと考えております。

*CB1300SFにおいては、現行のオーリンズフォークが素晴らしい出来なので、現在はそちらを推奨しております。興味をお持ちの方はそちらも問い合わせください。

 

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NSR250の試乗、セッティング

 久しぶりにNSR250の試乗を行いました。

 リアショックは関東で有名なショップがオーバーホールをしてあり、フロントは当社でカートリッジの調整機能を追加し、右伸び、左圧の調整を可能にしています。

 ピストンも交換し、シム組は当然変えました。予算の関係でスプリングは純正のまま二段ばねですが、イニシャル調整で上手く合わせ、全域で最高とは言えませんが、概ね楽しめる設定を作り上げました。

 フロントフォークが良くなると、リアも改造したくなります。NSRはシート高さが低いように感じます。数cm上げれば、運動性や前後輪に掛かる荷重が適正になり、よりスポーティーになりそうです。今後はシートの改造もしたいと思います。

 

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NSR250カートリッジキット、仕上げ

 NSR250のスタンダードには減衰調整がついておりません。そこで今回の改造では調整機構を付与し、右伸び、左圧の減衰調整を可能にしています。

 もちろんただ向きを変えれば良いわけではなく、純正の簡易的なシステムに対しシムを重ねる複雑な構造へシフトしてあります。NSRのSEやSPのカートリッジを使わずに他車種を流用し、ロッドをアルミに替え、オイル粘度や油面も変更します。自由長も少し伸ばして車体セッティングの調整幅を増やし、より好みに近づけられるようにしてみました。

 年内最後の仕事になりますが、昼くらいから実走セッティングを行い最後の仕上げを行います。これが一番の楽しみです。

 セッティング作業はキャンペーン対応となり無料でした。実際はお客様で15万円程でした。

 

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薄肉溶接パイプの突っ切りは難しい

 NSR250のカートリッジを改造するために、純正のスプリングカラーを切りました。

 薄肉パイプを突っ切り加工するのは中々手間なのですが、溶接パイプは更に難易度が上がります。薄肉なためにチャッキングでゆがんでしまい、少しのミスでチップが割れてしまいます。焦れば溶接部分がバキッと割れてしまい、カラーが使い物になりません。

 そこで、王道路線としてパイプの内側に軽圧入する部品を造り、パイプに剛性を持たせた上で突っ切り加工を行えば、かなりの部分問題を解消できます。

 

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NSR250R、MC21をカートリッジ化、伸び圧の減衰調整

 昨年製作した事例をご覧になったお客様が、NSR250Rの純正フォークにカートリッジを追加したうえで、伸び圧の調整付きに改造する依頼を下さいました。

 製作実績はあり、細かい部分に悩まず済むのはとてもありがたいです。早く造りお客様に乗って頂くのが楽しみです。予算は15万円程度を目安にしています。

 

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NSR250Rのフロントフォーク改造

 本日、お越しくださったお客様がNSR250R(湿式クラッチのSDT)のフロントフォーク改造依頼を下さり、カートリッジを追加する事になりました。

 250Rはカートリッジが無いので、そこは他車種を購入し、NSRに合うよう造り込みを行います。右は伸び、左に圧の減衰調整を持たせフルアジャスタブルとして使えるように致します。 

 昨年、CB1300SBにも同様の加工を行いましたが、今回も似た内容です。しかし、いつまでも同じ物をリリースするのは私の本分ではありません。今回も更なる発展形を考えています。私自身も楽しみです。

 

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BT1100が進展

 BT1100が毎日すこしずつ進んでいます。

 アルバイトの梅山が手を動かしてくれていますが、タペットはアルバイトの金岡が調整してくれました。かれら二人に加え大槻も週末が誕生日なので、来週は誕生会を開きご馳走でもてなそうかと考えています。

 エンジンも改造により変更しますが、前後サスも大幅に改造します。昔はフロントにカートリッジを入れ、リアにはホース連結のFG・FQE11でした。そのあと、リアサスを一体型リザーブタンクのFSM11に替え、フロントフォークはオーリンズを着けました。

 純正を改造したフロントフォークはかなり良い設定で、ポン着けしたオーリンズのフォークよりも上質でした。リアサスも改善を重ね、どんどん良くなってゆきました。この経験からわかるのは、造りが良くても車両や人に合っていなければ、意味をなさないという事実です。

 そこで今回は純正改で当社が販売するSGCFと呼ぶカートリッジキットを入れ、それを基に改良を進めます。その後、FGのカートリッジやオーリンズの現行正立フォークを投入予定です。

 リアサスにはFGの最新モデルFFX11を用意してあり、これを詰めてゆきます。早く走りだしたいです。

 

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CB1300SF・SC54について

 今朝、お客様からご自身の乗るCB1300SFについて書かれた内容のメールを頂きました。

 約一年ほど前に依頼を頂き、フロントフォークを当社独自のSGCFと呼ぶ右フォークを伸び、左フォークを圧の調整に改造しました。リアにはFGを取り付け、スウィングアームのピボットベアリングの交換も含め、車両全体をメンテナンスしました。話を聞き、タイアの減り方を見る限り、かなり走れてバイクを理解されている方だと察し、これならとことん改良を施せば絶対に楽しんでもらえると自身があったため、そのプランで話しが進み、一月ほどで納車しました。

 巷間ではCB1300SF・SC54は万人向けで面白くないなど様々ですが、私の評価は全く違っていました。国内、国外の車両を問わずバイクや車をつまらない乗り物にしている大半の原因は、サスペンションにあると考えています。CB1300SFもフロントの足りない部分を補い、リアサスをFGのFSM11かオーリンズのグランドツインに交換すれば、相当なレベルのスポーツバイクへ生まれ変われます。もちろん車重は重いのですが、それも捉え方・考え方次第で味方にできます。競技などを考えずに「楽しく乗れるのか?」に焦点を絞れば、十分に遊べる車両です。

 今回、お客様のメールに書かれていた評価で、一番うれしく感じるのは「サスの懐の深さ」との文言です。タイアにより変わったバランスを、調整次第で最良の状態へ持って行けるその幅の広さを感じてもらえ、望外の喜びです。しかし、お客様の調整能力も卓越した部類だと思います。

 私が目指しているのは、乗ってすぐに「この車両は凄い!細かい事は分からないが、とにかく楽しい」と思って頂ける車両造りです。乗って直ぐには分からなくても、晴れの日、雨の日、街乗り、ツーリング、人によってはサーキットでのスポーツ走行など、多くの状況を経験し少しづつバイクへの理解を深め、数年先に待っているオーバーホールでお客様から要望を反映し再調整、そこからまた高度なバランスと高い質感を持ったサスペンションに仕上げる。そして10年も経つ頃には、とんでもない車両に仕上がっている。こういうのを目標にしています。

 今回のCBでは総額で40万円の仕事でした。例えばカートリッジの無いゼファー1100などは50万円以上かかります。しかし、自分のバイクをもっと楽しく走れるようにしたいと考えている方や、外観は変わらなくても中味を良くしたいと考える方はに、当社で改造するのが最良の選択になるはずです。

 このブログをもってメールを下さったお客様への返答にするつもりです。お客様のメールの最後に「ブログはほぼ毎日よんでいます」とあるためです。これもまた嬉しい一文でした。

 

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