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夫婦喧嘩は猫も食わぬ

 結婚するずっと前に読んだ、イタリア語翻訳者の田丸久美子さんの随筆にあった一文が印象的です。それはあるイタリアの老夫婦が言った言葉で「最近の人はすぐに離婚するが、色々あって年を重ねやっと夫婦の味がでる」とありました。

 先週、妻と喧嘩をして一週間殆ど口をきいてもらませんでした。今回は自分から折れるのではなく、どうにか本音を伝えお互い理解し合えたように(自分勝手に)想像します。

 夫婦はもちろん、親兄弟、友達、お客様に対しても良い事ばかり言うのではなく、厳しい事でもしっかり伝えるのが愛だと思います。しかし、お客様の機嫌を損ねるのも良くありませんので、なるべく丁寧に心を尽くして伝えようとは思いますが、持って生まれた物はどうしようもなく、割とストレートに言ってしまうのが自分自身の良くない点だと自覚しています。妻の機嫌を損ねないよう気をつかうちに、その辺りが少しは改善したかしらん?などと感じたこの頃です。

 夫婦喧嘩は犬に限らず、猫も食べませんよね。

 

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CBR250RR、ローダウン

 現行の車両、CBR250RRのリアサスペンションを下げるため、加工を施しました。

 ダンパーで13mm下げたいと要望があり、10分程度考えた末に「イニシャルアジャスターの調整機構を排除すれば可能」と答えをだし、お客様に提案したところ、了承を頂き作業を進めました。

 ダンパーは短くすること自体が難しいのではなく、それに付随してスプリングのイニシャル量や、他の干渉を考える方が難しいと思います。今回は安価に大幅に下げる事を主にしたため、上記のような調整機構を捨ててまで下げ幅に執着しました。

 しかし簡単には調整できませんが、カラーを作り直したり、ワッシャーを追加すれば調整は不可能ではありません。そのためにダンパーを外し、ばねを外すという一般の方には非現実的な手法をもって可能となります。そのような手間を回避するべく経験から最適なイニシャル量を導き、乗り手と車両を考えた値に設定しました。あとは調子よく乗れるのを期待するのみです。

 

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NSR250のフロントフォークを改造

 TOTに出ている車両の改造を依頼され、作業を行いました。

 MC18のNSR250ですが、フロントフォークはMC21を使い、スイングアームも21のガルアームです。

 依頼内容は、純正フロントフォークの動きに限界を感じているため、減衰とバネのバランスを取り直すついでに、コンプレッションアジャスターの調整機能を追加する点です。

 ここ10年で急速に一般化した感のある右に伸び、左に圧の調整を持つ機構です。カートリッジとピストン自体は純正をそのまま使用しますが、トップアウトスプリングを追加するにあたり、部品を造り直しています。NSRでは初めての作業でしたが、かなり良い感じになってきました。一発目から相当詰めたセットに出来たと思いますので、後はダイアルや油面の微調整を行ってゆけば、ライダーの思い通りに動くようになりそうです。

 今回はオーバーホール、調整機能(SGCFと呼んでいます)にトップアウトスプリングの追加で大よそ13万円程度でした。ここから更にピストンをFGなどに交換すれば、詰めていった時の動きに違いが感じられるようになります。それは、NSRで筑波を1分1~2秒くらいから差が出る内容です。カートリッジを丸ごとFGなどの社外品に交換すれば、相当なレベルアップを図れますが、部品代だけで20万円以上した上に、取り付けるためには更に部品製作が必要となります。総計で30万円もかかったのでは、フォークを丸ごと交換する事も考えられそうです。ただ、41パイの正立では選べませんし、倒立にするにも社外品は43パイがほとんどなので、600ccの純正を流用するのが現実的となり、選択肢はかなり限られます。

 

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着実に

 一月近く前に、野良の子猫二匹がやってきました。

 昔からいるクロの餌を狙って喧嘩を起こすので、別に餌を用意してやると当然の事ですが、すっかり居ついてしまいました。

 一月以上もたつと、だんだんとなでたり持ち上げたりできるようになり、メス猫はおなかを撫でられる程になってきました。そこで娘に二匹の名前を付けさせてやりました。

 メスは「ユキ」でオスは「ナル」と命名しました。もう少し慣れ抱っこしても逃げないくらいになったら、避妊、去勢手術を受けさせようと思います。かわいそうですが、餌をやるので許してもらえると勝手に思います。

 写真が上手に載せられなかったは容赦ください。

 

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七五三

 日曜日は娘の七五三で、柏市増尾の廣幡八幡宮に参ってきました。

 この神社の目前を25年も前から何度も通っていたのに、全く気が付きませんでした。ただその境内に入ると静かで昔の日本を思い知るようなきれいな景色でした。

 建物も古来からの日本建築が、物を知らない自分には新鮮でした。そのなかで、当社にある縦型のダイキンエアコンと同じものがあり、妙な共通点がなんとなくおかしく感じました。

 

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チャック特集

 日刊工業新聞に、工作機械のチャック特集が載っていました。

 広告なのですが、役立つ記事も併せてありました。当社の旋盤は汎用機でそれほど特殊なチャックを必要としませんが、最新の機械動向や段取り省力化のアイデアに少しでも役立ちそうです。

 今使っているのは9インチで、10インチ以上を使ってみたい気もしますが、小物を掴むのに苦労するうえ、動き出しと収束に時間がかかる為いまのところは採用していません。しばらくしたら小型のNC旋盤を購入して、ネジ切やテーパ加工を迅速に行えるようにしたいと夢想しています。しかし、その前に汎用のフライス盤が先かも知れません。

 

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忘年会2

 土曜の夜は、56を卒業した名越哲平君のお父さんから誘われ、忘年会に参加しました。

 総勢30名前後来たその席に、SPタダオの忠雄社長、全日本チャンピオンの塩森さん、中須賀さん、他には哲平君と兄の公助君、JP250のチャンピオン上原君、ST600の國峰君がきました。

 忠雄社長にはモトクロスの全日本ライダーとワールドグランプリのライダーの違いを聴かせてもらえました。塩森さんとは数年前に筑波選手権で一年程、色々と話をさせてもらい非常に参考になる意見交換ができたのですが、特に当社の大槻は塩森さんから聴ける体験談と知見が参考になる様で、熱心に聞き入っていました。

 アルバイトの梅山君もつれて行きましたが、忠雄社長、塩森さん、中須賀さんに写真を一緒に撮ってもらい満足したようです。

 

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忘年会1

 金曜日の夜は、56デザインスポルトの中野真矢監督と広島高潤の社長・飯盛さんと今季の反省会と来季へ向けた展望を話し合いました。

 その場所となった魚料理を主にしたお店は、千葉駅近でしたが今まで食べた魚料理の中で一番でした。刺身から焼き魚、煮物までとても上品な味がして、本物の上質を少しは知ることが出来ました。ただ、妻いわく私の舌は「B級」なので片鱗を知る程度の表現に留めます。しかし美味しかった。

 こういうお店の雰囲気、味、接客含め全てが会社経営の参考になると同時に、サスペンションの方向付けにも役立ちます。人と接して色々な場所へ行き経験するのは大切だと思いました。

BMWのロッド製作、電制に対する考察

 BMWのR1200GSを依頼頂き、2本連続でロッド製作を行いました。

 リアサスペンションはリンク機構が無いために、リアダンパーに二面性を持たせる細工があります。ストロークの奥(バンプラバーの領域近辺)にオイルロックピースを設け、減衰を大きく立ち上げます。その部品が写真にあるロッドの先端、テーパの付いた部品です。

 二つの部品を圧入するために、細やかな寸法管理を必要とします。ダンパーには電制(電子制御)によりプリロードと減衰調整を行う機構があります。しかし、これは単に旧来の主導で行ってきた調整を電子制御(プログラム)により行っているだけです。つまり仕組み自体は旧来のダンパーと違いはありません。

 最高のサスペンションは人間(動物)の足、だと言っている人がいました。問題点は剛性だけだ、と。その真意は優秀な脳(制御)があるから、優秀なアクティブサスだという事です。これに関しては異論の余地がありません。通常のダンパーはパッシブ(受動)であり路面状況を”受け止める”だけです。人間の足は資格情報から路面状況をとらえ、能動的に状況に”対応”します。GPSの位置情報と連動してサスペンションの調整を行うのであれば、かなり満足の行く物になりそうですが、サーキットなどの決まった場所と状況が前提になります。確か90年代のF1はアクティブサスがあったと思いますが、詳しくないので、興味ある方はご自分で調べてください。

 上記の内容をもって、私自身は電制には賛同しかねます。はっきり言えば使いづらいからです。そうは言っても今後、私が考える以上の電制サスが現れるのを楽しみにしています。大メーカーの技術力で驚かせて欲しいと望んでいます。

 

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せっかく造るなら、綺麗な方が良い

 NSR250とVTR1000Fを同時に作業を進めるために、大槻からの依頼でフロントアップスタンドの駒を製作しました。

 303ステンレスをコーティングありのポジチップ、NR0.8で製作しました。仕上げ面は555回転で切り込み0.4mmで、送りは0.14mmです。推奨値からすると大きく外れていますが、キリコの飛び方等を考慮して、最近はこの辺りの数字で進めています。仕上げ面を意識するならもう少しNRを小さくして、送りと切り込み量の帳尻を合わせたいところです。ある加工屋さんは「ステンは送り命だから」と書いていましたが、確かに送り速度によって表面の粗さが大きく変わります。社内の作業用で殆ど目につく品ではありませんが、目にするたびに「もっと綺麗に仕上げればよかった」との考えが頭をよぎるのも面倒なので、最低限の美観は持たせました。

 POMなども同じチップを用いて、送りを速めにし回転も速めだとかなり綺麗な面がでます。プラスティックのため切削抵抗が少なく、材料の絡みも少ないため私のような初心者には非常に助かる材料です。

 今後もキリコの飛び方を研究して参ります。

 

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