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MT-07のオーリンズ

 本日、MT-07のオーリンズダンパーがオーバーホールを終えました。

 07用は初めて触りましたが、興味深い点がいくつもありました。ガス圧力とシム組(伸びと圧のバランス)です。かなり特殊に思いましたが、CBR250Rのドリームカップ専用オーリンズも同様の動きでした。乗ったことはありませんが、リアダンパーをなるべく沈めないようにして、コーナー入り口のダイレクト感を出すセットだと思います。

 ピストンは46mmですが、TTxが発売される前のモノチューブの最終形です。オイルシールもXリングからパッキン型へ変更されていました。そこで高さが喰われ、ガイドブッシュは最初期の15mmから10mmになっています。途中12mmもあったので、だんだん短くなってゆきます。パッキン型で多く見られるガイドブッシュが大気側にあるので、潤滑面でも不利になります。

 反面、パッキン型のオイルシールは旧来のXリングと比較して、締め代が多く取れるのでオイル漏れに強いのですが、抵抗は増える傾向にあります。

 

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CB1300SFのFGを分解確認

 イタリアから届いたFGを、早速分解しています。

 SC54に使うFSM11です。全てのFGをイタリアから届き次第分解するわけではありませんが、問題がありそうな品は分解するようにしています。当該ダンパは上下の取り付け部を、ゴムブッシュからオプション設定のピロボールへ変更しています。

 シム組は以前の物とは若干変更してありました。これは好ましい方向へ進んだと思います。

 最初の写真は、分解したシリンダ内部を吹いたペーパータオルです。黒く汚れているのが分かります。これは製造途中の加工で塗られた油を、ダンパ組み付け時に洗浄していない証です。ちなみにオーリンズの新品を分解して、同様の事をした場合は、このような汚れは見られません。

 ガスの圧力等も以前よりも突っ込んだ仕様です。一般売りしている中ではかなり冒険している値でした。私自身も実験を行った結果で「乗り心地が良いと体感できるなかで、害の無い範囲」で変更してあります。

 このダンパを取り付ける車両は、フロントフォークも大幅な改良を施します。他の点はまた後日記事にするつもりです。 

 

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FGが届きました。

 本日、イタリアから待ちに待ったダンパーが届きました。

 相変わらず、発注した品物が全数ありませんでしたが、それは毎度の事なので慣れたものです。 

 今回は依頼頂いた品と在庫以外に、改造してからの取り付けなどもあり、忙しくなりそうです。

 届いたのはCB1300SF・SC54のFSM11、BT1100のFQE11、CBR400FのFQE11、NINJA1000のFQT31、TRX850のFQT11に加え、消耗品とスプリングなどです。写真から見て取れますが、工具の掛かった跡があり厳しい基準では検品に合格しないくらいです。大手メーカーや輸入代理店と違い、FGという小さなメーカーに、零細企業の当社が輸入販売を行うと、これくらいの傷は販売するしかありません。しかし逆に手組の証であり、イタリア人の気質に触れる部分でもあります。一般に許される事ではありませんが、この傷を愛せる方に使っていただくしかありません。

 当社もFGと取引を続け、要望を出し品質の向上を目指してゆきます。

 

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ロッド製作

 最近は忙しくロッドを自作せず外注さんに任せることが多かったので、久しぶりに一から十まで自作しました。

 ネジ切が以前よりも早く仕上げられるようになっていました。一度組めば殆ど分解する必要はなく、それこそ内側の部品でお客様の目に留まることはありませんが、ネジを回す時の手触りがとても心地よく、高い満足感を得られます。鉄、ステンレス、アルミなど最近は色々な材料にネジ切加工を行っていたため、手際が良くなったのだと思います。

 

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FGとスナップオン

 今月、FGとオーリンズの新品ダンパーを発注頂いた方に、スナップオンの薄型スパナをプレゼントいたします。

 対象は車高調整部分に24mmのナットを使う車両です。先着3名様限定です。

 

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FGのステアリングダンパー

 新潟の方から依頼を頂き、FGのステダンを作業しました。

 部品の在庫はほぼ揃えているため、返事を頂きその日に作業を終えました。ステアリングダンパーは大別すると3種に分類できます。一つは想像しやすい単筒です。二つ目はオーリンズの筒が並列になった複筒があり、最後にFGのような同軸に複筒を持つ仕組みです。そこから更に加圧したり、調整ダイアルを設けたりと追加の機構を設けています。どれが良いわけではありませんが、オーリンズ以外の高性能メーカーは最後の3つ目の機構を選ぶことが多いようです。

 かなり前にWPのステアリングダンパーを作業したのですが、FGと全く同じ作りの品でした。多分どこかのヨーロッパメーカーがひな型になり、各社が小変更を加え販売しているようです。

 

 

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フリーピストン製作

 SHOWAのツインショックなどに使えるフリーピストンを製作しました。

 NSR250やVTR1000Fなどにも転用可能です。穴をあけフリピからエア抜きを行えるようにもでき、多様な使い方が想定できます。今回はレースで使う車両用に製作しました。ブラダでは長時間の使用でガスがオイル室側へ流れやすいため、それを解消することが目的です。そのほかに、伸び減衰のニードル先端形状を変えた調整棒を製作し、圧ダイアルのワンウェイバルブも、自作したバルブにしてあります。

 

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KLX・Dトラッカー125のフロントフォーク

 茨城県のKⅡプロジェクト様の依頼で、Dトラッカー125の前後ダンパーをメンテナンス致しました。

 フロントは単純な組み直しですが、一応ダンパーの内部を確認しておきました。シムが減衰を発生する仕組みではなく、オリフィスのみの簡素なカートリッジでした。改造は出来るため、予算に限りが無ければ調整機構も付与できます。

 ブレーキキャリパーが着く左のフォークのみ、スプリングを備えています。一本で良いため価格を抑えられますし、交換するにしても安く済みます。ただ、あまりに減衰を強めたり、スプリングを硬くし過ぎると動きに不均衡が顕著に現れます。そのため、緩い動きのフォークならば成立する機構だと考えています。

 

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ZZR1200のFG

 ZZR1200のFGが取り付け寸法に問題があり、一度組み直しました。

 エンドアイを交換し、アッパーマウントのカラーもボルト径が違っていたため交換となり、自由長も10mm長い状態でした。一度分解し短く仕立て直しました。その際に各部のグリスをしっかり塗布し滑らかに動くように仕上げました。

 このように多々問題のあるメーカーですが、乗り味は抜群です。機械的な要素がとても良いので、後は組む人間の感性次第でゴミにも宝石にもなります。納期が安定しなかったり、全く違う寸法だったりしますが、愛して止まないダンパーです。

 

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トップアウトスプリングの取り付け

 オーリンズのフロントフォークに、自社発注のトップアウトスプリングを取り付けました。

 汎用性を高める寸法なので変換カラーを必要とし、贅沢に7075で造っています。割と上手にできました。

 

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